自らをしっかり修め 初めてよりよく衆生済度ができる
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 【明慧日本2017年6月6日】私は中年男性の大法弟子で、今年39歳になり1997年に法を得ました。最近体験したことを書き出し、同修の皆さんと交流したいと思います。皆さんと共に向上し、正法修煉の最後のこの時期にもっと勇猛邁進し、より多くの衆生を救い済度できれば幸いです。正しくないところがあれば、慈悲なるご指摘をお願いします。

 一つの思い 一念も緩めず 常に正念を保つ

 用事があって、数日前に1人の男性同修と一緒に、十数時間の寝台列車に乗って四川省へ行きました。上、中、下3段、向側を合わせて6段の寝台列車のベッドで、同修以外の乗客4人は全て若い女性でした。私の斜め向側下段ベッドに、北京から来た会社員が乗っていました。その女性は今流行りのファッションスタイルで、肌の露出度の高い服を着ていました。これは私に対する試練だとわかりましたので、絶対にわずかな邪念も起こしてはならないと警戒しました。直ぐ同修に必ず正念を保つよう伝えた後、自分のベッドに戻り、師父の説法の録音を聞く以外、ずっと発正念をしました。しかし、気温が高く、ベッド間の距離が近く、その女性がつけた香水の匂いといろいろな仕草が視界に入り、ずっと正念を保つことは難しかったのです。5分から1時間くらいなら簡単ですが、十数時間の間、時々刻々正念を保つことは難しいと感じたので、私は絶えず続けて発正念をし、師父にご加持をお願いしました。

 終点が近づいたとき、はっきりと巨大なエネルギーに包まれ、まるで周りの環境と隔離されたような感じがして、列車が走行中の音と巨大な功能が鳴り響く大きな音しか聞こえず、車両中に巨大な功能が集合し、満ちていました。十数時間1回もその女性を見ることはありませんでした。成都(四川省の省都)に着きホームから改札までの長い階段があったため、その女性に荷物を運んで欲しいと頼まれました。そのとき、必ずこの人に法輪功真相を伝え済度しなければならないと一念が起きました。

 別れ際に、私は「会えるのはきっと何かのご縁で、どうしてもお伝えしたいことがあります。三退して平安無事になるということをご存知ですか」と彼女に尋ねると、驚いたことに、その女性はほぼ考えずにきっぱりと、「私は脱退します」と答えたのです。私は直ぐに少年隊と青年団から脱退することをメモしてから、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を覚えておくようにと伝えました。別れるときにもこのまま別れたくないし、もっと教えて欲しいとその女性の表情から読み取れました。それはきっと私から発した正のエネルギーに感動したからだと思いました。

 このことは私にとって感慨深いものでした。もし乗車中にずっと正念を保つことができなかったなら、どうなっていたでしょうか。まず、その女性は救い済度されないかもしれません。大法弟子の品行が正しこと、そして発正念して彼女の背後のよくない要素を取り除いたので、その女性は感動し、救われたと思います。次に色欲の関門を乗り越えられず、自分の次元が落ちてしまったら、旧勢力はきっとこのことを口実にして、迫害を加えたに違いありません。私たち修煉者は常に正念を保ち、たとえそれほど大きな力を持っていなくても、諦めずに堅持すれば、師父と正神はきっと宇宙中の正のエネルギーでご加持して下さります。

 正しく行い 正念を持って人を救い済度する

 四川省に数日滞在してから列車に乗って帰る途中の駅で、母親と娘の親子が乗ってきました。偶然なことはないと思い、この親子を救いたいと思いましたが、車両の中は人が多かったので、直接真相を伝えることはしませんでした。包装用の紙パックを見つけ、その上に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい。敬虔に念じれば福報が得られる」と書いて、タイミングの良いときを見つけ渡しました。2人がそれを読んでから、直ぐに「ありがとう、ありがとうございます」と繰り返し言われ感謝されました。その親子が降りたとき、私は追って行き車両の外で、「くれぐれも覚えておいて下さいね。これからの素晴らしい人生を心から願っています」と伝えました。その親子はずっと感謝しその目からは誠意が感じとれ、本当に心から感謝されたと感じました。

 再び車両に戻ってから時間を見つけては師父の説法を聞いたり、発正念をしました。向側に座っている学者らしい中年の男性を見て、必ずこの人を救いたいと思いました。修煉状態上の原因で、普段はめったに常人と雑談することはなく、面と向かって真相を伝えることも少なかったのですが、私は師父のご加持をお願いしました。するとチャンスがやってきて、その人はノートパソコンを持ち出し、何かの資料を作りはじめました。私は「どんな資料を作っていらっしゃいますか」と話しかけると、講義のために仏教について調べて研究しており、仏教がインドから消え、それが中国で千年以上にわたって伝わり続けたことに驚いたと教えてくれました。「私も仏家の中で修煉しており、少し説明できるかもしれませんが、もしよろしければ、このとこについて一緒にお話しても良いですか」と提案してみました。

 するとその人はとても喜んでくれました。「本当に良かったです。実はずっとお話をしたかったのですが、恥ずかしくて躊躇していました。一緒に来た友たちはあなたの上段ベッドにいて、彼はあなたが他の人と違って、体にエネルギーを帯びて、他人を抑制していると感じています。あなたの上段ベッドにいると脳の思考回路が乱れて、タバコを吸うことすら忘れてしまったそうです。さまざまな欲望が極度に膨張している最近のこの社会の中で、人の強いよくない欲望を抑える方法はがあるのですか」と質問してきました。私は「このような社会環境に流されずに自分をしっかり保つことは、修煉をし、正法による指導がなければ、誰もできないことだと思います。正法修煉以外にこの状態を変える方法はないのです」と答えました。その人はこの回答に賛同してくれました。そのあとさらに多くの質問をしました。2人は長い時間をかけて交流し、その人は私の話に納得し感服しました。最後に私はくれぐれも(中国共産党の)の政治には参与せず、三退すれば平安無事なれると教えました。その人は迷わず直ぐに脱退すると言いました。目的地に着き、私は降りなければなりません。その人は別れを惜しむように、時間の許す限りずっと私を見送ってくれました。最後に私に出会いとてもラッキーなことで、今後また一緒に交流したいと言って、私の電話番号を聞いてきました。これは済度されたと心から感激し、喜びを感じたからだとわかりました。

 大法弟子が衆生済度するとき 強いエネルギーを帯びている

 列車を降り、姉に迎えに来るよう電話で頼みました。姉は電動自転車に乗ってやって来て、手術を受けてからあまり時間が立っていないので、体がまだ辛く、痛みに耐えながらここまで来たと言いました。私が付いているからきっとすぐ治ると言いましたが、姉はやはり薬局で薬を買いました。

 姉は家に着いた途端に、体調が治ったばかりでなくとても気持ち良いと感じたので、薬を無駄に買ってしまったと言いました。帰りの途中でずっと私の体から大きなエネルギーを感じ、とても気持ちがよかったと教えてくれました。これは列車の中の衆生を済度していたとき、慈悲と正念の場がまだ完全に散っていないからとわかりました。姉は私の近くにいたので無意識のうちに体が調整されたのです。師父は「なぜならば、あなたは正法を修煉しているから、持っている慈悲で和やかな力は全ての正しくない状態を正すことができます」[1]と教えて下さいました。

 列車の中であった出来事、姉がエネルギーを感じた理由を教えると、とても感動していました。姉は仏教の居士であり、前は法輪功の真相を教えても、あまり信じてもらえませんでした。今回、姉の身に起きた奇跡を通じて大法の威力を信じるようになり、大法に感服し、大法の素晴らしさを信じるようになりました。姉が帰るとき、私は「自分は他に何も望んでいないが、特に何もしてもらわなくてもよい、ただ私たちと一緒にいってくれるだけでよいから、時間があるときは家に来て下さいね」と伝えました。

 今の衆生は、誰でも分かっている一面があり、皆大法のために生まれてきて、大法弟子の救い済度を待っているのです。私たち大法弟子は自分たちの責任の重大さを知り、一つの思い、一念も緩めないように気を付けなればなりません。自らをしっかりと修めて、はじめてよりよく衆生を救い済度できるのです!

 注:
 [1] 李洪志先生の著作:『オーストラリア法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/7/15/331404.html )
 
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