広東省の法輪功学習者・余梅さん 拘禁されて9カ月が経過
■ 印刷版
 

 【明慧日本2017年6月6日】広東省湛江(たんこう)市の法輪功学習者・余梅さん(50)は、昨年8月31日に連行され、同市麻章(ましょう)区第1留置場に拘禁されて9カ月が経過した。検察院は案件の公文書を差し戻したが、湛江市赤坎(せきかん)区公安支局は、再度作成した資料を検察院に手渡した。

 余さんは、法輪功を学ぶ前には多種の頑固な病気を患い、死ぬより辛い思いを経験した。法輪功を学んで間もなく、全身の頑固な病気はいつの間にか消え、気持ちが楽になった。今までと違って余さんが最も改善しているところは、日常生活の中でいつも法輪功の教え「真・善・忍」に従って人と接することである。

余梅女士

余梅さん

 余さんは「真・善・忍」の教えを堅持したため、迫害されて3回も危篤状態に陥ったことがある。余さんの夫は心配と圧力の下で病気になり、2006年7月14日に冤罪が晴れないまま死亡した。2015年7月7日、余さんは最高検察院と最高裁判所に法輪功迫害の元凶・江沢民を告訴した。

 昨年8月31日の夜、余さんと蘇桂英さんは法輪功迫害に関するショートメールを送信したため、市赤坎区公安支局と赤坎中華派出所の警官らに不当に連行され、湛江市麻章区第1留置場に拘禁された。

 翌日の9月1日、赤坎区610弁公室の頭目・黄祖華は、数人の男性警官と町内の女性役員達を引き連れて、余さんの家の扉をこじ開け、家財を押収して余さんの娘を脅した。9月30日、赤坎区公安支局が発布した逮捕令状が余さんの自宅に届いた。

 昨年12月9日、湛江市赤坎区公安局は余さんを罪に陥れようとして作成した資料を湛江市赤坎区検察院に手渡したが、書類は差し戻された。今年4月21日、湛江市赤坎区公安支局は再度作成した資料を検察院に手渡した。

 今年5月11日の午前9時頃、家族が依頼した余さんの弁護士は、案件を調べるために家族と一緒に湛江市検察院の立案科に着いた。家族は「うちの余梅は罪を犯していないのに、なぜ公安局に解放するようにさせないのですか?」と聞くと、応対係員は「黄菊群が担当している」と答えた。弁護士は黄の内線番号を聞き、その場で黄に電話をかけた。黄は電話に出て4階の公訴課にいると言った。弁護士と家族はすぐに4階の公訴課に行って訪ねたところ、係り員は「黄菊群は不在で、案件の調査で留置場に行っている」と言った。

 午前9時30分頃、弁護士と家族は湛江市第1留置場に来て余さんとの面会を求めた。留置場は面会の窓口を一つしか開けなかったため、大勢の弁護士が並んでいた。午後2時30分、弁護士はようやく余さんに会うことができた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/17/348289.html)
 
関連文章