法をよく学ぶと 周囲の環境も変わった
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文/北京の大法弟子

 【明慧日本2017年6月6日】1997年の春、両親は体がよくないため、隣近所の紹介で法輪大法を修煉し始めました。父は修煉を始めるや否や天目が開らかれ、座禅を組む時、自分の肩や腕の上に多くの小さな佛がずっしり座っているのが見えました。心を静めて修煉するため、父は師父にお願いして天目を閉じて頂きました。母は若いときから全身に疾病を患い、有名な「病気の問屋」で、修煉してから各種の疾病から解放されました。彼らは修煉当初から堅い信念を持ち、心身ともに大きな変化を見せ、家の雰囲気もよくなりました。

 当時、妹と私は2人とも大学に通っていて、私が医学院を卒業する直前でした。西洋医学を学んでいる私は漢方医学や気功に対してあまり受け入れることができず、しかし、両親の影響を受けて、私たちも次第に大法に接し、修煉に至りました。

 法を得た当初、私は堅く師と法を信じ、師父の法理に導かれて何度も関を乗り越えました。しかし、環境がゆったりとしてくると、私はだらけてきて精進しなくなりました。関や魔難がやってきたらしばし頑張って、それが過ぎればまた怠惰になりました。毎日、私は仕事や家庭の生活に多くの時間を使い、通勤途中や寝る前の時間を利用して学法し、仕事が忙しくなればこれっぽっちの時間も保証できなくなりました。真相を伝えることもあまりしておらず、ただ真相紙幣を作ったり、小さな真相のビラを印刷して近くの団地で貼りました。しかし、故郷にいる母はとても精進しており、衆生と面と向かってきちんと真相を伝えたり、現地の同修と一緒に資料点を建てたりして、数年来、周囲の同修たちにずっと真相資料を供給してきました。

 母の激励の下、私もいくつかの真相伝えのプロジェクトに参加し、プリンター関連の技術問題の解決と関連消耗品の交換および供給を担当しました。私自身もできるだけ多くの携帯しやすい真相カードを作って、通勤途中または週末出かける際に適切な場所を選んで貼ったり掲げたりしました。また、私は一部の真相紙幣を作って、実家に帰る度に母と両替していました。その後、母は安定した真相紙幣の供給先ができたので、私は作ったものを自分で使用しました。

 2015年、江沢民を告訴する盛んな雰囲気の中で、母と周囲の多くの同修は実名で高等裁判所と高等検察院に訴状を送りました。その直後、現地の公安局や国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の人員は何度も嫌がらせをしにきました。普段から学法や三つのことをしっかり行い、正念もとても強い母は嫌がらせをしに来た人たちにも真相を伝えました。最後には、彼らは母が「高齢のため、いかなる処理(拘禁や、刑罰を下す)も行わない」の理由で嫌がらせをやめました。母の強い正念以外に、師父がいつも傍で見守ってくださっているおかげで、邪悪は自ら退却したと私は思いました。

 母は江沢民を告訴した後に、自身の悪い物質が多く取り除かれた事を実感し、さらに精進の歩みを早めました。母とのギャップを見て、さらに『二◯一六年ニューヨーク法会での説法』を学び、私はいまだに多すぎるほどの人心を持ち、三つのこともあまりよく行なっていない自分のことを反省し、残り少ない時間の中で急がなければならないと思いました。

 最近、転職や子供の入試、さらに家の細々とした煩わしい事が多く、心を静めて学法できない私は法を暗記しようと決心しました。以前も『道法』、『真修』、『佛性と魔性』、『洪吟二』などを暗記したことがあって、『轉法輪』第1講の数節も暗記しましたが、長続きしませんでした。今、私は新しい『論語』を暗記して毎日暗唱し、一から『轉法輪』を暗記することを決心しました。一字一句を暗記してから法に溶けこむことを感じ、一字一句を暗記する中で多くの察し難い人心を見つけることができました。

 夫はずっと私達の修煉を理解していませんでした。以前、私は彼と口論しないことや、直接衝突をしていないこと、定時に食事を用意したり、洗濯もきちんと行うことなど、法理に叶うこれらの表面的な事を持って自分の彼に対する態度を評価し、よくできていれば、知らずのうちに彼を感化できると思っていました。しかし、私達の間にずっと一層の隔たりがあるように感じていました。

 学法や法の暗記を強化してから、私はやっと自分の心の奥深い所に怨む心が隠されていることに気付き、しかもその心が彼の家族まで及んでいました。以前、仕事などでとても疲れたと感じた時に、この心がよく現れました。頭の中ではまるで2人の小人が口論しているように、お互いに相手の不足を探していました。時に、彼の過ちを立証するために、私は頭の中で多くの仮説を立てました。たとえば、彼が北京に訪ねて来る私の家族を家に泊らせようとしない時には、私は「あなたの家族が診察や用事でここに来たら、私も家に泊らせない」と考えました。また、私の母に対して彼がよくない態度を取れば、私も嫁ぎ先に帰ったら無言のままで、誰にも声をかけませんでした。今考えてみれば、このすべては常人の考えで、常人の方法で問題に対処し、外に向けて探し、自分の「私」を保護する人心を探しませんでした。

 見つけたら必ず取り除きます! 最近の私は常に明慧のラジオ放送を聞いたり、法を暗記したりして、常人のことを考える余裕を脳に与えないようにしています。また、夫に対して、私は以前のようにただご飯を炊いてあげたり、服をよく洗ってあげたりすることに止まらず、真心から彼に関心と思いやりを寄せるようにしています。

 徐々に、夫の情緒は大きく変わりました。彼はいつも遅くまで起きているので、私を邪魔しないように別の部屋で寝ており、ほとんど私の部屋に来ません。こうして、私は夜に自分の部屋で学法することができて、朝は時間通りに煉功することができました。時に、彼は仕事の悩みを私に打ち明けます。以前の私は「あなたは真・善・忍を自分の判断基準としないから、しんどくなるのは当たり前だよ」とよく考えて、甚だしきに至って、彼のあきらめがつかないことを非難までしました。彼もその後、あまりこのような話題をしなくなりました。今の私はまず彼の立場に立って彼の難しさを思いやり、それから法理に沿って彼の理解できる範囲で解決方法を助言するようにしています。彼も聞き入れてくれて、ときどき「なるほど、その通りだね!」と賛同してくれました。

 法をよく学ぶようになってから周囲の環境も変わりました。子供は家にもっとも近い市の重点中学校に合格し、私も仕事を変えてから、ゆったりとした環境の中で自分のよく知っている業務をこなすようになり、学法できる余裕の時間が増えました。法をよく学んで初めて三つのことをしっかりと行うことができます。残り少ない最後の時間の中で、私は師父のお話を聞き、精進して着実に自分を修め、最後の道をよく歩み、師父について家に帰りたいのです。

 個人の体得ですが、適切でない部分があれば同修の慈悲なるご指摘をお願いします。師尊の慈悲なるご済度に感謝致します!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/28/348799.html)
 
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