成都市の学習者・程懐根さん 刑務所で迫害され死亡
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 【明慧日本2017年6月6日】成都市天府新区の法輪功学習者・程懐根さんは2015年5月13日、ある住宅区で「世界は真・善・忍が必要だ」などの横断幕を掲げただけで不当に連行された。その後、程さんは懲役4年の判決を下され、楽山嘉州刑務所に入れられ、長年の迫害を受けて数日前の今年5月29日に死亡した。享年54歳だった。刑務所側は程さんの家族に電話で程さんが既に「人事不省になった」と知らせたが、他方、華陽現地の当局に「程の妻が刑務所に来るのを阻止しろ。万が一来たら、必ず彼女の行動を抑えてくれ」と求めたという。

'程怀根遗照'
程懐根さんの生前の写真

 大法を修煉して命拾いする

 程さんは1992年に喘息(ぜんそく)を患い、その後、年々重くなり、発作が出ると必ず応急手当をしなければ、命う失う危険があった。

 2006年、程さんは法輪功の修煉を開始し、「真・善・忍」に従って自己を正し、より良い人間になるように頑張った。やがて、程さんは喘息の発作が出なくなり、しかも性格も良くなった。

 真・善・忍を広めて 懲役4年の判決を下される

 程さんは法輪功への感謝の気持ちがいっぱいだった。2015年5月13日、程さんは天府新区華陽鎮のある住宅区で 「世界は真・善・忍が必要だ」 「法輪大法デーを 全世界が一緒に祝賀する」という横断幕を掲げたため、多くの学習者と一緒に派出所まで連行されて、指印を取られ、血液検査やDNA鑑定を強要された。

 同年6月3日、程さんは連行され、7月3日、逮捕された。留置場で1年の間拘禁されていた程さんは、何回も喘息の発作が出て、病院に搬送され、痩せこけた。

 昨年6月10日、裁判が行われた。法廷で、弁護士は「程さんは住宅区でたった2枚の横断幕を掲げただけで、社会に何の危害を与えたのでしょうか? 誰に危害を与えたのでしょうか? 世界は真・善・忍が必要だとのどこが間違いなのでしょうか」と答弁した。公訴人は頭を下げて何も答えなかった。程さんも「自分は法輪功から受益したから、法輪功修煉の幸せを皆と分かち合いたかっただけで、それのどこが違法なのでしょうか」と述べた。裁判長は20分の休廷を宣告した。戻った後、裁判長はすぐに程さんに懲役4年の判決を言い渡した。突然、この判決を聞かされた法廷内の多くの人はぎょーとした。明らかに冤罪である。

 嘉州刑務所で 多くの学習者が迫害されて死亡

 程さんは嘉州刑務所で数カ月間拘禁された後、迫害され死亡した。法輪功をして、あれほど元気だった程さんがあっという間に、急に亡くなった。刑務所側の責任は逃れられない!

 嘉州刑務所は、転向しようとしない学習者に対して、「厳管区」に入れて飲食を提供せず、長い時間、体罰などの手段で迫害を加えた。学習者・黄定成さんは「厳管区」を出た後、両腿がひどく変形し、2、3カ月正常に歩行できなくなった。学習者・明紹林さんはスタンガンで電撃され、悲鳴の声が遠くまで響き渡った。学習者・鄒雲祝さんは2013年8月に五馬坪刑務所(嘉州刑務所と合弁した)に入れられて、2015年5月に迫害されて死亡した。

 九監区では、警官の指示によって学習者を監視する受刑者は、常に次のように叫んでいる。それは、「転向しない者は、定められた一つの結果に向かうしかない。即ち、3日後にはやつれはて、一週間後には崩れ落ち、半月後には病床に伏し、一カ月後には地獄に行くしかない」と叫んだ。なんと残酷極まりないことか。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/6/2/349040.html)
 
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