【明慧日本2017年7月7日】カナダ・バンクーバー在住の法輪功学習者は、先月25日午後、北京在住のカナダ人・孫茜さんが法輪功を修煉している理由で連行されたことを受け、駐バンクーバー中国領事館の前で大規模な抗議活動を静かに行った。学習者達は中国当局に孫茜さんの釈放を要求し、同時にカナダ政府やNPO団体とマスコミなどにも救助の手を差し伸べるように求めた。
バンクーバー在住の学習者が中国領事館前で孫さんの不当な連行に抗議 |
現地のマスコミが抗議活動を取材 |
中国領事館はグランビルストリートにある。この道路はバンクーバーに行く主幹道路であるため、多くの車が走る。学習者が道路側に立って、「カナダ国民・孫茜さんを即時に釈放せよ」 「法輪功への迫害を停止せよ」 「法輪大法は素晴らしい」 「世界は真・善・忍を必要としている」などの横断幕を大きくかかげ、静かに抗議した。多くのドライバーが通りかかると、クラクションを鳴らし支持し、車内の乗客も窓を開け、学習者に合掌し敬意を表した。
報道によると、今年2月19日、孫さんは北京の自宅で20人余りの警察官らに不当に強制連行された。その際、自宅にある大法に関する書籍、携帯電話、CD、プリンター、パソコン等多くの私財を押収された。またその後、孫さんの家族は数週間も掛けて孫さんの行方を探し回り、ようやく拘禁されている場所を突き止めた。孫さんは現在北京第一留置所に拘禁されており、手錠を掛けられた。そしてさらに、手錠を掛けられたまま両手を鉄製の椅子に固定させ、胡椒(こしょう)を混ぜた水を絶えず顔に噴霧され、酷い拷問を受け続けているという。その上、孫さんは法輪功を信仰しているという理由だけで、裁判に掛けられそうになっているという。
バンクーバー法輪大法佛学会は、声明の中で中国当局の暴挙を強く非難すると同時に、カナダ政府に助けを求めた。そして、18年もの長きの間続いているこの法輪功に対する迫害は、中国で最も深刻な迫害を受けている団体となった。
51歳の孫さんは北京にある生物化学会社と北京リーダーマン生化学株式会社の理事をしていた。2007年孫さんはカナダ国籍を取得した。以前、うつ病、肝臓壊死、心停止を起こすなどの病気を患っていた。2014年、孫さんが法輪功を習ってから、すべての病気が短期間で奇跡的に治った。
現在、孫さんが不当に連行されたことは、カナダ政府および各党派の議員の関心を集めている。ピーター・ケント議員、エリザベス・メイ議員、マイケル・クーパー議員などの多数の国会議員が、政府に何らかの行動をとるべきだと訴えている。また、カナダ外務大臣クリスティア・フリーランド氏が国会で「自分は孫さんの案件に非常に関心を持っている」と発言した。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2017/6/30/164474.html)