貴州省金沙県の法輪功学習者 不当な裁判を受け刑務所に
■ 印刷版
 

 【明慧日本2017年8月8日】貴州省金沙県元教師の法輪功学習者・曹乾蓉さん(73歳女性と黄玲雲さん(50代女性)は、それぞれ懲役4年と懲役1年半の実刑判決を受け、現在貴州省第一女子刑務所(別称・羊艾刑務所)に拘禁されている。

 5月に曹さん、黄さんの2人は貴州省金沙県裁判所から、それぞれ懲役4年と2年の実刑判決を受けた。黄さんはこれを不服として上訴し、刑期を6カ月減刑され、懲役1年6カ月になった。 

 曹さんは元金沙第三小学校の教師で、教務課主任を担当していた。昨年3月の月初めに、金沙県城東派出所の3、4人の警官らは曹さんの自宅に侵入し、何も伝えずにいきなり家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍及び法輪功迫害に関する資料、個人の所有する物品を押収したあと、曹さんを城東派出所へ連行した。24時間後に釈放されたが、年7月上旬ごろ再度、曹さんの自宅へ行き、逮捕状を投げ出したあと曹さんを連行し、金沙県留置場へ拘禁した。

 黄さんは元貴州省金沙県酒造メーカーの職員だった。昨年3月に金沙県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、城東派出所と城東区民管理センター(中国共産党組織の一部で、住民を監視する役割)の関係者は、黄さんの自宅に侵入し、黄さん所有のパソコン、プリンター、その他の物品、法輪功の書籍を押収したあと、黄さんを城東派出所へ連行し、1週間拘束したあと釈放した。昨年7月中旬、城東派出所は押収したものを返却するという理由で黄さんを呼び出して騙したあと、そのまま黄さんを金沙県刑務所へ連行し拘禁した。今年5月まで黄さんの家族は、金沙県裁判所からの懲役2年の実刑判決の通知を受け取ったことはなかった。黄さん本人が刑務所で判決書の内容を聞いたあと、それを不服として上訴し、刑期を6カ月減らされ、懲役1年6カ月に減刑された。

 1999年7.20以降、中国共産党政権が法輪功への弾圧を始める前から、2人は法輪功の修煉をしていた。健康保持と病気治療の効果が顕著に現れ、2人は持病が治り、体が軽くなると同時に、より良い人間になり、トラブルが起きたときは自分の内へ不足を探し、周りの人に気を配るなどを実践し、心身共に健康になった。

 曹さんは法輪功を修煉する前、体が弱く、体の内臓から皮膚まで、頭から足まで病のないところがないほど多くの病を患っていたため、50歳に満たないのに人生に絶望し苦しんでいた。両脚の痛みと痔に最も苦しんでいて、風邪を引きやすくその他の持病も患っていた。体が辛いために、周りの同僚や生徒や家族によく当たったことがあった。しかし、法輪功の修煉をはじめてから短期間で持病が治り、修煉してから20年間、病気で注射を受けたことも、入院したこともなく、薬を飲んだこともなく健康だったため、全力で仕事に打ち込むことができた。

 曹さんはもともと温厚な性格で、他人とトラブルを起こすことはめったになかったが、法輪功を学んでからはさらに私心をなくし、他人に優しく接していた。このような曹さんが迫害され、周りは衝撃を受けた。

 しかし、2人が法輪功への信仰を諦めないという理由で、1999年の迫害以降、何回も迫害された。黄さんは1回目は15日間、不当に金沙県の薬物更生施設へ拘禁されたこともあった。

 曹さんは何回も連行され、刑務所に拘禁されたことがあった。2003年から2007年の間、曹さんは3回金沙県留置場に連行され拘禁されていた。1回目は15日間、2回目は二十数日、3回目は四十数日だった。2012年から2014年の2年間の間、曹さんは貴州省仁懐県留置所へ不当に拘禁され、数カ月後、仁懐県裁判所は開廷の際、曹さんの家族と友人は裁判所の前で現地の警官らに故意に別のところに誘導され、裁判を傍聴することができず、曹さんには不当な判決が下った。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/1/351930.html)
 
関連文章