文/ ワシントンDC法輪功学習者
【明慧日本2017年8月14日】ワシントンDCの法輪功学習者は8月4日の夕方、駐ワシントン中国大使館の前で集会を開き、拷問などの迫害で死亡した法輪功学習者・楊玉永さんに対して、中国共産党を強く非難し、同時に楊さんの妻である孟憲珍さんや天津市の法輪功学習者の王思栄さんの即時釈放を要求した。
今年の7月11日、天津市武清区の学習者の楊玉永さんは、武清留置所の迫害によって死亡した。彼の生前の録音では留置所で拷問を受けたことは明らかである。家族が病院で楊さんの遺体を確認したところ、首や全身にわたって強く殴打された傷跡があり、耳や目には血が溜まり、耳元に大きな傷口があり、足の爪に竹串で刺された痛々しい傷跡があったという。
天津当局は14両のパトカーを出動させて楊さんの遺体奪い去った。楊さんの妻である孟憲珍さんは昨年12月7日、強制連行されたのち、未だに留置所に監禁され、閉じ込められたままの状態にある。
楊玉永さんと面識のある宇静さんは、生前の楊さんについて語った。「楊さんは性格が明るく、責任感の強い人で、隣近所が認める善い人でした。彼が迫害で死亡したという情報を聞いた時、心が裂ける思いでした。このような責任感があり、健康的な善い人が迫害で殺害されるなんて、この事実を信じようとしましたが、信じられませんでした」。宇さんは中国共産党の不当な迫害の即時停止と、楊さんの妻・孟さんの即時釈放を強く求めた。
同じく天津市の学習者の王思栄さんは、昨年の元日に天津市民に新年の挨拶のために、横断幕をかけているところを連行され、未だに留置所に不当に収容されて1年5カ月になる。楊さんが迫害で死亡したことで、王さんの娘さんの徐潤涛さんは、母親の安否を非常に心配しているという。
母親の写真を手に持ち、母親と同時に連行された趙樹霞さんと邢偉さんの即時釈放を求める徐潤涛さん
「母が留置所で全身に痛みが現れ、気分を悪くし、心臓の具合も悪くなるなどの諸々の症状が現れ、私は母の安否を非常に心配しています」と王さんの娘の徐さんが訴えた。そしてさらに、母を含む趙さんや邢さんたちの即時釈放を強く求めた。
情報筋によると、今年上半期だけでも不当に連行された54人の法輪功学習者が無罪で釈放された。集会の司会者を担当した葛敏さんの話では、数十万人の法輪功学習者が不当な判決を受けている中、この54人はわずかな比例ではあるが、しかし無視できない現象の現れであり、それは江沢民集団の虚言や厳しい情報封鎖の中で、真相が公安、検察、裁判所の人員の善良な心を開かせることができたと言える。
米国ワシントンDC法輪大法学会会長の頼善桃博士は、中国国内の公安、検察、裁判所の迫害に参与している人たちに次のように呼びかけた。「あなた方は、今すぐに危険の瀬戸際で踏みとどまり、悪を捨てて善に改めなければ、江沢民集団に対する審判が始まると、後悔する機会さえもなくなります」
現在では世界において20万人を超える人々が、中国の最高検察院や、最高裁判に江沢民の法輪功学習者に対する迫害の罪を告訴している。法輪功学習者は中国のより多くの民衆に、江沢民集団の虚言を見破り、法輪功の真相を知ってもらい、正しい選択をするように希望しているという。