「私は法輪功の修煉者です」
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2017年12月12日】2015年の中秋の名月の夜10時頃、私は子どもの家で夕食を終えてから、夫は私をスクーターに乗せて家路を急いでいました。その日は祝日で、それに寒い日でもあり、環状線には人かげはありませんでした。ただ一台のタクシーだけが私達の10メートル先をスピードを出して走っていました。夫もスクーターを飛ばし、それぞれの車は環状線の右側を疾走していました。

 突然、前方のタクシーが左にハンドルを切り、いきなり私達の前に立ち塞がりました。衝突を避けるため、夫は急ブレーキをかけました。しかし、その勢いで私は投げ出されました。意識が戻った時、タクシーの運転手と夫は両側に立って私を眺めていました。私は動くことができず、話すこともできず、心臓がもう止まったかのように感じ、ただわずかな意識で、師父に助けを求めました。私は心の底で絶えず「師父、お助けください、お助けください」と叫んでいました。

 心臓がしだいに動き始めたように感じ、体も少し動くようになりました。私は手振りで運転手に「起き上がりたいので支えてください」と伝えました。しかし、駄目でした。心臓がとても苦しく、体が動くと意識がなくなってしまいそうでした。私は運転手の体に寄りかかり、座ったり、横たわったりして、絶えず師父に「お助けください」とお願いしていました。

 運転手は30歳前後の若者で、かなり脅えた様子でした。運転手は腕で私を支えながら「大丈夫ですか? 祝日なのに、こんなことになってしまって……」としきりに話していました。

 しばらくしてから、私はすこし良くなったと感じ、心臓もそれほど苦しくなくなり、そして、途切れ途切れに話すことができるようになりました。運転手に支えてもらって、私は座り「もう大丈夫ですよ。怖がらないで下さい。私には見守ってくださる師父がいらっしゃいます。私は法輪功を修煉しているので、何事もあり得ません。今日、あなたは法輪功の弟子に出会って、本当に幸運でした。さもなければ、あなたは大変でしたよ」 と言いました。運転手は再三、自分はとても幸運だと言いました。

 夫は「早く病院に行って検査しよう」と言いましたが、私は「大丈夫ですよ。この若い人を驚かさないでください。彼も大変ですから。お金に困っていなければ、こんなに夜遅くまで働いていないでしょう? だって、中秋の名月の夜、皆家で家族団欒をしているはずですよ。ほら、道路にはこのタクシーだけが走っていたじゃないの? 病院に行けば、検査をしたり、レントゲン写真を撮ったりして、結構お金がかかります。このお金を彼に請求すれば、彼はどれほど働かなければならないでしょうか? 師父は弟子にそうはさせません! 師父は弟子がどんなことに出遇っても、人のために考え、人が耐えられるか、人を傷つけていないかをみるように、真・善・忍を守って、良い人になるように求められていますから」と言いました。

 私は運転手に「あなたは今日、自らの目で本当の法輪功修煉者を見ましたね。テレビで言っている法輪功に対する誹謗中傷のデマとは違うでしょう?」と言うと、彼は「違います」と頷きました。私はさらに「くれぐれも騙されないようにしてください。『天安門焼身自殺』は嘘偽りです。江沢民は法輪功を迫害して、今、世界中で訴えられており、必ず法により裁かれます」と言いました。そして、運転手に法輪功の真相を伝え、最後に「三退」して自らを救う理由と方法を話しました。私の手助けのもと、運転手はあっさりと少年先鋒隊から脱退しました。

 私は運転手に支えてもらって立ち上がりました。しかし右の足首が折れたようで、地面に足を下ろせません。運転手はようやく私をスクーターに乗せました。しかし、その時、スクーターのブレーキ、トランク、そして、スクーターに乗せていたステンレスの蒸し器などが全て壊れていることがはじめて分かりました。運転手は「どうすればいいでしょうか?」と言い、私は「大丈夫ですよ。自分で修理しますから」と言いました。そして、「もう遅いから、あなたは帰っていいですよ。ご家族が待っておられるでしょう。ご家族に心配をかけてはいけません。そして、『法輪大法は素晴らしい』、『真・善・忍は素晴らしい』、これをしっかり覚えてください。災難に遭った時、それを念じると、命を守ることができますから。今後、運転する時、安全に気をつけてくださいね」と伝えました。

 翌日、胸全体が腫れ、胸から背中にかけて、締め付けられるような痛みがあり、右足も痛くて地面に下ろせませんでした。そして、心臓はやはり正常ではなく、息が苦しく、体がバラバラになったような感じでした。家族は皆「早く病院に行きなさい」と言いました。私は「安心して下さい。絶対大丈夫です。師父がかまってくださっているから」と説得しました。弟は「運転手をこのまま帰らせていの?  お金を全くもらわず、車のナンバーもメモしていないじゃないの。せめて、彼にスクーターを修理してもらうくらい、やり過ぎではないでしょう」と不満気でした。私は「彼はわざとしたわけでもないし、それに私は修煉者だから。私は師父のおっしゃる通り、他の人のために考えなければなりません。師父の要求通りにすれば、師父はきっと私を見守ってくださるから」と言いました。

 今回のことの最初から最後まで、私は自分のことを全く考えず、完全に運転手のために、ただ運転手を救うことだけを考え、噓に騙された運転手が真相を知り、助かってほしい気持ちでいっぱいでした。

 修煉して20年近くなりました。親戚や友人も私の身に起きた多くの不思議なことを目の当たりしました。彼らは私の意志が固いのをみて、もう私に病院に行くよう強要しなくなりました。夫も大した怪我がなく、寛骨をすこし痛めただけで済みました。夫はいつも大法のお守りを身に着けているので、これまで何度も交通事故に遭遇しても、すべて無事でした。

 私は痛みに耐え、法を学び、煉功を続け、体が日に日に良くなり、1週間後、完全に回復しました。家族は再び大法の神秘さを目撃しました。

 師父は再度私を救って下さいました。師父に感謝いたします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/29/354055.html)
 
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