鄧仕娥さんは上告するも 弁護士との面会を許されず
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 【明慧日本2018年5月5日】広東省河源市の法輪功学習者・鄧仕娥さんは、懲役23カ月の実刑判決を宣告され、広東省従化女子刑務所に収容された。刑務所に拘禁された鄧さんは判決を不服として、引き続き上級裁判所に上告した。そのため、2018325日に弁護士は刑務所に行き、鄧さんと面会しようとしたが、刑務所の警官に追い出されて、面会できなかった。

 鄧さんは訴状に「弁護士は法廷で法律に基づき、法輪功を学ぶのは合法だと明白に説明したが、河源市中級裁判所は法律に従わず、法を知りながら法を犯し、原判決を維持するとの結果を出しましたが、私は無罪ですので、解放してほしいのです。私達法輪功学習者たちに着せられた罪は、みな冤罪です」と書いた。

 鄧さんは以前、短気な性格で、多種の病気を患い、薬を飲んでも注射しても治らず、家族関係もとても悪かった。しかし、幸運にも法輪功に出会って学んだ鄧さんは、それから心身ともに健康を取り戻し、毎日笑顔で居られるようになり、穏やかな家庭を築いた。

しかし、19997.20、江沢民グループは法輪功への残酷な迫害を開始し、全国のマスコミを利用して法輪功への誹謗中傷を行なった。鄧さんは人々が中国共産党の宣伝に騙されないようにと、誠心誠意に「法輪功は真・善・忍を信仰する修煉功法です。私は法輪功を学んですべての病気が完治しました。私は法輪功の教えに従って、より良い人になるように努力しています」と訴えた。しかし、法輪功を学び続けた鄧さんは4回も拘禁された。洗脳班2回拘禁され、懲役2年と懲役4年の2回とも実刑判決を下され、広州女子刑務所に収容された。

2016924日、鄧さんは自宅で東源県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、610弁公室、源城区国保大隊などの警官二十数人にドアを壊され、侵入されて連行された。そして、警官は鄧さんの家にある法輪功関連書籍などの私財を押収した。その後、警官は鄧さんを連行したことを鄧さんの家族に知らせなかったため、家族はいろいろな所を探して、やっと鄧さんが東源留置場に拘禁されていることを知った。

2017120日、鄧さんは東源裁判所に不当な開廷をされた。裁判の当日、裁判所は鄧さんの弁護士を法廷から追い出し、家族の傍聴も許さない状況下で、鄧さんに懲役23カ月の実刑判決を宣告した。鄧さんは直ちに上告した。同年411日、中級裁判所は「原判決を取り消し、再審をする」という結果を出した。そのため616日午前、再審が開廷されたが、家族2人だけしか傍聴を許されなかった。

法廷で弁護士は、公訴人が出した証拠は不備な点ばかりで、法律上の根拠もないと指摘し「法輪功を学ぶことは合法で、公民には信仰と言論の自由があります」と答弁した。鄧さんは「真・善・忍に従って良い人になろうとしていることは、どの法律を犯したのですか?  世界100以上の国と地域に住む人々が法輪功を学んでいます。法輪功の本は多くの言語と文字に翻訳されています」と訴えた。

77日、東源裁判所は鄧さんに懲役23カ月の実刑と罰金5000元の判決を言い渡した。鄧さんは即時に上告したが、中級裁判所は開廷もせずに、鄧さんの上告を却下し、原判決を維持すると結審した。

20171122日、家族は東源留置場に行き、鄧さんに面会しようとしたが「すでに先週、鄧仕娥を広州市花都女子刑務所に送った」と警官に言われたという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/4/11/364014.html)
 
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