遼寧本渓市の呂彦坤さん 鄭州刑務所で迫害され死亡
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 【明慧日本2018年6月6日】法輪功学習者・呂彦坤さんは河南省済源市裁判所に懲役6年の不当な実刑判決を宣告され、2017年のはじめに秘密裏に鄭州刑務所に送られた。その結果、肝臓に腹水がたまり、肝臓がん末期と診断された。しかし、刑務所と本渓市の法曹機関は解放時期を伸ばし、治療のタイミングを遅らせたので、呂さんは2018年5月2日、家に帰されたが18日後に、他界した。享年59歳であった。

 呂さんは1999年の4.25に総理と面談した人の1人である。1999年7.20、中国共産党による法輪功への迫害が始まってから、何度も拘禁され、労働教養処分に処せられたため、長期にわたって放浪生活を余儀なくされた。

 呂さんは2002年11月に河南省鄭州市にやって来て、より多くの住民に法輪功の無実を伝えるため、鄭州テレビの割り込み放送に関わった。2003年7月に逮捕されたが、半月後に呂さんは脱獄できた。しかし、1カ月後に再び身柄を拘束され、呂さんは懲役3年の不当な実刑判決を宣告された。

 2015年1月、市国保(法輪功迫害の実行機関)は罠をかけ、呂さんを強制連行した。呂さんは留置場で1年7カ月間拘禁された後、裁判所は家族に知らせないまま、秘密裏に呂さんに懲役6年の不当な実刑判決を宣告した。そして、呂さんは2017年はじめ、新密市鄭州刑務所に移送された。

 2018年4月4日、刑務所側は家族に呂さんは肝臓に腹水がたまり患ったため、司法鑑定結果により、一時出所できるかどうかを判断すると知らせてきた

 その期間中に家族が呂さんと面会すると、呂さんは痩せこけていたが、お腹だけは大量の水が溜まり大きく膨らんでいた。その病状から見るとすでに治療のタイミングを逸し、手遅れの状態であると判断できた。

 司法鑑定結果は「肝臓に腹水がたまり、肝臓がん末期」と診断され、一時出所の基準を満たすものであると判断された。しかし、呂さんはすぐには解放されず、刑務所で苦しい日々を送っていた。

 2018年4月14日、刑務所側は家族に新密市人民病院で呂さんと面会するようにと知らせた。担当医の話によると、呂さんの病状は不安定で、すぐにも亡くなる可能性があるということだった。

 刑務所側は責任から逃れるため、ようやく当日の夜になって呂さんを解放した。

 呂さんは解放されてから、わずか18日後の2018年5月2日午前11時に、この世を去った。享年59歳であった。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/6/1/368280.html)
 
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