天津女子刑務所 唐中貞さんや学習者を薬物で迫害 
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 【明慧日本2018年9月9日】天津市の法輪功学習者・唐中貞さんは法輪功を学んでいるという理由で、懲役2年の不当な実刑判決を宣告された。2017年11月30日、天津女子刑務所に拘禁されてから1年来、刑務所の警官と受刑者らにひどい洗脳を受けた。そして、脳神経を破壊する薬物を飲まされ続けた結果、現在、精神に異常をきたし、消化器系もすっかり乱されてしまった。

 2016年3月1日、唐さんは宝テイ区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官や宝平派出所の警官らに身柄を拘束され、宝テイ裁判所に懲役2年の不当な実刑判決を宣告された。2017年11月30日、唐さんは天津女子刑務所に送られた。

 人格を辱められ、洗脳され、心身に大きなダメージを受ける

 唐さんは天津女子刑務所で心身ともに大きなダメージを受けた。刑務所は唐さんの人格を辱(はずかし)めるため、唐さんの髪の毛をめちゃくちゃに切り、オーバーサイズの服を着用させ、唐さんの私物を便器に捨てて、拾わせた。また毎日12時間働かせた。

 毎週月、水、金の午前中に法輪功を誹謗中傷するDVDを見せ、2時間洗脳(せんのうとは物理的暴力、及び精神的圧迫によって他者の思想・主義を根本から変えてしまうこと)した。また、唐さんにDVDを見ながらノートを取らせ、仕事の終わりに「心得」を書かせた。毎週の「思想報告」と毎月の「月間思想報告」、3カ月に一度法輪功を誹謗中傷する文章も書かせた。さらに、祝日のたびに「感想」を書かせ、唐さんが書かないと、体罰を加えた。

 唐さんは法輪功を批判する会議で、録画されることに反対したという理由で、長時間立たされ、ふとんなどはすべて撤去されて板の上に寝かされた。

 また、唐さんは「心得」を書かないという理由で、殺人犯の囚人に立たされたり、しゃがまされたり、たくさんの髪の毛を引き抜かれたりした。さらに麻薬中毒者の囚人に殴打された。だが、その受刑者は翌日、唐さんを蹴った足が痛くなり、足の指が青紫色になったという。

 唐さんは法輪功を誹謗中傷する資料を破った時、受刑者に殴られて倒れ、頭が腫れて顔も怪我をして、傷跡も残ってしまった。

 薬物を飲まされて 精神が異常になる

 唐さんは刑務所で中枢神経を破壊する薬を飲まされ、精神に異常をきたした。また、このため消化器系も乱れ、薬を飲まない時は眠れず、食欲もなく、3日間薬を飲まないと、我慢し切れなかったという。

 唐さんの話によると、薬のパッケージは変わらないが、中身はよく変わっていたという。時には薬を飲んだらお腹が腫れて痛くなり、便秘になることもあるし、時には薬を飲んだらお碗半分のご飯しか食べれず、繰り返し嘔吐し、喉にも痰がからみ、小水に白い沈殿物が混じった。時には薬を飲むと3、4時間しか眠れないなど、いろんな症状が出た。

 唐さんが薬物迫害されているのを見て、ある学習者は唐さんを助けようとしたため、同様にある不明薬物を飲まされた。その結果、その学習者も夜になると身体が固くなり、全身寒気がし、ショック状態になって動けなくなった。その後、病院に搬送され、1週間後には顔に中風(ちゅうふう)・顔面麻痺の状態が現れた。さらに、病気になった法輪功学習者をすぐに「治療させた」と思わせるために、警官がショット動画にこれらのことを編集した。

 その後、刑務所側は精神科医に診てもらったという口実をつけて、薬を変えた。唐さんはその薬を飲んでから3日間、腹痛で苦しんだ。

 唐さんは不快感を強く感じてその薬を拒否したため、ひどく殴られた。受刑者らは唐さんを蹴り上げ、口を強制的に開けさせたり、指で乳首をつねったり、びんたを食らわしたり、クシで顔を擦るなどの暴行を加えた。唐さんは顔を怪我し、髪の毛は大量に抜け落ちた。ある法輪功学習者はこのような残虐な行為を阻止した。

 唐さんが解放される日が近づくと、刑務所側は唐さんに服用した偽りの「薬リスト」に署名をさせ、「刑務所で暴行を受けていない」という書類にも署名をするように強要した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/31/373055.html)
 
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