上司 「数千人の中であなたが一番清廉潔白だ」
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年12月3日】私は税務に関係する仕事をしている大法修煉者です。迫害前からすでに修煉しており、法輪大法の心性基準に従って自分に要求し、真面目にコツコツと勤務に励み、例年行われる総合評価の際は、いつもトップでした。

 迫害が始まった後、税源管理部門への異動があり、末端の人々を相手にする徴税管理者になりました。また、組織の上で税源管理部門は末端の階級とはいえ、直接納税者と接触する仕事ですので、現代社会でよく使われている言葉で言うと、実は「裏の収入」が少なくない所でもあるのです。

 私は税源管理部門でも、大法の心性基準で自分に厳しく要求し、納税者からの招待やおひねり、贈り物など一切受け取らず、同時に努力して業務の知識をできるだけたくさん学び、すぐに部門の業務に詳しい第一人者になりました。

 仕事の中で師父の教えを常に忘れずに、誠心誠意で親切に納税者に接し、威張り散らしたり、居丈高にふるまったりしたことはありません。納税者たちは何か問題があれば皆、私に聞きに来ます。このような時、私はいつも穏やかに彼らに接し、回答します。

 かつて、1週間かけてあらゆる資料を調べ尽くし、ある納税者の税収に関する大きなトラブルを解決しました。その納税者はお礼に、現金が入っている大きな茶封筒を持って訪ねてきました。もちろん修煉者の私は固く断りました。「他の人なら自らお金を要求するはずなのに、あなたは目の前に持って来ても受け取りません」と、多くの納税者は不思議に思っています。

 私は何かを欲しがるのではなく、いつも心から納税者のために考えているため、多くの納税者から称賛されています。ある会計士は「会計の仕事を十数年間勤めている中で、いくつかの税務局を回って来ましたが、あなたほど親切な徴税管理者を見たことがありません」と言ってくれました。ある企業の会計係は「あなたは他の人と違って、本当に我々のために考えてくれています。我々の一人一人を尊重し、全員に対して皆平等に接してくれています」と褒められました。

 ある日、同僚と納税者に迫害の真相を伝えたため、上司に呼ばれて次のように話しかけられました。「あなたは仕事を立派にこなせるだけでなく、とても清廉潔白だと思います。この仕事をなりわいとしている業界内の全市の数千人の中で、あなたが一番清廉潔白です。あなたは本物の『ボルシェビキ』(※)です」。それを聞いた私は上司にこう言いました。「私は『ボルシェビキ』ではなく、法輪功修煉者です。本当の法輪功修煉者であれば、誰もがこのようにするはずです。私達の師父に常日頃から良い人になるようにと教えられています。それに反し、中国共産党の思想は人間の道徳の向上の面で、なに一つプラスに働いたことはありません」

 (※)ボルシェビキ:ロシア社会民主労働党が分裂して形成された、ウラジーミル・レーニンが率いた左派の一派。ソ連共産党の前身で、十月革命を指導した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/11/19/377019.html)