秘密裏に判決された70代の唐天貞さん 刑務所に収容
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   【明慧日本2019年1月1日】重慶市九竜坡区の法輪功学習者・唐天貞さん(75歳女性)は、秘密裏に裁判が行われ、実刑判決を宣告された。2018年12月6日、家族は華岩留置場へ唐さんに着替えとお金を届けに行ったが、「唐天貞は懲役3年6カ月の実刑判決を宣告され、12月5日に重慶市女子刑務所に送った」と告げられた。

 唐さんは2018年6月6日午前、外出して買い物をしていた時、九竜坡区歇台子派出所の警官らに連行された。警官は唐さんを連行したことを家族に知らせなかった。8月22日、突然、家族に九竜坡区華岩留置場から電話がかかり、唐さんに着替えとお金を持って来るようにと言われて、初めて唐さんが留置場に拘禁されていることがわかった。しかし、家族は何度も唐さんとの面会を要求したが一度も許されなかった。

 その後、家族は関係部門に唐さんの不当な拘禁のことを訴えたが、どの部門も対処してくれなかった。

 11月5日、家族は華岩留置場に唐さんの着替えとお金を持っていった時、再び面会を求めたが、唐さんはすでに10月25日、不当に開廷されていたことを知らされた。その他のことについては一切教えてもらえなかった。12月6日、家族はまた、着替えとお金を持って留置場に行った。しかし「唐天貞は重慶市女子刑務所に送った」と言われた。

 唐さんは重慶市北碚区水土鎮江北機械会社の附属病院の産婦人科の医師であった。1999年7.20、中国共産党が法輪功迫害を発動してから、唐さんは法輪功を学び続けてきた。そのため19年来、唐さんは長期にわたって監視され、尾行され、嫌がらせを受けた。連行されてからは拘留所や留置場、労働教養所や洗脳班などで拘禁されてひどい拷問を受けたり、残酷な迫害を加えられて心身ともに苦しめられた。中国の伝統的な祝日にも、唐さんは拘禁されていたため、家族との団らんを長期に渡って断たれた。

 2017年5月28日午前9時過ぎ、唐さんは警官とは知らずに法輪功の真相資料を渡したため、その警官に連行され、歇台子派出所に30時間も拘束された。唐さんは「帰宅させる」と騙されて帰宅したが、警官らが家までついて来て何の証明書も提示しないまま、家宅捜索を受けた。警官は家にあるパソコンやプリンター、法輪功関連の書籍、法輪功創始者の写真、法輪功の資料、現金200元などの私物を不当に押収した。同年7月27日夜9時、派出所の警官らは唐さんの許可もなく、唐さんの家に不当に侵入して録画し、家の様子をビデオに撮った。

 同年11月6日午後5時、唐さんは石橋鋪楓丹路で法輪功の真相資料を配っていた時、法輪功に対する誹謗中傷の宣伝を信じた人に通報され、派出所の警官らに連行された。派出所で尋問された後、唐さんは第二人民病院に連れて行かれ、留置場に入所するための身体検査を受けさせられた。血圧が高すぎたため、留置場側は唐さんの入所を拒否した。翌日、唐さんは警官2人に九竜坡区検察庁に連れて行かれ、検察官に2017年5月28日と11月6日のことを聞かれ、その後11時頃、唐さんは解放された。

 2018年1月31日午前10時、派出所の警官2人が唐さんの家に来て、「話があるから、俺達について来い。後で家に帰す」と言ったがそれは嘘で、唐さんはそのまま九竜坡区裁判所に送られた。裁判所で唐さんは「あなたは起訴された。十数日後に開廷するが弁護士を雇うか?」と女性の裁判官に聞かれた。唐さんは「弁護士は雇いません。自己弁護します」と答えた。それから、署名を要求されたが、唐さんはそこに「信仰は自由です。迫害は有罪です」と書いた。

 唐さんは今回連行される前、九竜坡区検察庁の検察官に法輪功を迫害しないように、という内容の手紙を送っていた。それにもかかわらず連行され、開廷された。

 夫は前後2回にわたり、関係部門に唐さんの冤罪を訴えたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/12/9/378200.html)
 
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