田杏宝さんの裁判で 県検察庁は証拠不足で起訴を撤回
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年1月1日】安平県裁判所は河北省深州市の法輪功学習者・田杏宝さんに対して、2018年12月21日午前10時30分に不当に開廷した。田さんの弁護士2人は根気強く無罪の弁護をし、田さん自身も無罪を主張した。裁判官は最後まで聞き、反論しなかった。

 裁判が終わっていないうちに、県検察庁の関係者は「われわれはまだ資料を整理できていません。証拠が不足していますので、起訴を撤回します」と言った。この案件は市公安局と魏橋派出所に戻された。裁判の間、田さんの親戚5人も傍聴した。田さんは現在、市留置場に拘禁されている。

 市魏橋鎮牛家村に在住の田さんは、2018年5月17日夜、数人の法輪功学習者達と大堤鎮で法輪功の文言が書かれた資料を貼りつけていた時、鎮派出所まで連行された。情報筋によると、市公安局の警官は監視カメラから学習者達を割り出し、鎮派出所に電話したという。現在、すべての村に監視カメラを設置しており、公安局は随時に学習者の行動を監視できる体制をとっている。

 5月18日午前、鎮派出所の警官ら3人は田さんの自宅に侵入し、現金1万元以上(およそ18万円以上)とそれにプリンターやコピー用紙などの私物を押収した。

 田さんは18日に市留置場に拘禁され、他の4人は8日間拘束された。同月22日、田さんが住む村の党幹事は押収された現金1万元以上の一部(およそ18万円)を返金した。幹事は全額ではなく、それだけしか返してくれなかったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/12/23/378811.html)
 
関連文章