【明慧日本2019年2月2日】河北省廊坊(ろうぼう)市の法輪功学習者・鄭麗麗さんは2018年12月、覇州市裁判所に懲役1年6カ月の実刑判決を宣告された。そして、鄭さんは石家荘女子刑務所に拘禁された。
2017年1月2日、鄭さんと法輪功学習者数人は廊坊市文安県大留鎮の市場で人々に法輪功の真相が載っているカレンダーを配っていた際、大留鎮派出所の警官により連行され、文安県拘留所に送られた。その後、保釈された鄭さんは遼寧省の実家に帰り、子供と母親の世話をしながら就職もした。
しかし、2018年2月のある日、鄭さんは仕事上の理由から身分証明書を使用したとき、廊坊市の警官により連行された。警官らの話によると、鄭さんはすでにインターネット上で指名手配されていたという。
連行された鄭さんは、覇州市留置場に8カ月間拘禁された。その間、鄭さんの案件書類が覇州市検察庁に送られた。
2018年10月18日午前9時、鄭さんは覇州市裁判所に不当に開廷されたが結果は出されなかった。12月になって、鄭さんは1年6カ月の実刑判決を宣告された。
鄭さんには4歳の娘がいる。娘は母親に会いたくて、毎日ベランダに立って、泣きながら母親の帰りを待っているという。
2017年1月2日昼11過ぎ、鄭さんを含む廊坊市の法輪功学習者9人は、2台の車で大留鎮の市場へ行き、人々に新年のカレンダーをを配布した。そのため、大留鎮派出所の警官らは9人の学習者を一斉に連行し、文安県留置場に拘留した。警官らは学習者たちが所持していた車と新年のカレンダーなどを押収した。
1月11日、警官は鄭さんを含む4人の学習者の家を家宅捜索した。警官らは他の学習者の家にも行ったが、鍵がかかっていたため、家宅捜索ができなかった。
その翌日、鄭さんなど7人の女性学習者が保釈され、帰宅した。
男性学習者2人は引き続き、拘禁された。男性2人の案件が文安県検察庁に渡された。
情報筋によると、法輪功の真相を聞いたことがある文安県検察庁の検察官たちは、学習者たちの法輪功の資料と新年のカレンダーを配ることは犯罪ではないと認識しており、法輪功への迫害に参与したくないと考えた警官は、男性学習者1人を解放し、その後もう1人も保釈して帰宅させたという。
しかし1年後、鄭さんは再度連行され、覇州市裁判所に実刑判決を宣告された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)