家の果樹園で起きた出来事
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2019年3月3日】家の果樹園の両側は大通りに面しており、出入りが便利なため、いつも多くの人がそこを通っています。

 2018年の夏のある日、私が果樹園に木の剪定に行くと、肌の黒い中年男性が果樹園の端に座っているのを見かけました。彼は横に杖を置き、とても元気のない様子でした。私は近くに行って、「顔色があまりよくないようですが、どこか体調でも悪いのですか」と聞くと、「僕は糖尿病を患っており、もう疲れて歩けません。ここで少し休ませてもらっています」と言いました。そして、彼はズボンをまくり上げ、足を出して私に見せました。彼の足には水泡がいっぱい出て膿も出ており、尿毒症ではないかと思いました。

 私は作業道具を下して彼のそばに座り、「あなたにいい方法を教えてあげます。きっと良くなりますよ」と言うと、彼は「僕の病気が治るんですか」と聞き返しました。そこで、私は大法が人を救ってくださったいくつかの例を挙げ、それから大法が世界で広まった現状を話しました。彼は「これだけ素晴らしい功法がなぜ禁止されたのですか」と聞かれ、私はさらに江沢民や中国共産党による殺人の歴史やその暴政ぶりを話しました。「これだけ素晴らしい法輪功の功法を禁止することは、人殺しと同じではないですか」と彼は言って、中国共産党員でしたが、すぐに脱党することに賛成しました。

 私は「誠心誠意に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じれば、きっと病気が良くなりますよ」と言うと、彼はいきなり立ち上がり、上着を肩にかけ両手を高く上げ、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と何度も叫びました。そして、「随分とすっきりしました」と言って、杖をついて立ち去りました。

 数日後、また果樹園の端で彼に出会いました。彼は遠くから私に声をかけ、そして、「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」と叫びながら、「ほら、見てください、良くなりましたよ! 『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』は本当によく効きますね」と言いました。そして、彼はまたズボンをまくり上げ足を出して見せ、「ほら、足の水泡が消えてなくなりましたよ」と、とても嬉しそうに言いました。

 2018年12月のある日、市場でまた彼に出会いました。彼は顔色がよくとても健康そうに見え、正月用品を買っていました。私は「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じ続けてくださいね」と言うと、彼は「それは任してください。大法は私の命の恩人ですから、今家族も念じていますよ」と言ってくれました。

 家の果樹園はワイヤーネットで囲んでいますが、やはり食いしん坊や盗人が侵入して来ます。秋、梨の収穫の季節になると、毎日のように果樹園に不審者の足跡が残っていました。昨年の秋のある日、私が果樹園に行って見たら、2人の若者が果樹園に座り込んで梨を食べていました。残った種を見れば、結構の量、食べていると分かりました。彼らから話を聞くと、近くの工場で働いている出稼ぎの労働者でした。彼らは喉が渇いて、美味しそうな梨を見て入って来たそうです。2人は「おばさん、ごめんなさい」と恥ずかしそうに謝りました。

 彼らは真相を聞きに来たのではないかと私は思いました。そこで私も座り、彼らと雑談しました。「梨のことは気にしなくてもいいですよ。それよりもっと大事なこと、三退をして平安を守ることを知っていますか」と聞くと、「知りません」と答えたため、なぜ三退をして平安を守れるのか、そして、中国共産党が犯した罪の数々を話して聞かせました。彼らはとても賛同しました。「神は中国共産党を滅ぼすでしょう。その組織に入った人はそれらの一員です。そこから退けば神からのご加護をいただき、平安が守れますよ」と教えると、2人はすぐに三退をしました。

 さらに彼らに「法輪大法は佛法です。その主要な著作『轉法輪』の本はすでに40カ国の言葉に翻訳され、大法は世界の100以上の国と地域に広められました」と話し、さらに、「法輪大法は人に真・善・忍に基づいて良い人になるように教えています。あなた達は故郷を離れているのだから、心の中で誠心誠意に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じれば、きっと平安と幸福が訪れます。そうすれば、故郷にいるご両親も安心されるでしょう」と言うと、彼らは必ずしっかりと覚えて念じますと約束しました。

 それから、彼らに少しの梨を持たせました。2人はとても嬉しそうに帰って行きました。その後、彼らは二度とこの果樹園に来て、梨を食べたりしませんでした。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/2/13/382688.html)
 
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