不当な刑期を終えた広州の青年が ゆくえ知れず
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 【明慧日本2019年3月3日】広州市の青年で法輪功学習者の謝宇さん(32)は、湖南益陽出身で、2009年に甘粛農業大学を卒業し、広州のある保険会社に就職した。謝宇さんは、2019年1月25日に懲役2年の刑期を終えて、釈放されるべきだった。そこで家族が海珠区南洲留置所へ迎えに行ったら、謝さんの姿が見えなかった。


謝宇さん

 家族があちこちを探し回ると、謝さんは広州越秀区610弁公室、同区派出所、同区珠光街綜治弁の人員らにより、広州法制学校へ移送されたことが分かった。しかし1カ月経っても、家族は謝さんに会うことができなかった。

 謝宇さんは湖南益陽出身で、2009年に甘粛農業大学を卒業した後広州のある保険会社に就職し、高額な報酬をもらっていた。

 謝さんの母親は2005年に腸がんに罹り手術した後、体が大変弱っていたが、法輪功を修煉して健康を取り戻した。謝さんは母親の変化を目の当たりにして、2008年に自分も法輪功の修煉を始めた。真・善・忍に従ってより良い人を目指すことにより、部署の優秀社員として選ばれ、周りの人々からはとても良い人だと評判になった。

 法輪功についての真相を広めるために、謝さんは仕事以外の時間帯に、真相資料を配った。ある日、真相のわからない人に通報され、2016年10月頃から警官に尾行された。

 2017年1月26日、旧正月を過ごすために実家に帰ろうとした謝さんは、海珠区のあるバス停付近で、濱江派出所の2人の私服警官により連行され、家宅捜索を受けた。当日の夜と翌日の正午、謝さんは濱江派出所で2回も不当に尋問された。27日の夜8時、謝さんは海珠区留置所に入れられ、また4回も尋問された。同年3月3日、謝さんは逮捕状を発布された。

 2017年9月19日午前、広州海珠区裁判所は謝さんに対して裁判を行った。2人の弁護士が謝さんは無罪だと主張したため、裁判長は休廷すると告げた。2018年1月24日、2回目の裁判を行った。同年8月、謝さんに懲役2年の実刑判決を言い渡し、海珠区南洲留置所に収容した。

 2019年1月25日、謝さんは刑期を終えた。家族が留置所へ迎えに行くと、謝さんは行方不明になっていた。留置所側は家族に何も説明せず、どこに移送したという書類も渡してくれなかった。1カ月経ったが、家族はあれから謝さんの姿をずっと見ていないという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/2/23/383094.html)
 
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