台湾中部での学法交流会で 励まし合い精進する
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 【明慧日本2019年7月7日】(台湾=明慧記者・李維安)台湾中部、台中市、彰化県、南投市、雲林県などの法輪功学習者たちは2019年6月9日、雲林県闘南小学校で、一日学法交流会を開催した。会場は穏やかな雰囲気に包まれ、学びを深めてお互いに高め合い、共に精進したという。

图1:来自台湾中部地区五县市部份法轮功学员,齐聚一堂,比学比修,互勉精進。
雲林県闘南小学校の会場内の学法の様子

 午前中は20の小グループに分かれて学法と交流を行なうと同時に、明慧児童クラスも設けられた。交流内容は個人の修煉体験や悟る中で、どのようにして執着を取り除き、トラブルの中でどのようにして内に向けて探し、心性を高め実修したかについて、体験交流を行なった。各グループの交流は熱気に満ちあふれ、新しい学習者も古い学習者も得ることが多かったという。

 午後からは全体学法と交流が行なわれた。数人の学習者は各プロジェクトの中で法を実証し、執着を取り除き、どのように真相を伝えて衆生を救ったかについて発表した。参加者は彼らの発表に励まされ、さらなる精進を誓った。

 拒否されることを恐れず 確実に人を救う

 新唐人テレビ局の営業部長・田文蓮さんは広告営業につての体験談を発表した。田さんは同僚が醤油、豆腐、豆乳を製造している会社との広告契約がどうしても取れず、問題がどこにあるのか、最初のうちは分からなかったという。

 そこで田さんが調べたところ、この会社Aの社長は自分が広告契約した会社Bの役員であることが判明した。田さんは機会を伺ってこの契約を取らなければならないと自分に言い聞かせた。田さんはこの一念を発し、契約した会社Bと広告の打ち合わせをした際に、この会社Bの役員をしている高社長(訳注:会社Aの社長でもある)も出席していたので、田さんは高社長としばらく歓談した。その後、「会社Aの広告のことで相談したい」と言うと、高社長は快く承諾したという。しかし数日後、田さんが電話をすると高社長の対応は冷たく、「当社の豆腐と豆乳がそんなに好きなら、送るよ」と言って電話を切ったという。

 田さんは心の中でこの会社Aと必ず契約して、高社長を救わなければならないと思った。考えもしなかったのだが、契約した会社Bと2回目の打ち合わせを行なった時にも、高社長が再び参加し、田さんに挨拶してくれた。そこで田さんは数日後に高社長にアポイントの電話をしたが、高社長はこの前と同じ態度で断ったという。それでも田さんは諦めずに、必ず高社長を救おうと心に命じた。第3回目の電話で何とかアポイントが取れ、当日会うことになった。田さんは電車で2時間かけて会社Aを訪ねたが、高社長は約束を守らなかったという。

 大法弟子の人を救う心は動揺することはなく、田さんは4回目のアポイントの電話をかけた。「常に最善を尽くしていれば、天地を感動させる」という諺通りに、田さんはやっと高社長と合うことができた。しかし、高社長の最初の一言は「予算がない」と言われ、広告費はすでに使い切ったと言われた。しかし高社長は田さんの真剣さに興味を持ち、田さんが会社(訳注:新唐人テレビ局)の株主か、若しくは役員かと尋ねた。田さんは「私はただの社員です」と答えたという。

 田さんは新唐人テレビ創設の主旨について、法輪功は中国でなぜ迫害されているのか、新唐人テレビは世界のために何をしているのかなどについて説明した。そして田さんは「これらの事が私を真剣にさせた原因です」と話した。高社長は真相を理解して、田さんの熱意に感動して広告の契約を結び、その契約も更新し続けているという。さらに、新唐人テレビの広告の効果により、高社長が19年間辛苦して経営しても黒字にたどり着けなかったのが、広告により十数社からの大口の注文が入ったという。高社長は目を赤くして涙を浮かべながら田さんに「田部長、私を見捨てなかった事に感謝するよ」と礼を言ったという。

 田さんは、真相を理解した衆生が正しい選択をしたことで、福報を得た。高社長は新唐人テレビを信認し、感謝と支持を示すために契約を更新し続けていると話した。

 そして田さんは、黒豆醤油醸造会社との広告契約にたどり着くまでの過程について話した。この会社Aは長年沈黙し続けたという。そこで田さんは広告のビデオを作成し、会社Aの優勢と特徴を見出した。最終的には、この80年の歴史を持つ黒豆醤油醸造会社は新唐人テレビでの広告に同意し、その後、情況が好転し、売り上げもうなぎ上りになったという。

 この会社Aは2018年国家盤石賞を受賞し、醸造会社として初めての受賞だという。

 田さんは師父のご加持を深く感受し、顧客を目の前に連れて来て下さり、三度にわたって顧客に断られたのだが諦めなかった。なぜなら、大法弟子の歩んできた道は無駄にしてはならず、衆生を救う責任を放棄してはならないからだという。

 大法の不思議さを実証する

 雲林県から参加した謝さんは、台湾で知名度の高い石油化学工場の管理職である。彼は法輪功学習者である同僚が危険に晒された時、死を免れた奇跡的な出来事を交流した。「ある日、同僚甲さんは化学工場の有毒ガスが漏れているのに気づき、元栓を止めに行ったが大量の毒ガスのために、元栓を完全に閉めることができず、意識を失い倒れてしまった。幸運なことに同僚乙さんはそれに気づき、走って来て元栓を止めた。倒れていた甲さんを見て、乙さんはパニックになったという。

 この情報を聞きつけた謝さんは解毒剤と酸素ボンベを持って、現場に駆け付けた。謝さんが来てくれたのに気付いた同僚は、緊張がほぐれた。なぜなら、謝さんが法輪功を学んでいることを知っていたからだという。

 「私は同僚と救急処置を行なったあと、すでに呼吸が止まった同僚甲さんの心臓の鼓動が再び始まった。私は甲と救急車に乗り「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じながら、病院に向かった。病院に到着すると甲さんは意識を取り戻し、医者でさえも不思議に思った。このような強い毒ガスを吸った者は、普通であれば助からないと医者は言った。

 1カ月後、甲さんが仕事に戻ると、周りの同僚が「意識を失った時、何が見えたのか?」と聞かれ、甲さんは「いいえ、ただ声が聞こえました。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という声が私を呼び起こしたのです」と語った。

 甲さんの奇跡は同僚の全員が知っており、法輪大法の威力を目撃した彼らは、大法に対してさらに敬服するようになったという。

 真相を伝えることを堅持し、VIPの誤解を解く

 台中からの参加者・李さんは、長年にわたり当地の重要な人物に真相を伝え続け、そのVIP(VIPは本来「重要人物・要人」を意味する言葉)は中国共産党の虚言を信じて、法輪功に対して誤解していた。どうすれば彼の誤解を解けるのかが分からず、李さんは苦悩した。幸いなことに一切の事は天が按排してくれたという。彼女は「ある日このVIPは日月潭に観光に訪れ、法輪功学習者が中国から来た観光客に新聞を渡すと、その観光客は新聞をぐちゃぐちゃに丸めて地面に投げ捨てた。この学習者は新聞を拾い、何もなかったように笑顔で彼に法輪功迫害の真相を伝え、さらに「こんなことをしないように、自分にとってよくありません」と諭した。

 このVIPはこの場面を見て、法輪功に対する見方を180度変えた。「中国共産党の言った事は全部虚言だったのですね。今日、法輪功学習者の殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない精神を目の当たりにして、彼らの善の心でもって善い行ないをしている姿を見ました」と話した。このVIPの抱いていた法輪功に対する誤解が解けたのです、と李さんは語った。

 闘争心を取り除き、心に善念が生じ衆生を救う

 南投県からの参加者・儀真さんは、香港で真相を伝え、闘争心を取り除いた体験を発表した。儀真さんは香港に到着すると、同修から「中国共産党が創り上げた悪の組織『香港青関会』はとても邪悪で、メンバーは新しい人達で、彼らはとても凶暴だ」と告げられた。

 その人たちは師父を誹謗中傷する言葉をいっぱい喋った後、儀真さんを指さして「彼女は台湾から香港を乱すために来て、給料をもらっている。1人いくらもらっているのか?」と言った。儀真さんはこれらの言葉を聞いて、怒りがつのり「私は誓ってお金をもらっていませんが、あなたはお金をもらっていないと、誓うことができますか? 私は誓うことができるが、あなたはできるのですか! もらった者は必ず天罰を受けます」と言い返したところ、その者は黙ってそそくさと立ち去って行ったという。

 儀真さんは「ある日、私が横断幕を収めて帰ろうとした時、隙を見てその人は棒で私の脚を殴り走って逃げた。私は耐えきれずに『私を殴った! を殴った!』と大声で叫びながら彼を追いかけた。私の行動を見ていた同修は私を呼び止め、『追いかけるのを止めて下さい。追いかけても無意味です』と言った。そこで私は我に戻り、追いかけることを止めて戻りました」と語った。

 彼女は宿泊先に戻って自分の行為を思い返し、彼は私を殴り、私は我慢できずに彼を追いかけ、これでは関を乗り越えることができなかったということでしょう? 夜の座禅のとき師父の説法「1人の修煉者としてまず、殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さないで、ひたすら耐えられるようでなければなりません。でなければどうして煉功者と言えましょうか?」[1」を思い出しました。彼女が悟ったことは、彼は私を殴り、私は彼を追いかけた。これでは師父が説法の中で説かれたことと私の行為は、師父の要求に符合していないこがわかったという。

 儀真さんは2014年に香港で青関会の人員らと言い争い、誹謗中傷された事を思い出した。考えれば考えるほど悔しくなって大声で泣き出し、心の中で「もう二度と香港には行きません!」と思ったという。彼女は4年前に香港で出遭った事と、今日香港で出遭った事とよく似ており、なぜそうなったのか? それは私の「闘争心」が前回に取り除かれていなかったので、今回もその執着心を取り除くために、同じようなことに遭遇したのだと悟ったという。

 彼女は「同修は私に彼らを相手にしないように悟らせ、心性と善念を守るようにと悟らせました。私は善悪には報いがあるという天理を思い出しました。私の心を純潔に保ち活動すれば、救われるべき衆生が救われ、彼らの挑発を恐れなくなりました」

 「私の心の中には法があります。正念が強くなった私が展示パネルを持って真相を伝え始めると、青関会の誹謗中傷の声が小さくなり、最後には私たちの正念の場から立ち去りました」と話した。

 「私たちの場は穏やかになって場全体が慈悲で満たされ、私の心理状態もとても純潔になりました。そして真相伝えもスムーズになり、落ち着いて話せるようになりました。師父がおっしゃいました。「それらすべてを師が段取りして、やってくれるので、『修は己にありて、功は師にあり』と言われるのです。あなた自身はそういう願望を抱いて、そう思うだけで、実際の事は師がやってくれるのです」  [1]   師父が弟子のために行なわれた一切のことに感謝しているという。

 参加者の李さんは同修の発表を聞いて、自分の修煉とのギャップを見つけたという。彼女は「同修の交流はとても感動的で、田文蓮同修の交流は自分の執着を見つけられ、断わられるのを恐れる心や、すぐにあきらめて放棄しやすい心、衆生を救うことを第一に考えずに自分の面子を守ることを優先して考え、困難に直面した時は避けて通り、あるいはすぐに放棄してしまいます。同修の正念と比べてその違いに気づかされ、その同修に対して心から敬服しました。それと同時に同修とのギャップを見つけ、心の奥深くまで打たれました。人を救う善念が現れれば、試練も同時にやってきますが、正念をもってその試練に対処し、衆生が救われて感激して涙にむせび、ほんとうに感動しました。今後もよりよく自分を修めて私心を取り除き、衆生を救うことを重視して誓約を果たします」と、感想を述べた。

 雲林県からの参加者・高さんは、台湾中部の一日学法に参加してとても多く受益し、多くの収穫があったという。同修の修煉体験に感動した高さんは、さらにより一層精進し、学法をもっとよく行ない、お互いにもっともっと精進し、高め合っていきたいという。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/13/388668.html)
 
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