江西省南昌市の十数人の学習者に 実刑判決
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 【明慧日本2020年2月2日】(江西省=明慧記者)南昌市西湖区裁判所は2019年の年末に、江西省南昌市の十数人の法輪功学習者に対して、有罪判決を言い渡した。判決を下された学習者の中の陳文さんには懲役9年6カ月を、陳玉蓮さんには懲役8年、藤茶花さんには懲役7年6カ月、曹根秀さんには懲役7年、高銀鳳さんには懲役5年、厳錦華さんには懲役5年の実刑判決がそれぞれに言い渡された。

 一、連行し、罪に陥れる

 南昌市の法輪功学習者で、江西省民政学校の教師でもある劉永英さん(56)は、1996年10月に法輪功に出会ってから、常に「真・善・忍」の基準で自分に要求し、心身ともに大きな改善を得て、すべての病気が無くなり、家庭もむつまじくなった。

 2018年4月3日の夜中の0時頃、南昌市青山湖区公安支局の警官ら7、8人が、劉永英さんの家に押し入って家宅捜索を行ない、パソコン、プリンターを含めて大量の家財を押収して、劉永英さんを連行した。現在、劉永英さんは南昌市第一留置場に拘禁されている。

 当日の夜、法輪功学習者・温燕さん、夏明金さんは、外出して法輪功の横断幕をかけていた時に、私服警官により連行され、南昌市第一留置場に拘禁された。

 2018年4月10日、法輪功学習者・劉海珍さん、陳冬梅さん、胡火妹さんと徐建飛さんの4人は、学習者・李芬玉さんの自宅で法輪功の書籍を勉強していた時に、突然、侵入してきた南昌市青山湖公安支局の警官らに連行され、青山湖公安支局に拘束された。2日後、李芬玉さん、劉海珍さん、陳冬梅さんと徐建飛さんの4人は解放されたが、胡火妹さんだけは南昌市第一留置場に拘禁された。

 2018年4月16日、南昌県蓮塘鎮の法輪功学習者・高銀花さん、陳文さん、胡蜜桃さん、陳玉蓮さん、郭誠さん、曹根秀さんはそれぞれ自宅から、南昌市公安局と南昌県公安局の警官らにより連行され、家宅捜索を受けた。

 法輪功学習者・厳錦華さんも2018年4月中旬に、青山湖公安支局の警官らに連行され、南昌市第一留置場に拘禁された。

 二、裁判にかけられ、判決を下される

 (1)学習者の劉永英さん、厳錦華さん、夏明金さん、温燕さんに対する迫害

 2019年7月23日午前、南昌市西湖区裁判所は、劉永英さん、温燕さん、夏明金さんと厳錦華さんの4人に対して裁判を行なった。当日、10時に開廷する予定だったが、検察官が遅刻したため、11時過ぎに開廷した。裁判が小さい部屋で行なわれたため、七つの傍聴席しかなく、4人の学習者の家族は、一家族に1人しか傍聴できないと制限された。

 法廷で、検察官は4人のでっち上げの「罪状」を読み上げた。しかしその後、4人の法輪功学習者は皆一致して有罪であることを認めず、これを不服として控訴した。約1時間後、裁判は早々に終了した。

 2019年8月16日午前11時15分から午後2時、南昌市西湖区裁判所は、劉永英さん、厳錦華さん、夏明金さん、温燕さんの4人の学習者に対して、再度、裁判を行なった。4人の法輪功学習者はみな自己弁護を行ない、特に劉永英さんは法輪功の素晴らしさや頑固な病気が消えたこと、家庭内のトラブルも解消されたことを述べた。学習者の弁護士は各方面から根拠に基づき弁護をし、無罪を主張した。その際に、裁判長と裁判官はすぐに「時間がないため、弁護士の弁護は簡単でいいから」と注意を与えた。

 2019年12月8日、南昌市西湖区裁判所は、厳錦華さんに懲役5年、劉永英さんに懲役4年、夏明金さんに懲役2年、温燕さんに懲役1年6カ月の実刑判決を宣告した。現在、温燕さんはすでに帰宅した。

 (2)学習者の陳文さん、陳玉蓮さん、曹根秀さん、高銀鳳さん、胡蜜桃さんに対する迫害

 2019年5月10日午前12時、法輪功学習者・陳文さん、陳玉蓮さん、曹根秀さん、高銀鳳さん、胡蜜桃さんは、西湖区裁判所で裁判にかけられた。2019年9月16日午前11時から11時40分、南昌市西湖区裁判所は、上記の5人の学習者に対して再度開廷した。

 2019年10月末、南昌市西湖区裁判所は陳文さんに懲役9年6カ月、陳玉蓮さんに懲役8年、藤茶花さんに懲役7年6カ月、曹根秀さんに懲役7年、高銀鳳さんに懲役5年の実刑判決を宣告した。胡蜜桃さんの情況は不詳である。

 (3)学習者の劉桃英さん、胡火妹さんに対する迫害

 法輪功学習者・胡火妹さんは善良な家庭の主婦であるが、南昌市西湖区裁判所は裁判をせずに、家族にも通知していない状況下で、秘密裏に懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡した。2019年10月に、胡火妹さんは刑期が満了して、帰宅した。

 南昌市高新区の法輪功学習者・劉桃英さんは懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡された。劉桃英さんは2018年7月27日、高新支局の警官らにより連行され、法輪功の書籍、真相資料、携帯電話、パソコン、プリンターなどの私有物品を押収された。2018年8月15日に劉桃英さんは解放されたが、8月20日に高新検察庁により逮捕令状が発付され、再び連行された。

 2019年6、7月にかけて、南昌市蓮塘の数人の法輪功学習者が、南昌市西湖区裁判所に有罪判決を下された。曠志華さん(中学校教師)は懲役7年6カ月を宣告され、罰金2万元(およそ32万円)の支払いを命じられた。鄭銀秀さん(元教師)は懲役7年を宣告され、罰金1万元(およそ16万円)の支払いを命じられた。法輪功学習者・曠志華さん、万東南さん、鄭銀秀さん、李均雲さんは、2019年5月6日、西湖区裁判所で裁判にかけられた。

 南昌市の法輪功学習者・楊徳興さん、鄧桂英さん、張文涛さん、張麗さんは、今なお拘禁されており、具体的な状況が何も分からない。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/13/398924.html)
 
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