検察庁が何度も差し戻し それでも10人以上が拘禁
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 【明慧日本2020年4月4日】吉林省長春地区の30人以上の法輪功学習者は2019年8月15日、四平市と梨樹県の警官らによって不当に連行された。その後、梨樹県検察庁が数回にわたり、「証拠不十分」という理由でこの案件を差し戻したにもかかわらず、未だに、少なくとも15人の学習者が四平市留置場に拘禁されている。2020年3月15日、梨樹県検察庁は再びこの案件を差し戻した。

 しかし、四平市留置場と梨樹県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは、「録音すること」を理由に学習者と弁護士の面会を妨害し、現在、この案件は梨樹県国内安全保衛部門にとどまっている状態である。

 2019年8月15日、吉林省四平市公安局、梨樹県公安局は何百人もの警官を出動させ、長春市警察と地元住民の協力を得て、長春市で法輪功学習者およびその家族の強制連行を大規模に行なった。警官らはまた、同省内の他の地区に住む学習者およびその家族も連行し、家宅捜索を実施した。これは吉林省公安庁が指図したもので、34人の学習者およびび家族が連行された。

 学習者34人のうち22人の案件は警察によって検察庁に渡された。今もなお男性8人と女性7人の学習者が四平市留置場に不当に拘禁されている。

 その中には学習者を家族ぐるみで連行したケースもある。学習者・孟祥岐さん一家は、孟さん本人、孟さんの両親、義理の両親(義理の父は法輪功を学んでいない)、孟さんの妻の姉夫婦、孟さんの妻の義理の兄の両親の計9人が一斉に連行された。

 孟さんの妻・於健萍さんは連行されていないものの、当時、3カ月の赤ん坊とともに監視され、「赤ん坊は福祉施設に、お前は留置場に入れる」と脅迫された。

 その後、孟さんの義理の両親は15日間拘留され、さらに550元(およそ8300円)をゆすり取られて帰宅した。残された家族はみな刑事拘留となり、留置場に不当に拘禁されたままである。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/27/403011.html)
 
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