黒龍江省の王鳳臣さん 呼蘭刑務所で迫害されて危篤
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 【明慧日本2020年7月7日】黒竜江省大慶市林甸(りんてん)県第一中学校・高校(中国では中学校と高校が一体の施設になっている)の教師で法輪功学習者・王鳳臣さんは2017年に判決を下されて呼蘭刑務所に収監された。そこで酷い迫害を受け、深刻な腫瘍の病状が現れた。家族は王さんの解放を求めたが、刑務所側に拒否された。2020年6月30日、刑務所側は危篤状態の王さんを病院に運んだが、すべての費用を王さんの家族に請求した。

 王さんと妻の冷秀霞さんも林甸県第一中学校・高校の教師である。王さんは地理の授業を担任し、講義が素晴らしく高く評価されていた。冷さんも優れていて、苦労をいとわず、才能があるので「うちの部署に来てください」と他の部署から要請されたことがある。リーダーに一番信用されているので、出納係りを担任していた。

 王さん夫婦と同学校の他の教師達3人は県外で法輪功の真相横断幕を掲げたため、中国共産党の虚言に騙された人に通報された。その時、王さん達を見つけられなかった現地の警官らは、事情を黒竜江省警察署に報告した。よって、大慶市と林でん県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは結託して王さんの連行を実施した。

 2017年1月18日午後3時ごろ、一団の私服警官らが王さんの家に押し入り、王さん夫婦を連行した。王さんは外に出る時ズボンを穿こうとしたが許されず、下着のまま手錠を掛けられて連れて行かれた。携帯電話、自宅の鍵も押収され、焼肉用に使う一束の枝も、横断幕を掲げた証拠として押収された。また個人の高級乗用車も犯罪に使用された証拠として押収された。

 同日、同学校の他の教師3人も連行され、その中の1人は翌日解放された。

 2017年10月11日、大慶市林甸県裁判所は上記4人に対して裁判を行なった。王さん夫婦2人は実刑判決を言い渡され、それぞれ3万元の罰金を科された。王さんは呼蘭刑務所、冷さんは黒竜江省女子刑務所に収監され続けている。

 現在、王さんは病院で危篤状態になっている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/3/408490.html)
 
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