母の脳梗塞が完全に治った
■ 印刷版
 

 文/アメリカの大法弟子  

 【明慧日本2020年7月16日】私は法輪功の修煉者であることを理由に中国で迫害を受けました。アメリカに移り住み十数年が経ちました。2020年の6月8日、私は中国にいる両親に電話をかけましたが、父の元気がない傷心した声が聞こえました。「母さんは昨日の朝、突然、脳梗塞の病状が現れ、話ができない、歩けない状態だ。兄が母さんを病院に連れて行き入院させた。妹は今、上海から帰っているのでそろそろ家に着くと思う」と言いました。私は父を慰め、心配しすぎないように、自分のことを大切するようにと話しました。

 そして私は妹に電話をかけました。彼女は電車に乗っていて、あと30分で家に着くと言いました。昨日、連絡を受けた妹は子どもの期末テストもあって、夫の仕事も忙しく、これらの事を考える暇もなく、母親を心配して焦って電車に乗り実家に向かったそうです。

 私は妹に母の病気を治す最も良い方法は、母に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい!」を念じさせることと告げました。

 妹は大法を修煉していません。今まで時々、妹に電話をかけてこの九文字(中国語では九文字)の言葉を覚えるように伝えました。そして妹にこの言葉を唱えたことでガンが完治した奇跡について話していました。だから妹はこの話を受け入れ賛同していました。しかし、両親はこの話をあまり受け入れず、この話をする度に話題を避けていました。私には分かっていました。両親は邪悪な中国共産党の盗聴を恐れ、迫害を恐れていました。妹は心配して、「もし母さんは言葉が話せなかったら、どうすればいい?」と私に聞き、私は「耳元で念じて聞かせ、母さんに心の中で暗誦をさせてもいい、もし声を出して念じて聞かせるのが不便であれば、母さんに向かって心で念じても効果がある」と教えました。妹はこの話を納得してくれました。

 翌日、私は妹に電話をかけて情況を尋ねました。妹は病院にいて、母は点滴をしていました。昨晩から母の看病で妹は一睡もせず、眠気と疲労が溜まっていました。妹に感謝して九文字の言葉を念じたかどうかを尋ねました。妹は母に教えたと言い、母は「はい、はい」とうなずいて、覚えるために紙に文字を書くように求められたそうです。この時の母は一文字か二文字しか言えませんでした。

 妹は電話を母の耳元にあて、母は苦しそうに私の名前を呼んでくれました。私は母に「母さん、大丈夫だから、安心して必ず治るよ、余計なことを考えないようにしてね!」と慰めました。私は妹に母が念じ忘れないように、時々言ってあげるように頼みました。妹は了解してくれました。

 3日目になって私は再び妹に電話をかけました。妹は「母は病棟の廊下を散歩している」と言いました。それを聞いた私は嬉しくて妹に、「母さんはそんなに早く歩けるようになったの?」と聞くと、妹は「そうだよ、健常な人と変わらないように歩いているよ。ただ言葉がはっきりと喋れないだけで、簡単な数文字しか言えないみたい。私は今でも母さんに常に九文字を念じるように声をかけている。直ぐ元気になると思う」と答えてくれました。

 4日目に私は父に電話かけました。父は、「母さんは検査の結果が出で、医者からは脳内出血がなく、病気はそれほど重くなく、明日MRIの写真を撮ってから最終判断すると言われた」と説明してくれました。この時の父の言葉には力があり、精神状態も良かったのです。

 5日目、妹は「MRIの検査結果は明日に出る、母はますます良くなっている。母は一時帰宅ができるようになったので、母と2人で家に帰って寝ていたよ、家では良く寝れるからね、道中で母さんは荷物を持ってくれた。言葉も以前より話せるようになった」と説明してくれました。

 私は再び電話をかけた時、妹は「検査の結果は異常なし、母さんの脳血管の壁がとても滑々なのでそんな簡単に詰まることがないと医者に言われたよ。回復が良ければ以前のように話せるようになるそうだよ」と教えてくれました。この検査の結果を知った私達は大喜びしました。母と妹は相変わらず家でよく寝ていたそうです。昼間は病院に行って点滴をしています。

 一週間後、妹は上海に戻り、今度は夜になると兄が病院から母を連れて帰り、家で寝ているそうです。このようにして12日で母は退院しました。

 母は長い言葉はまた流暢に喋れませんが、他は何も問題がないそうです。私は母に以前のように九文字の言葉を念じるように頼み、母は「分かっている、よく分かっているよ!」と答えました。

 それから数日後、私は家に電話をかけ、父親が楽しそうにしているのが電話越しで分かり、母は電話の中で仕事に行く時は必ずマスクをするように再三にわたり注意してくれました。私は母に、「母さん、こんなに早く回復して話せるようになって、毎日頑張って九文字を念じてね」と言うと、母は嬉しそうに、「念じるとも、念じ続けるよ」と話してくれました。

 母の命を救ってくださり、済度してくださった慈悲なる師父に感謝を申し上げます!

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/12/408852.html)
 
関連文章