「情、色、欲」についても語る
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文/山東の大法弟子

 【明慧日本2020年9月14日】「情、色、欲を放下し、至難の関を乗り越える」という文章を読んだ後、私は法輪功迫害の資料を作ってくれた、ある同修のことを思い出しました。

 この同修は58歳で亡くなりましたが、まだ40代にしか見えず、綺麗な人でした。 大法の仕事を一緒にする時には、うまく協力していました。彼女はバスのステーションで乗客の顔を見ては、法輪功迫害の実態の書かれた資料をしばしば配っていました。

 ある日のこと、この同修が作ってくれた小冊子を見せてくれたのですが、この表紙が明らかに他よりも濃い色で、一目見て本当に驚くほどでした。同じ機械で作ったにも関わらず他のものより濃かったため、なぜなのかと疑問に思いました。しかし私はその時に何も気づかず、いいことだと思っていました。そして数日後、彼女は「ひざまずいて、師父に焼香をしましたが、他の2本は燃えつきていましたが、もう1本だけは全く燃えていませんでした。しかし3本とも点火した後に出かけたのです」と私に話しました。私はこの時も、まだ何も気づきませんでした。

 ある日、この同修の姉が「彼女は白血病(血液がん)で入院しました」と話してくれました。そして、この同修は病院で姉にあることを告げました。それはネットで知り合った親密な彼氏がいて、性的関係を持っていたそうです。 彼氏は40代の金鉱を経営する社長で、彼女に10万元(日本円で、およそ160万円)以上のお金を渡しており、自分自身もお金が大好きだそうです。彼女の姉も修煉者で、姉には今まで一度もそのことを話したことがなく、ましてや私達も、そのことを交流することもありませんでした。ふと思い出したのですが、あの時、師父は彼女を啓発するために色の濃い表紙を見せられていたのです。つまり、色心のことです。

 また、ある時彼女は、彼氏にデートに誘われました。彼女は資料を配りに行くつもりでしたが、どうしても彼氏とデートに行こうとしたところ、家を出るとすぐに地面に膝をついて転げてしまいました。しかしそれでもまだ悟らず、立ち上がって彼氏との約束の場所まで歩いて行きました。またある時、ベッドに横たわる彼女の耳元で、師父の声が響きました。「このままの状態を続けていけば、あなたの功も全部なくなってしまいますよ」。 しかし、それでも彼女はまだ目を覚まさなかったのです。そして彼女は、ある色魔を見ました。彼女がトイレに行くと、その色魔もついて来ました。

 また、師父は彼女が地上に来るにあたり一層一層と降りてくる際、ある層の天が極楽世界であることを彼女に見せてくださいました。そこで彼女の母親は背が高くて美しく、たくさんの仙女が母親を取り囲んでいました。彼女はベッドの上に座り、どこを見てもその美しさを言葉で言い表すことが出来ませんでした。飛んでいる鳥でさえも、すべてが金色だったのです。

 旧勢力が彼女の命を奪おうとした時、彼女はやっと目が覚めたのです。しかし、すでに手遅れでした。

 実は旧勢力はずっと彼女の命を奪おうとしていたのですが、師父に再々阻まれていたのです。ある日のこと、車にぶつかりそうになりましたが、急に車が止まりました。彼女は後ずさりしました。この他にも、背後に危険な落とし穴があるとは知らず、そこに落ちそうになった時、後から大きな手が伸びてきて、彼女は前に押されて助かりました。

 同修達よ、修煉は非常に厳粛なことであり、色欲はまさに修煉者の至難の関です。 同修のこの教訓に学び、これ以上、師父を悲しませないようにしましょう。すべての人心と執着は、旧勢力が私たちを壊滅させるための口実なのです。大法と同化し、一つの執着心もないまで修めとげていきましょう。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/10/12/375686.html)
 
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