　【明慧日本2025年7月21日】（前文に続く）

　2. 遠方で真相を伝える

　2024年の中国の正月前に、夫と一緒に息子の家に年越しに行きました。息子の住む都市は海辺の街で観光客が多く、真相を伝え、三退を勧め、人々を救うのに便利な環境でした。私は4カ月間滞在し、5000人以上に三退を勧め、1日平均40～50人を救いました。以下に2つの例を挙げます。

（1）山東の同郷に真相を伝える

　ある日、真相を伝えるために公園の入り口のバス停に行きました。そこには10人以上がいました。「観光ですか？」と聞くと、「はい」と答え、口調から私の故郷の山東の訛りだと分かりました。「山東の某県の方ですよね？」と言うと、「そうだよ」と言いました。親しみのある訛りだったので、私たちはすぐに打ち解けました。

　彼らは同じ村で自らグループを作って旅行に来た6組の夫婦、12人でした。この街に着いたばかりで慣れず、海辺に行きたいが道が分からず、地元の人に聞いても言葉が通じず困っていました。そこに私が現れたのです。「道は知ってますよ。案内しますね」と言いました。道中、法輪功の真相を伝えました。中共がなぜ法輪功を迫害するのか、天安門自殺の偽装、貴州の「蔵字石」、なぜ三退が必要か。時間があったので真相を詳しく話し、彼らは法輪功の真実を理解し、心から党・団・隊から脱退しました。内訳は党員4人、団員5人、少先隊員3人でした。

（2）「ここで待ってるよ」

　ある日、観光地で縁ある人を求めて真相を伝えに行きました。遠くの木の下のベンチに2人の女性が座っていました。近づくと、若い女性が立ち上がり、「早く、あなたをここで待ってたんです！」と言いました。私は「本当？　私たち縁があるのね！」と言いました。話すと、彼女の母は私と同年代で、体の調子が悪く、冬を過ごすために娘のところに来ていました。私は「私も昔は体が悪かったけど、法輪功を煉って健康になった」と伝えました。若い女性は、法輪功について質問しました。中共がなぜ禁止するのか、天安門自殺の真相、なぜ薬を飲まないのか、なぜ薬なしで病気が治るのか。私は一つ一つ丁寧に説明し、母娘は理解して喜んで邪党組織から脱退しました。彼女たちは「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を紙に書いてほしいと言い、帰ってから唱えると言いました。

　私は、これまで真相を伝える中で、さまざまな人に会いました。聞かない人、追い払う人、罵る人、殴ろうとする人、携帯で通報しようとする人などです。そんな時、私は決して腹を立てません。彼らは邪党の嘘に深く騙されているのです。

　むしろ自分を振り返ります。私の慈悲心が足りなかったのではないか？　過去に彼を傷つけたのではないか？　これは私の心性を高める機会ではないのか？　彼に怒るどころか、感謝して、救えなかったことに心を痛めているのです。

　（完）