　【明慧日本2025年7月22日】（中国甘粛省＝明慧ネット通信員）中国甘粛省蘭州市の71歳の法輪功（ファールンゴン）学習者・陳方華さんは、2024年7月に警察に連行され、昆山市で不当に拘束された。2025年3月21日には城関区裁判所で不当な裁判を受けた。最近の情報によると、裁判所は陳さんに対し懲役3年6カ月の不当な判決を言い渡したという。

　2024年7月18日朝、陳さんは自宅を出て間もなく、待ち伏せしていた華坪新村派出所の私服警官により連行された。警官らは本人確認の身分証も提示せず、陳さんを自宅に強制的に連れ戻して家宅捜索を行い、法輪功の書籍2冊を含む私物を押収した。その後、陳さんは留置所に再び連行され、15日間の不当拘留の後、蘭州市第一留置場に移送され拘禁された。

　2025年3月21日、城関区裁判所は陳さんに対して裁判を行った。裁判所は開廷を家族に通知せず、家族は弁護士からの電話で裁判があることを知らされた。家族は急いで城関区裁判所に駆けつけ、法廷での傍聴を求めたが、裁判所はこれを許可しなかった。

　2025年6月27日、弁護士が突然家族に電話をよこし、陳さんはすでに裁判所で懲役3年6カ月の判決を受けており、現在控訴中であると伝えた。家族が判決書の閲覧を求めたが、弁護士は「ない」と答えた。

　陳さんが拘束されてからすでに1年が経つが、家族は今まで一度も本人に会えていないという。

　陳さんはもともと白銀市平川区に住んでいたが、平川区の中共（中国共産党）関係者による度重なる嫌がらせを受けたため、娘と共に蘭州市へ引っ越した。しかし、平川区公安分局の警察官・袁文野、平川区社会治安総合管理センター主任・白勇、副主任・朱玉琴、平川区の地域コミュニティ関係者および関連公安局の警官が蘭州市まで追ってきて陳さんに嫌がらせし、娘や婿、そして義父にまで暴力をふるい、「ゼロ行動」（学習者の数をゼロにする）に署名するよう強要した。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）