　【明慧日本2025年7月22日】

　喧騒が夕日と共に消え去り、天地が蒼穹へと溶け合う時、法輪功（ファールンゴン）学習者たちは再びアメリカの議会議事堂前に集まり、手にキャンドルライトを捧げ、26年もの間、信仰を守り抜いたことで中国共産党（以下、中共）から迫害され、亡くなった法輪功学習者を追悼した。

　法輪功とは、法輪大法（ファールンダーファー）とも呼ばれ、「真・善・忍」を指針とする佛家の気功修煉法である。1992年、李洪志先生によって広められ、その病気治癒・健康増進の奇跡的な効能と人々の道徳を高める力は、瞬く間に一億人以上を修煉の道に導いた。

　しかし、1999年7月20日、中共の独裁者は国家権力を総動員し、一億人を超える法輪功学習者に対し、肉体的・精神的・経済的に前例なき残酷な迫害を開始した。

　一夜にして、虚言、誹謗、憎悪の宣伝が世を覆い尽くした。拷問や監禁、さらには生きたまま臓器の強制摘出に直面しながらも、無数の法輪功学習者は信仰を守るために毅然と立ち上がり、人々に迫害の実態を伝え、法輪大法の素晴らしさを証明したのだ。

　情報封鎖のため、法輪功の修煉を堅持したがゆえに中共に殺害された正確な人数を我々は知ることができない。彼らはこの世を去ったが、その精神は永遠に輝き続けるのである。

　大洋の彼方では、中共が自由社会の制度的な隙を利用し、アメリカにおいて法律戦および世論戦を仕掛け、迫害を全世界へと拡大しようとしている。今年上半期だけでも、法輪功を標的とした死亡脅迫事件が百件以上確認されている。

　海外に身を置く法輪功学習者も、26年もの長きにわたり迫害に反対し続けてきた。その努力は、米国各級政府や世界各国の正義ある支持を得ている。

　今年3月、ホワイトハウスは神韻公演に対する爆弾脅迫事件を非難し、米国政府がこのような事件を厳正に対処し、犯人の責任を追及することを表明した。

　5月には、米国下院が「法輪功保護法案」を可決し、与野党一致で中共に対し法輪功への迫害停止を求め、臓器収奪犯罪の加害者に制裁を科すことを求めた。

　26年間、度重なる弾圧に直面しながらも、法輪功学習者は大きな苦難を背負いつつ、常に平和的な方法で迫害の実態を伝え、人々が虚言から目覚める手助けをしてきた。暴力を受けても、法輪功学習者はなお善なる心で対し、すべての人が正しい選択をすることを願っている。

　26年にわたり、法輪功学習者は不屈の精神により世界に法輪功を広めるとともに、中共の邪悪な本質をも明らかにしてきた。

　この迫害は必ずや終焉を迎えるであろう。法輪功学習者たちが「真・善・忍」という宇宙の真理を守り続けてきたその崇高なる行いは、全世界に光明と希望をもたらすものである。