　【明慧日本2025年7月24日】陝西省銅川市印台区の法輪功学習者・楊巧麗さんは、印台区検察庁に同区の裁判所に起訴された。2024年8月29日午前、楊さんは裁判所で裁判が行われ、2025年7月8日に懲役6年6カ月の判決を言い渡された。

　楊さんは農家の女性で、幼いときに母親が病気で死亡した。楊さん姉妹兄弟は父親に育てられ、生活が大変苦しかった。楊さんは性格がとても優しく、いつも穏やかな話し方で、決して人を傷つけません。楊さんは家庭でも良い母親、良い妻、良い嫁であり、家族仲も良好である。実家でも良い娘であり、90歳の父親の面倒を見ながら、子供たちの勉強を見守っている。

　法輪功を修煉し続け、善良な人である楊さんは、2005年4月21日、印台区裁判所に3年6カ月の判決を言い渡された。

　2023年11月中旬、銅川市益園小区と印台区広陽鎮の住宅街で、ある人が家のドアに法輪功の資料が貼られており、広陽鎮のある地区の電柱に「共産党は最大の邪教である」というステッカーが貼られていると通報した。中国共産党当局の幹部は多くの人に聞き取り調査を行ったが、全員が法輪功の資料を配ったりステッカーを貼ったりしている人物を見たことがないと答えた。幹部らはまた、電柱の監視カメラの映像を調べた。

　その後、2024年1月8日、楊さんは連行され、家宅捜索された。警官は4台のパソコン、3台のプリンター、80冊以上の法輪功書籍、法輪功の文言が書かれた紙幣、インターネットカード、USBメモリ、携帯電話を押収した。同年2月8日、楊さんは逮捕状を発付され、銅川市留置場に拘禁された。

　楊さんが連行された後、父親と子供の面倒を見る人がいなくなり、家族全員の生活が苦しくなった。2月18日午後、姉の楊美麗さん、楊美娥さんと弟の楊西京さんの3人は印台区公安分局の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）に行き、事件担当者に事情を聞いた。3人は警官に楊巧麗は本当に良い人だと言った。しかし、警官は全く聞く耳を持たず、楊西京さんが印台公安分局で法輪功の宣伝書類が入っている紙袋を「公然と」国保の警官に渡したことを非難し（書類に法輪功を修煉することが合法であるという法律根拠のものであった）、楊西京さんを押し倒し、顔を地面にこすりつけた。長姉の楊美麗さんは、この状況を知った後、公安分局の中庭に入り、国保の鉄門が閉まっているのを見て、ドアをノックした。長姉は警官と話し合ったが、「国の法律を無視し、公然と公安機関の権威に挑戦し、故意に問題を起こし、公安機関の秩序を著しく乱した」と警官に濡れ衣を着せられた。長姉と弟の2人は「わざと問題を引き起こした」という濡れ衣を着せられ、15日間の行政拘留を言い渡された。

　楊さんは拘留中、警官・劉小虎と課長の楊博文に殴られた。警官らは監視カメラがない場所を見つけ、平たい棒のようなもので楊さんを殴った。それを見たある警官が止めに行った。取り調べの間、楊さんは供述ゼロで、署名も拒否した。

　楊さんは印台区検察院と同区の裁判所に提訴され、印台区検察庁の担当者は高広華だった。楊さんに強制採血し、血液サンプルと書類袋を地元の公安司法鑑定センターに送った。ネットワーク安全警察と刑事警察を利用し、付近の多くの人を取り調べ、手がかりを探したので、多くの作業を行い、大量の公共資源を浪費した。

　高広華は、この案件の処理において、公通字[2000]第39号通達（法輪功は14種類の邪教に入っていない）、国務院新聞総署の「法輪功の出版物の印刷に関する禁止について」を廃止することと、弁護士の起訴しない意見書などを受け入れないため、弁護士に「法輪功は邪教だと思うか？」と聞いた。弁護士はこう答えた。「私にはそれを決める権利がないし、あなたにもない」。高広華はまた、固定電話を使って法律事務所に電話して、このような弁護士がいるか、法律事務所の所長はこのような事件を知っているか？」と聞いた。国保の隊長・傅宏安は北京市司法局に弁護士や法律事務所を訴えた。

　2024年8月29日午前、楊さんの裁判は行われた。裁判官は親族を弁護人とすることに同意しなかったうえに、楊さんの姉妹兄弟が法廷で傍聴することも認めなかった。裁判後、印台区公安局の警官は直ちに楊さんを現場から連れ去った。

　2025年7月8日、楊さんは不当に懲役6年6カ月を宣告された。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）