【明慧日本2025年7月24日】天津在住の法輪功学習者・韓玉霞さん（81歳女性）は、法輪功を実践したため、2025年7月2日、天津女子刑務所第六区に不当拘禁された。韓さんは2025年から4年の刑期を務めることになった（2023年4月、当局に懲役4年の不当判決を言い渡された）。明慧ネットによって以下の情報が確認された。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

　事件の詳細

　韓さんは、2019年10月29日、法輪功迫害の真相を人々に話したとして、河西公安支局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）、友誼派出所、越秀路派出所の10 人以上の警官らに連行された。警官らは電気ドリルを使って韓さんの家に侵入し、100 冊以上の法輪功の書籍、プリンター、パソコン、携帯電話、いくつかの事務用品、法輪功に関する情報が記載された 3,000 セット以上のカレンダーを押収した。その後、韓さんは地元の浯水道拘置所に拘禁され、2019年12月1日に保釈された。

　韓さんは、2022年10月15日、学習者・孫桂香さんを訪ねたとき警官に見られた。その後、再び連行された。2人の学習者は取り調べのために派出所に連行され、家宅捜索を受けた。12月5日、河西区越秀路派出所の2人の警官が突然、韓さんの自宅を訪れ「すぐに河西区裁判所に連れていく」と言った。

　そして、男性4人と女性2人は韓さんに対する裁判を行った。裁判長が韓さんに法輪功を学んでいるのか」と聞くと「学んでいます。配った資料は読む人に真実を伝えるためです。私がやったことは国にも社会にも百利あって一害なしです」と答えた。裁判後、派出所の警官は韓さんに「十数日後、身体検査に連れて行く」と言った。

　2023年4月23日、警官は韓さんを総合的な身体検査のために病院に連れて行った。韓さんは高血圧であることが判明し、その日のうちに家に連れ戻された。警官は翌日戻ってきて、韓さんを河西区拘置所に連行した。韓さんの血圧は非常に高いままだったので、警官は韓さんを再び家に連れ戻さなければならなかった。彼らは翌日韓さんに電話をかけ、韓さんに裁判所に行くようにと伝えた。韓さんは従うことを拒否した。

　4月26日、警官らが韓さんの自宅を訪れ、裁判所に連行し、懲役4年の不当判決を宣告された。韓さんは控訴した。

　2025年4月、韓さんは再び警察に連行され、身体検査を受けた。6月26日午後、韓さんは河西区拘置所に不当に拘留された。7月2日、韓さんは天津市女子刑務所第六区に連行された。

　韓さん一家が過去に受けた迫害

　法輪功を実践しているため、韓さん自身、夫、娘を含む家族は過去20年間、繰り返し不当連行され、拘禁されてきた。

　韓さんはかつて、5回にわたって連行され、天津市河西拘置所に拘留され、労働教養処分3年6カ月を科され、天津市板橋女子労働教養所に拘禁された。そして、懲役3年6カ月の判決を受け、天津女子刑務所に拘禁された。不当拘禁されている間、韓さんは7日間にわたり手錠を掛けられてドアに繋がれ、両足は腫れ上がり、歩けなくなったことがある。また、長時間にわたって小さな椅子に座らされ、トイレへ行くことを制限され、重労働を科された。

　韓さんの夫・郭徳有さん（学習者、88歳）は、河西拘置所に3回拘留され、家宅捜索を6回受けた。郭さんは労働教養処分3年を科されて双口労働教養所と板橋労働教養所に拘禁され、懲役5年の判決を受けた。また、小さな椅子に座らされ、トイレへ行くことを制限され、重労働を強いられ、法輪功を誹謗するプロパガンダ動画を視聴させられ、毎月思想レポートを書かされた。

　韓さんの娘・郭成茹さん（学習者、61歳）は、2回の労働教養処分計3年6カ月を科され、3回の不当判決計13年を下され、何度も拘禁された。郭成茹さんは2000年1月末、上海で連行され、拘留所に3カ月間拘禁された。2000年1月末、上海で成茹さんは連行され、拘留所に3カ月間拘禁された。そのときから、警官は成茹さんの食事に神経を破壊させる薬物を混ぜた。その後、上海青浦労働教養所に拘禁されている間も、成茹さんは神経を破壊させる薬物を注射され、長い間、記憶をなくし、判断力の低下などの症状が現れていた。2003年、労働教養の期間中に、成茹さんは夫との離婚を強要され、息子や不動産などを夫に裁定された。2017年8月15日、成茹さんは何度も不当に連行され、その後、河西区裁判所に懲役5年の判決を言い渡され、天津女子刑務所に収容された。刑務所で精神的、肉体的、迫害を受けた成茹さんは、一度極度に痩せ、気性が荒くなり、精神異常になってしまった。今年8月24日に出所したが、いまだに回復していないという。

　韓さん一家が法輪功から受けた恩恵

　法輪功を実践する前、韓さんは坐骨神経痛、結核、手のしびれなどの病気に悩まされていた。

　韓さんの夫は高血圧、陳旧性心筋梗塞などの病気に悩まされていた。交通事故でふくらはぎを負傷し、傷は長い間治らなかった。しかし、法輪功を修煉し始めてから、夫婦は気づかないうちにすべての病気が消え、体が軽くなり、健康になったと感じている。

　韓さんの娘である成茹さんは法輪功を修煉する前、直腸脱と顔の皮膚アレルギーに悩まされていた。アレルギーがひどい時は、目が腫れてほとんど開けられないほどだった。しかし、法輪功を修煉し始めてからは、これらの症状はすべて消えた。法輪功の奇跡を体験した成茹さんは、真・善・忍の教えに基づいて自分を律した。成茹さんは親切になり、近所の人たちと共有する共有スペースを頻繁に掃除するようになった。料理も覚え、両親を敬い、子供の世話も大切にした。家族は幸せで和気あいあいとしていた。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）