　【明慧日本2025年7月24日】黒龍江省鶏西市に住む法輪功学習者の周麗東さん（48歳女性）は、2025年2月に連行され、不当に拘禁・起訴された。6月9日には鶏東県裁判所により不当に裁判にかけられ、懲役3年6カ月の不当判決を受けたことが最近明らかになった。

　周麗東さんは鶏西市鶏冠区に居住し、鶏西市熱電有限公司に勤務している。法輪功を学ぶ前は体が弱く、常に微熱があり、アレルギーにも頻繁に悩まされていた。結婚後5年間は子どもを授かることもなかった。しかし法輪功を学んでから、健康状態が大きく改善し、すべての病が消え、2007年には健康な子どもを出産した。法輪功の修煉によって、わがままな性格を改め、名誉や利益への執着も捨て、家庭は幸福で調和に満ちたものとなった。

　2025年2月11日午前10時ごろ、鶏西市鶏冠区公安分局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の張躍繽および南山派出所の警官ら約20人が、周さんの自宅に押し入り、不当に家宅捜索を行った。家の隅々まで探し回り、パソコン、携帯電話、プリンターなど多くの私物を押収した。捜索は数時間に及び、押収品の詳細は不明である。最終的に警官らは、周麗東さんと、自宅にいた他の法輪功学習者2人を連行した。

　その後、周さんは鶏東県検察庁によって起訴された。2025年6月9日、鶏東県裁判所は不当に開廷し、鶏さんに不当に懲役3年6カ月の判決を言い渡した。周さんは控訴したが、原判決を維持された。現在に至るまで、司法官憲が連携して行った一連の迫害の詳細は不明である。

　明慧ネットの報道によると、鶏西市における法輪功学習者への2023年の迫害状況は以下のとおりである。政治法律委員会、「610弁公室」、公安、検察、裁判所、司法機関などによる迫害により、1人が死亡、14人が不当に判刑を言い渡され、12人が不当に拘禁され、少なくとも8人が経済的迫害を受けた。

　また、2025年上半期には少なくとも430人の法輪功学習者が中共によって不当に有罪判決を受けたことが明らかになっている。（2025年が249人、2024年が151人、2023年が14人、2022年が6人、2021年が3人、2020年が3人、それ以他の年で4人）。その中には、省辺防総隊紀律検査室の主任、市検察庁の書記官、優秀な教師、医師、看護師長、大学図書館の司書、高級エンジニア、銀行職員、品質管理部門の責任者、軍医大学の大学院生、会計士、画家、農民、労働者など、各界の人々が含まれている。また、不当に有罪判決を受けた60歳以上の高齢学習者が202人に上り、その内訳は90代が1人、80代が16人、70代が92人、60代が93人である。