　【明慧日本2025年7月24日】7年前、黒竜江省鶏西市の法輪功学習者・王淑香さんは、善意で人々に法輪功迫害の真相を伝えていたところを連行された。迫害から逃れるため、王さんは6年間も流浪生活を強いられたが、今年2月に連行された。最近判明したところによると、王淑香さんは鶏西市鶏東県裁判所により懲役2年の不当判決を受け、さらに罰金1万元（約20万円）を強要された。

王淑香さん

　王淑香さん（61歳）は、現在、鶏西市鶏冠区に居住している。

　2018年4月6日午前8時40分頃、王さんは鶏西市鶏冠区伝染病院の入り口で、曲本財という人物に真相を伝えていたところ、曲本財に引き止められ「お前を、刑務所にぶち込んでやる！」と大声で叫ばれた。曲本財は、通りかかった匡保傑という運転手に電話で通報させた。匡保傑は通報後に車を降り、曲本財と共に王淑香さんを地面に押し倒した。紅星郷派出所の警官・馬駿と張成勇が王さんを連行した。王さんは15日間不当に拘束され、その期間中に鶏冠区公安支局により刑事勾留に切り替えられ、その後「保釈の形で釈放」された。

　2019年10月21日、王さんは鶏西市鶏冠区の警官に連行され、紅星派出所に送致された。王さんは不当に刑事勾留され、鶏西市第一留置場に入れられた。家族が身柄の引き渡しを求めに行った際、紅星派出所の警官は、今回の王淑香の連行理由が、前年、すなわち2018年4月6日に連行され、18日間不当に拘束された件が「まだ終わっていない」と述べた。さらに、「保釈期間中」に王さんが報告に行かなかったと主張し、警官は王さんに対する司法迫害のため、早急に「手続きを進める」必要があったと述べた。

　王さんは、鶏西市第一留置場に拘束中、迫害に抗議してハンガーストライキを行った。2019年10月29日夜、王さんは自宅に戻ったが、居住監視となった。その後、さらなる迫害を避けるため、王さんは流浪の身となり、公安局のインターネット上で指名手配された。

　今年2月11日午前10時頃、鶏冠区国内安全保衛部（国保）の張躍繽、南山派出所の警官らが、法輪功学習者・周麗東さんの家に押し入り、周麗東さんの家を訪れていた王淑香さんを連行した。その後、王淑香さんは鶏東県検察院にでっち上げの容疑で送られ、鶏東県検察院は鶏東検刑[2025]Z2号起訴状をもって、王さんを不当に鶏東県裁判所に起訴した。周麗東さんも王淑香さんと共に連行され、その後、懲役3年6カ月の判決を受けた。

　今年6月9日午前10時～11時15分、王さんは鶏東県裁判所で不当に開廷された。公判が始まり、主任裁判官・蓋秋海は、まず王さんに尋ねた。「罪を認めるか否かで、刑期に大きな差が出る」。王さんは自己弁護で答えた。「法輪功を修煉することに罪はない。検察官に尋ねたいが、真・善・忍を信仰することに何の罪があるのか。私が世間の人々に法輪功迫害の真相を伝えるのは、皆のためである。いかなる政府も永遠ではない、法輪大法の件は遅かれ早かれ結論が出る。私の件で、審判長を含め、ここにいる一人ひとりが将来影響を受けることを望まない、私を家に帰すべきだ」。弁護士も法条に基づき法廷で王淑香さんのために弁護した。検察院の検察官・劉穎は、王淑香を問い詰めた。「罪を認めるか？」王淑香さんは「私に罪はない」と答えた。検察官はそれ以上何も言えなかった。

　今年7月3日、鶏東県裁判所は（2025）黒321刑初37号の判決書を発行し、王さんに懲役2年の判決を下して、罰金1万元（約20万円）を強要した。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）