　【明慧日本2025年7月26日】2025年7月16日、ローマ市第12行政区は、市議会副議長であるピエトランジェロ・マッサーロ（Pietrangelo Massaro）議員が提出した動議「生体臓器摘出の制止および法輪功迫害の制止」を可決した。

'图1：罗马市第十二行政区市议会副主席彼得兰杰洛‧马萨罗（Pietrangelo Massaro）'

「生体臓器収奪の制止および法輪功迫害の制止」に関する動議を提出した、ローマ市議会副議長ピエトランジェロ・マッサーロ議員

　2025年7月16日午前、ローマ市第12行政区の議会ホールにおいて、市議会副議長を務めるピエトランジェロ・マッサーロ議員が提出した動議が可決された。

　この人権に関する動議は、中共政権による衝撃的な事実、生きた人間からの生体臓器収奪、特に法輪功（法輪大法）学習者に対する迫害を厳しく非難するものである。

　マッサーロ議員は陳述の中で、中国政府が過去26年間にわたり法輪大法修煉者に対して行ってきた迫害の中で、生体臓器収奪という重大な犯罪行為が存在していることを詳しく述べた。また、中共がこの法輪功に対する迫害を海外にも輸出しており、こうした国境を越えた弾圧がますますエスカレートしていることを指摘した。

　同議員は、イタリア政府および指導者、そしてすべての政党に対し、法輪功修煉者への最大限の支持を呼びかけ、迫害を制止するための行動を求めた。また、中共によるイタリアおよび世界各地での国境を超えた弾圧を防ぐよう訴え、中国でのこの人道的災難を終わらせるために、あらゆる合法的手段を講じることを強く求めた。

　当日、出席議員の採決により、この動議が可決された。

　以下は「生体臓器収奪の制止および法輪功迫害の制止」に関する動議の主な内容である。

　法輪功は「真・善・忍」を修煉の原則としており、1990年代から中共政府による残酷な弾圧、拷問および深刻な人権侵害を受けている。

　調査の結果、多数の実際の証人によって、生体からの大量の臓器摘出行為が存在することが証言されている。

　以上の事実を踏まえ、法輪功に対する迫害の停止、良心犯に対する臓器の強制収奪という犯罪行為の停止、具体的な抑止措置の実施を呼びかける。

ローマ市議会副議長ピエトランジェロ・マッサーロ議員が提出した「生体臓器摘出の制止および法輪功迫害の制止」に関する動議

　本動議は今後も引き続き、ローマ市政府、イタリア議会およびイタリア政府へと段階的に提出される予定である。

　法輪大法の紹介

　法輪大法は、1992年に李洪志先生により中国社会に公開伝授された、「真・善・忍」を基本原理とする修煉法である。わずか数年の間に1億人以上が修煉し、病気の回復や道徳の向上など、数えきれないほどの奇跡が現れている。しかしながら、1999年にはすでに1億人以上が法輪功を修煉していたことから、中共は同年7月20日、法輪功に対する非人道的な弾圧を開始した。国家の全機構を総動員し、巨額の財政を投入して学習者を迫害し、生体臓器収奪にまで及ぶ残虐行為が行われている。中共が学習者に対して犯した罪は筆舌に尽くしがたく、その迫害は現在に至るまで26年間も続いている。

　法輪功修煉者に対する残酷な迫害行為は、国際的に多数の機関や各国政府から非難を受けている。最近では、アメリカ合衆国下院が2025年5月5日に『法輪功保護法案』を可決し、生体臓器収奪に関与した者に対して制裁を科すことになっている。