　【明慧日本2025年7月26日】吉林省徳恵（とくけい）市公安局の局長・顧民の指揮の下、2023年2月25日、副局長1人が国内安全保衛部門、勝利派出所、恵発派出所、振興派出所、建建派出所、達家溝派出所、朝陽派出所、天台派出所、夏家店派出所の警官を率いて、徳恵市の多数の法輪功学習者の家に押し入り、家宅捜索を行い、李徳成さんを含む法輪功学習者15人を連行した。

　同年8月、多くの法輪功学習者が徳恵市裁判所から不当判決を受けたことが判明した。80歳の法輪功学習者・李徳成さんは、裁判所から懲役4年の判決を言い渡され、すでに長春鉄北刑務所に送られ、拘禁された。

　李さんが連行される経緯

　徳恵市西六道街に住んでいる李さんは80歳で、妻の馬淑華さんは75歳である。2023年2月25日午前9時ごろ、李さん夫妻、地方から姉の家を訪ねてきた馬淑花さん（法輪功を学んでいない）と、法輪功学習者の劉忠栄さん（女医）とともに自宅に押し入った警官に連行された。

　公安局長が指揮し、自ら国内安全保衛部門と複数の派出所の警官を率いて、李さんの家の家宅捜索を行い、90数冊の法輪功関連書籍、デスクトップパソコン1台、ノートパソコン2台、プリンター2台、500元相当の印刷用紙、カッター2台、ホッチキス2台、携帯電話3台、ビデオプレーヤー2台、オーディオプレーヤー3台、USBやメモリーカードなどの私物を押収した。

　警官は馬淑花さんのバッグから100元を抜き取り、馬淑花さんを達家溝派出所に引き渡した。その直後、達家溝派出所の警官は馬淑花さんを連れて、馬淑花さんの自宅に行き、家宅捜索をしたが、馬淑花さんは法輪功学習者ではなかったため、警官は探したいものを探し出せなかった。

　警官は李さん夫妻を夏家店派出所に連行し、そこで侯という警官に取り調べをされた。馬淑華さんは健康問題のため、26日早朝に家族に連れられて家に帰った。李さんも健康上の理由で、保釈された。

　法輪功学習者数人に不当判決

　法輪功学習者・鄭玉明さん（男性）は、2023年2月25日、徳惠市公安局達家溝派出所の警官に連行され、徳惠市の留置場に拘禁された。2024年1月4日、鄭さんは徳惠市裁判所から懲役7年の判決を受け、吉林省刑務所に送られた。

　法輪功学習者・蘇翠芝さん（女性）は、2023年2月25日、徳惠市公安局の警官に連行され、2023年8月、徳惠市裁判所に懲役7年の判決を言い渡され、吉林省女子刑務所に送られた。

　法輪功学習者・謝雲香さん（女性）は、2023年2月25日、徳惠市公安局の警官に連行され、2023年8月、徳惠市裁判所から懲役5年の判決を受け、吉林省女子刑務所に送られた。

　法輪功学習者・王玉芬さん（女性）は、2023年2月25日、徳惠市公安局と天台派出所の警官に連行され、2023年8月、徳惠市裁判所から懲役2年の判決を受け、吉林省女子刑務所に送られた。

　法輪功学習者・劉忠栄さん（女性）は、2023年2月25日、徳惠市公安局の警官に連行され、2023年8月、徳惠市裁判所から懲役2年の判決を受け、吉林省女子刑務所に送られた。

　法輪功学習者・王桂英さん（女性）は、2023年2月25日、徳惠市公安局の警官に連行され、2023年8月、徳惠市裁判所から懲役10カ月の判決を受け、吉林省女子刑務所に送られた。

　法輪功学習者・郭恩才さん（男性）は、2023年2月25日、徳惠市公安局の警官に連行され、その後釈放された。2023年10月、郭さんは再び徳惠市公安局の警官に連行された後、懲役2年6カ月の判決を言い渡された。

　最近、80歳の法輪功学習者・李徳成さんは、徳惠市の裁判所から4年の懲役刑を言い渡され、長春鉄北刑務所に送られたことが分かった。