　【明慧日本2025年7月27日】北京市房山区の法輪功学習者（以下、学習者）・王蘭英さん（74）は2024年12月、不当に2年の判決（拘禁されずに自宅で執行）を受けたが、今年4月16日に房山区田各庄の留置場に連行された。6月5日には河北省石家荘の女子刑務所に移送され、不当に拘禁され続けた。

　2022年11月2日、中国共産党の虚言を信じ込んでいる人の通報により、王蘭英さんの自宅に房山拱辰派出所の複数の警官が無断侵入し、家宅捜索を行った。その場にいた5人の法輪功学習者も拷問的に拷問所へ連行された。健康診断不合格のため、11月4日にいったん保釈された。

　2023年11月1日、房山区の拱辰派出所の警官により、王さんは房山検察院へ虚偽の内容で告訴された。12月18日、王さんは房山区裁判所に不当に提訴された。

　2回の裁判が行われ、家族は傍聴を拒否された。弁護士が無罪を主張し、王さんも簡潔に事実を述べたが、裁判所は反論しなかった。最後に、裁判官は「結果を待て。当裁判所は決められないことで、上の方に聞かなければならない」と言った。

　2024年12月30日、王さんは房山区裁判所によって刑務所外の服役2年を宣告された。王さんは直ちに控訴した。

　今年4月2日、北京中級人民裁判所は原判決を維持した。王さんは今年6月5日に河北省保定市の出身地に送還され、石家庄女子刑務所で拘禁された。

　明慧ネットの報告によると、2023年に北京地区で迫害により亡くなった法輪功学習者は7人、不当判決を受けたのは50人にのぼり、合計で12万2千元（約148万円）の罰金や賄賂が強要された。少なくとも105人の学習者が連行され、不当に拘留された。多くの学習者は継続的に嫌がらせや監視の対象となっている。