　【明慧日本2025年7月28日】（明慧ネット北京特派員報道）2024年9月28日、北京市通州区永順派出所の警官が李業亮さんに電話をかけ、所長が会いたいと言い、中国・アフリカ会議が開催されるので会う必要があると伝えた。李業亮さんは「中国・アフリカ会議が私と何の関係があるのか？」と答えたが、相手は翌日会うことを求めた。その後、李業亮さんは連絡を絶った。現在、彼の家族は北京第二刑務所からの手紙を受け取り、彼がそこに拘禁されており、不当に3年の懲役刑を受けたことを知った。

　李業亮さんは現在55歳で、大学を卒業している。1999年7月20日に中国共産党が法輪功への迫害を開始して以来、彼の勤務先は給料を数百元に減額し、その後、彼は職場を追われた。真相資料を配布したため、不当に1年間強制労働科せられた。2002年、同修を自宅に泊めたことで警官に監視・尾行され、法輪大法の資料が見つかり、7年の懲役判決を受けた。2017年には、法輪功学習者の慶秀英さん、夏紅さんとともに不当に4年の懲役刑を受け、李業亮さんは4年の懲役を科された。これまで合計12年の刑務所での迫害を受け、今回さらに理由もなく3年の不当判決を受け、合計15年も懲役刑を受けている。人生に15年がいくつあるだろうか。

　帰宅後の李業亮さんは、共産党によるさまざまな名目での迫害されてきた。彼の故郷は山東省日照市で、北京と日照を往復する際、身分証明書が常に警官の警報システムに引っかかり、駅で警官に呼び止められ、カバンを調べられ、身体検査を受け、携帯電話をチェックされた。中国が「世界最大の国民監視システム」と称される中、携帯電話番号も住居も実名登録が義務付けられており、李業亮さんの携帯や住居は警官による訪問や電話での嫌がらせに常に晒されていた。

　公職を失った後、彼は独学で写真の技術を学び、会議や団体の写真撮影の仕事をした。ある時、ある団体に同行して撮影したが、翌日その団体が天安門広場に行く予定があり、全員の名簿を提出するよう求められた。結果、李業亮さんと陳情経験のあるもう一人は同行を禁止された。このことが通州の地元警官に伝わり、警官はすぐに電話で彼に地元派出所に戻るよう求めた。李業亮さんは「今、長城にいて遠いので戻れない」と答えた。派出所の警官は現地に来ると言ったが、夜遅かったため、繰り返し報告や尋問の末、うやむやになった。

　ある時、李業亮さんは元の住居からより遠くて安い場所に引っ越した。すると、すぐに新しい住所の警官から連絡があり、訪問してきた。警官は執行記録カメラを持って来た。元の住居の警官も駆けつけ、同様にカメラを手にしていた。李業亮さんが「もう引っ越したのに、なぜまだ来るのですか？」と尋ねると、警官は「仕方ない、上からの指示で、君がここに住んでいることを確認しなければならない」と答えた。

　刑務所から解放され帰宅した後、一時期、李業亮さんは修煉を中断したが、その後、両脚が硬直して力が入らず、ベッドから起き上がれなくなった。孤独で厳しい生活の中、生命が尽きかけていた。絶望の中、彼は起き上がり、脚を組んでみた。すると、奇跡的に冷え切った脚が蘇った。彼は涙を流し、その後2か月間、法輪大法の書を読み続けた。読書中、涙が止まらなかった。彼は日に日に別人のように変わり、悲しみと孤独は法によって洗い流され、慈悲深い表情と輝く肌、温かい笑顔が溢れてきた。相変わらず一人暮らしで貧しい生活を送っていたが、全く別人になったようだった。彼は神仏が本当に存在し、慈悲深く人々を見守っていることを知った。彼はもはや他人の善意を求めず、逆に人々に対して善意を抱くようになった。

　この素晴らしい法輪大法を、私が心から讃えるこの法を、周りの善良な人々と共有したいと思っている。ある時、いつも挨拶してくれる警備員に、李業亮さんは純粋な気持ちからUSBメモリを渡した。言葉はあまり交わさず、その場を去った。彼は相手が自分と同じように真剣に考え、内容をじっくり見ると思っていたが、警備員は一瞥して法輪功の内容に気づき、すぐに派出所に通報した。派出所はよく彼らと接触していたが、警備員は問題の深刻さを理解していなかったかもしれないが、これは警察を呼んだのと同じことだった。警官はすぐに李業亮さんに尋問したが、口下手でコミュニケーションが苦手な李業亮さんは多くを語らず、彼は法輪大法に対する素晴らしい感慨に浸り、共産党の嘘に惑わされた世の人々がどれはど悪意に満ちているか理解できなかった。

　この事件が引き金となり、冒頭の出来事が起きた。通州永順派出所の警官が中国・アフリカ会議を理由に李業亮さんに電話し、会うことを求めた。彼はUSBメモリを渡しただけで、家には本が2冊あるだけの単純な生活で、問題はないと考えていた。しかし、通州国家安全局はこれを3年の大事件に仕立て上げた。

　通州国家安全局、検察庁、裁判所関係者に忠告する。自分はどのようにすれば良いか手段を残しておくよう勧告する。今は何もなくても、冤罪を作り出し、無実の市民を拘禁することは必ず報いを受ける。特に仏法修練者を迫害することは、普通の報いではない。後悔しても遅い。共産党の悪行は誰もが知っているのに、なぜ考えないのか？「真・善・忍」を修める善良な人を迫害し、こんな社会に生きるのは悲しくないのか？　なぜさらに悪に加担するのか？　今、天災や人災が次々と起きている。それは天が人の悪行に対する警告である。なぜまだ目覚めないのか？