文／エイミー（カナダ）

　【明慧日本2025年7月29日】みなさん、こんにちは！　私の名前はエイミーです。今年7歳で、明慧小学校の2年生です。今日は、私の修煉体験についてみなさんとお話ししたいと思います。

　まず最初に、「顕示心」についてお話しします。学校に通い始めたばかりのころ、私はいつも、ママが買ってくれた良いものを学校に持って行って、みんなに見せびらかしていました。ママは「それはよくないことよ」と教えてくれましたが、私は聞き入れませんでした。みんなが「それ、きれいだね！」とほめてくれるのが好きで、うらやましそうな顔を見るのがうれしかったからです。しかし、今ではその心はよくない心であることがわかるようになりました。師父は『轉法輪』の中で、「顕示心」についてちゃんと教えてくださいました。私はこの心を取り除かなければいけないと思いました。そして今は、少しよくなってきました。少し前、パパは私に引き出しが2つ付いた収納ボックスを買ってくれました。透明な青い箱で、とてもきれいです。中に私の好きな小物をたくさん入れて、「これを学校に持って行って、みんなに見せたいな」と思いました。でも、ママが「また見せびらかしたいの？」と聞いてくれたとき、私は「あっ、また見せびらかそうとしてる。これじゃあ修煉できてない」と思い直しました。それで、収納ボックスは学校に持って行きませんでした。あとで思い返すと、自分でちゃんと自分を抑制できたと思い、とてもうれしかったです。

　でも、私はまだ「顕示心」を完全に捨てきれていません。もっとがんばって直していかないといけません。

　ある日、ママが私たちを学校に送ってくれる途中で、私とママは一緒にで韓愈の『馬説』を暗唱していました。私は「もうだいたい覚えた！」と思って、自分がすごいと思ってしまい、また見せびらかしたくなりました。それで「ママ、ママ、私ひとりで暗唱してみる！」と言って、ひとりで始めたのですが、結局、全部言えませんでした。お姉ちゃんが横で笑って「暗唱できないって言ったでしょ！　またカッコつけて！」と言いました。

　今考えると、あれも顕示心でした。よくない心です。たぶん、見せびらかしたい気持ちが強すぎたから、最後まで暗唱できなかったのだと思います。これからは、この心を直して、いつも自分を見せようとしないようにしたいと思います。

　私以前、とても自分勝手で、自分のことしか考えていませんでした。でも、今は他の人のことを考えるようになり、譲ることもできるようになりました。

　少し前、ママが私とお姉ちゃんに新しいお弁当箱を買ってくれました。一つはフタに葉っぱの模様があり、もう一つはリスの絵がついていて、私たちはどちらもすごく気に入りました。でも、ふたりともリスの絵の方がもっと好きで、どちらも「これがいい！」と思っていました。

　ママは「このリスのは妹のために買ったつもりだったのよ」と言いました。だけど、お姉ちゃんもとても気に入っているのがわかったので、私はリスの絵の方をお姉ちゃんに譲りました。すると、お姉ちゃんも私が気に入っているのがわかって、今度は私に譲ってくれました。

　ママは「ふたりともよくできたね！」とほめてくれました。そして、「いつも優しい心を大切にしていれば、何かあってもすぐ人と争ったり、取り合ったりしなくなるわよ」と言いました。私はまた少し成長したと思い、うれしく感じました。

　私はときどき、すぐに怒ってしまうことがあります。ある日、どうしても自動シャープペンが欲しくて、「ママ、今すぐ買って！」と言いました。でもママは「ちょっと遠いし、わざわざ行くほどじゃないから、明日ついでに買おうね。今日はお姉ちゃんのを借りて使って」と言いました。

　私は「今すぐ欲しい！」と思って、怒ってしまい、夜までずっと不機嫌でした。ママは私を叱ったりせず、「大法の小弟子は、怒っちゃだめだよ」とだけ言いました。そのあと、私はだんだん落ち着いてきて、怒りも消えていきました。実は、私も「怒るのはよくない」とわかっているのです。

　翌朝、目を覚すとすぐに「ママ、今日はシャープペン買える？」と聞いたら、ママは「いいよ」と言ってくれました。その日の午後、一緒にスーパーに行って、自動シャープペンを買ってもらいました。私はとてもうれしかったです。

　翌日、それを学校に持っていって使っていたのですが、放課後に見ると、ペンのキャップが取れていて、しかも誰かに踏まれて壊れていました。私はとても悲しかったです。それを見たママは、新しいのをもう一本買ってくれました。

　ところが不思議なことに、次の日もキャップをなくしてしまいました。私はママに「また買ってくれる？」と聞きました。するとママは「二日続けて同じことが起きたのだから、自分にどこか良くないところがあったんじゃないかと、ちょっと考えてみたらどう？」と言いました。「急いで新しいのを買うのはやめて、まず内に向けて探してみよう」と言いました。

　私はちょっと不機嫌になりましたが、でもママの言っていることは正しいと思いました。

　私はどこがいけなかったのでしょうか。思い出したのは、最初のペンが壊れたときのことです。たぶん、私は学校で友だちとの関係をうまくできていなかったからだと思いました。グループ分けのとき、自分の好きな子だけと組もうとして、他の子の気持ちを考えていませんでした。それに、ママにも怒ったりしました。

　二本目のペンは、私がまた見せびらかしたくなって「見て、また新しいペンだよ！」と思っていたからだと思います。心の持ち方がよくなかったのです。それでまたペンが壊れて、「もう見せびらかすのはやめなさいよ」と教えてくれたのかもしれません。

　私は、もっともっと上を目指したい大法の子ども弟子です。これからも法をしっかりと学び、煉功して、何かあったときは自分の内に向けて探して、もっとよい自分になっていきたいです。

　師父、ありがとうございます！　同修のみなさん、ありがとうございます！

（2025年カナダ法輪大法修煉体験交流会発表原稿より）