文／ドイツの大法弟子

　【明慧日本2025年9月28日】先日の神韻公演は、私にとって非常に刺激的なものでした。まさか私が人間的に変わるとは思ってもいませんでした。

　女性らしさの美しさ

　公演の後半は、女性ダンサーによる古典舞踊でした。女性ダンサーたちは優雅な衣装を身にまとい、その動きはまるで夢のように優雅で流れるようでした。そのパフォーマンスに見とれていると、ふとダンサーの一人の手振りが目に飛び込んできました。まるで電撃を受けたかのような衝撃を受け、言葉では言い表せない感動が胸にこみ上げてきました。

　その時、私は昔の優しくて、親切で、静かで、美しい自分を思い出したような気がしました。昔の私は、そういう人間だったのです。でも、今の社会では、厳しくて、冷たくて、少し乱暴な女性の方が得をするようで、私もいつの間にかそういう人間になってしまいました。でも、昔の私はそんな人間ではなかったし、こんな風になるなんて思ってもみなかったのです。

　今回神韻を観たことは、まるで美しい思い出のようで、自分が本当になりたい人間を思い出させてくれました。

　文化の多様性、重要な原則、そして深い知恵

　私自身、この公演から多くの恩恵を受けました。この公演は本当に美しいと心から思います。ですから、神韻を心から応援したいと思っています。神韻のアーティストたちは本当に素晴らしい仕事をしています。中国で迫害を受けている出演者の家族もいるなど、大きなプレッシャーに直面しているにもかかわらず、彼らは今もなお、古来の伝統と社会規範を忠実に伝え続けています。

　中国で家族を守り、このように声を上げているのは素晴らしいことだと思います。伝統文化において、家族を大切にし、家族のために立ち上がることは非常に重要な価値観です。中国における迫害を明るみに出すことは非常に重要です。同時に、神韻がチベットの文化と伝統を公演の中で守り、紹介することも非常に重要だと思います。なぜなら、チベットの文化も迫害されているからです。どの国にもそれぞれの起源、伝統、尊厳、そして美しさがあり、神韻ではそれらすべてを見つけることができるのです。

　さらに、神韻が中国共産党による他宗教団体への弾圧を暴露したことは、非常に正しく、重要なことだと考えています。神韻はチベットとモンゴルの舞踊も上演しており、これらの文化を国際社会に伝え、保護していくことに貢献しています。人類と宗教の自由を守ることは国際的な責任です。私にとって、神韻を観ることは、自分の立場を表明する行為であり、優しさ、文化の多様性、そして個人の自由を支持する行為なのです。

　伝統的なヨーロッパ文化の復興を期待する

　あらゆる民族を尊重し、それぞれの文化の美しさと主権を擁護するこのような公演を、私は心から応援します。伝統文化をテーマにしたダンスも楽しんでいます。神韻のメインテーマは「中国の神伝文化の復興」ですが、そのダンスにはヨーロッパの伝統文化の基本的な要素や原則も数多く見られます。私たちが神韻をしっかりと支援すれば、いつか私たち自身も「ヨーロッパの伝統文化の復興」をテーマとした公演を開催できるかもしれません。

　それは素晴らしいことです。かつての王制には、慈悲深い王、高貴で力強い男性、上品で控えめな女性、伝統的なヨーロッパの音楽、そして威厳と華やかさを兼ね備えた衣装がありました。そして、これらはすべて神韻の公演に反映されていました。ですから、神韻はドイツ、そしてヨーロッパ全体における伝統文化への回帰を促す重要な触媒になると思います。

　ヨーロッパも自由と正義という価値観を堅持し、神韻を支援すべきです。神韻を支援することは非常に価値のあることだと思います。ヨーロッパの人々は、中国共産党による様々な非難やプロパガンダに惑わされてはなりません。世界中の嫉妬深く悪意のある人々は、他者を中傷し、圧力をかけます。文化大革命、一人っ子政策、香港介入などを通して、中国共産党が長年にわたりそのような行為で悪名高いことは明らかです。

　人は正直で親切であり、ヨーロッパが長年の努力によって築き上げてきた価値観を守るべきだと私は信じています。神韻が示す精神に非常によく当てはまるドイツの古いことわざがあります。「正直で、助け合い、親切であれ」。神韻はまさにそのようなことを思い出させ、世界中でこれらの価値観を再び呼び覚ましています。

　【修煉者同士の理性的な交流は、一般的に、その修煉者がその時点で修煉を通して得た認識に基づいたものであり、善意を持って交流し、互いに向上することを目指すものです。】