　【明慧2025年10月2日】自分の恐れる心や私心の為に、人を救うことを選り好みしていました。特に自分の好悪（こうお：すききらい）によって真相を伝える相手を選んでいました。身近な人や親しい人には積極的に真相を伝え、三退を勧め、彼らが邪悪から離れ淘汰を免れることを心から願いましたが、見知らぬ人や自分が信頼できないと見なした中共の人々には避けて近づかず、その為にこれらの人々は真相を知り救われるという貴重な機会を逃してしまいました。

　衆生は平等です。ある人は見た目はとても厳しくても、実は救われるのを待っているのです。私は地元で長年、中共の宣伝部門にいた責任者を知っています。いつも公文バッグを抱えていて、その中にはいわゆる党首の著作が入っており、口癖は「××党は私たちを裏切っていないし、良くしてくれている」というものでした。表面だけをみれば、邪党文化に長年洗脳され、深く迷っている人にしか見えません。何度も真相を伝える機会がありましたが、自分の恐れる心や彼に真相を話したくないと言う私心のために、その機会を逃してしまいました。

　今、ようやく師父の講法から目覚めました。師父は私たちに「大法弟子として相手を選んではいけません。すべての人に神性があり、すべての人は大法に救われ済度されるためにやって来たのです。誰に対しても慈悲深く、愛の心を持ち、これは本当に普通の人にできることではありません。特にどのような場合でも、衆生を慈悲深く思う心で行動することはなおさら難しいのです。しかし、大法弟子は必ずこのようにしなければなりません！」と説かれました。『めざめなさい』より

　再び彼に会った時、師父のご加持の下で、面と向かって法輪功迫害の真相と邪党の邪悪な本質を伝え、「九評」を一冊渡し、更に三退を勧めました。すると、彼は思いがけず快く応じ、その場で三退しました。ですから私は悟りました。もし私たちが真相を選り好みして伝えるならば、大法から外れてしまい、圓満へ向かう道にも影響し、衆生済度にも影響を及ぼすのです。

　自分の心の奥深くにある執着心を掘り下げて、恐れる心や私心、私念を取り除き、三つのことをしっかり行い、本当に法を師として、人心、人念、人情で物事を測らないようにしてこそ、人を救う道を正しく歩み、障害を克服することが出来るのです。

　修煉者は、いついかなる時にどんなことに出会っても、自分の心が動いたならば、それは必ず「私」という私心が作用しているのです。私心が重ければ重いほど、心の動きも強くなります。この時は、すぐに内に向けて探し、自分の私心を見つけて、自分の執着を見つけなければなりません。

　以前の職場に1人の同僚がいました。彼は良く人の陰口を叩くタイプで、邪党のX魔頭を崇拝し、家ではよく線香を焚いて拝んでいました。職場で大小さまざまな出来事があると、彼はそれを大げさに広め、あちこちで騒ぎ立てました。私は彼に法輪功迫害の真相を伝えると、逆効果になるのではないか、大法を中傷するようなことを言うのではないかと恐れて、長い間、彼に真相を伝えることをしませんでした。

の後、同修の交流文章から啓発を受け、師父が教えて下さった内に向かって探すという法理に従い、よくよく内に向かって探してみると、心の奥深くにまだ恐れる心や私心、私念が存在していることに気づきました。師父のご加持の下で、人を救う過程における自分のあらゆる人心を取り除くよう努めました。ついにある日、彼と雑談している時に、党文化の害悪さや、邪党による法輪功迫害の真相を伝え、三退を勧めることも順調に進みました。以前の私は、彼は党文化の邪悪さや人を害する性質、進化論のばかばかしさなどを理解しにくいだろうと思っていましたが、彼は全て理解できました。その後、彼は自ら家に置いてあった魔頭の像を処分し、もう線香を焚いて拝むこともしなくなりました。

　この出来事から私は悟りました。修煉の道において、正念正行し、私心や私念を克服し、慈悲の心で衆生を救うなら、必ず成功すると言うことです。師父も、私が正しく歩むことで法に溶け込み、加持や開示を下さるのです。

　以上は私の修煉におけるささやかな体験です。もし法にそぐわないようであれば、慈悲なるご指摘をお願いします。