文／中国の大法弟子　　

　【明慧日本2025年11月10日】中国に生まれることは難しく、大法に出会うことはさらに難しい、と言われます。私はその機縁に恵まれたことを本当に幸運に思います。人間の世は迷いに満ちた世界であり、現代はまた無神論・無信仰の時代です。私たちはこの世に何のために来たのかを知らず、何も分かっていません。人はなぜ病にかかり、苦しみや災難を受け、さらに生老病死の辛さを味わうのでしょうか。大法を修めるようになってから、師父が『轉法輪』の中でそのすべてを教えてくださいました。人はもともと宇宙空間で誕生した生命であり、よくないことをしたために人間界へ落されたのです。人として生きることが目的ではなく、修煉して返本帰真することこそが人間として生まれた本当の目的なのです。

　病気の苦しみや、試練というのは、よくないことをして業をつくったことによるものです。この肉身を持ち、この肉眼を持つこと自体が苦であり、人間界には多くの苦があります。しかし、苦を受けることで業を滅し、心性を高め、高い次元へ行けるのです。師父は私たちに、多くの人としての道理を教えてくださいました。

　修煉を始める前、私は病を抱えていました。若いころからリウマチを患い、当時は若さと体力でなんとか耐えられましたが、中年になるともうだめで、力が続かなくなり、さらに全身のアレルギー症状まで加わりました。2つの病が交互に現れ、全身がリウマチに侵され、心臓にも影響し、全身の関節が痛みました。天気が変わると、それが気象台の予報よりも早く体に現れるのです。「生きているより死んだほうがまし」という言葉がありますが、私はその意味を身にしみて理解しています。

　幸いなことに、神様は私に機会を与えてくださいました。大法が広く伝えられ、公園で多くの人々が法輪功を修煉していました。私は「この功法はきっと素晴らしいに違いない、さもなければこんなに多くの人が修煉するはずがない」と思い、参加することにし、その一員となりました。それは1997年のことでした。

　私はわずか一週間修煉しただけで、師父が私の体を浄化してくださったのを感じました。ある日の午後、屋外で活動していると、突然体調が悪くなり、立っていられなくなりました。急いで家に戻り、ベッドに横になると、高熱が出始めました。しかし、これは師父が私の体を浄化してくださっているのだと悟り、とても辛かったものの、心の中では嬉しく思いました。師父が私の面倒を見てくださっていると分かったからです。

　体温は測らず、解熱剤も服用しませんでした。これは良いことだと思い、気にしませんでした。熱は3日間続きました。体温が何度まで上がったのかは分かりません。しかし、全身の皮膚が熱で変色するほどでした。普通の風邪による発熱とは違い、鼻水も出ず、汗もかかず、乾いた熱でした。3日間、食べず飲まずで耐えましたが、3日過ぎるとすぐに熱は下がり、体は正常に戻りました。少し虚弱感はありましたが、すぐに回復しました。この発熱で、すべての病気が「焼き尽くされた」のです。それ以来、20年以上が経ちましたが、一度も病気になっていません。

　師父はこうおっしゃいました。「今日から、身体中寒気がして、ひどい風邪を引いているかのように骨まで痛く感じる人がいますが、多くの人は足が痛いとか、めまいがするとか、身体のどこかが具合が悪いと感じるでしょう」、「これは根本から業を滅してあげているからで、当然の反応が起きてきたのです」（『轉法輪』）

　私はまさにこのような体験をしたのです。私のような病気には病院でも手の打ちようがありませんでしたが、師父は一度の高熱を通して、すべての病を「焼き尽くして」くださいました。師父はおっしゃたことを必ず実行し、弟子に対して限りない慈悲を注いでくださいます。師父に、どう感謝したらよいでしょうか。

　私は今年86歳になりますが、目はかすまず、耳も聞こえ、白髪もわずかしかありません。外出して服を買うと、店員が私の周りに集まり、あれこれ尋ねてきます。「どうしてそんなに元気で、若々しいのですか？」私は大きな声で答えました。「法輪功を修煉しているからです。病気はすっかり良くなりました。法輪功は素晴らしいので、機会があればあなたもやってみてください」。そしてそばにいた同修と協力して、その場にいた人々全員に三退を勧めました。店主も感心して言いました。「法輪功は国（邪悪な共産党）が言うこととは違い、こんなに多くの人が良いと言っているのですね」

　子どもが困ったとき、母親のもとに行くのは、母なら必ず解決してくれると信じているからです。私たちは師父の弟子であり、困難に直面したとき、師父は完璧で、かつ最善の方法で私たちを導いてくださいます。大法を修めることは、私の人生において最も正しい選択です。