文／中国山東省の大法弟子が口述、同修が整理

　【明慧日本2025年11月30日】私は今年73歳になり、大法を修煉して20年以上になります。大法の中で練磨できたことは、私の人生で最大の栄誉と幸福です。私は交通事故をきっかけに大法と聖なるご縁を結び、大法によって新たな人生を得ました。師父の慈悲深い救いに感謝いたします。以下に、私の修煉のエピソードをお話しします。

　2000年の正月元日、ほかの家はみんな賑やかに新年を祝っていましたが、私は不幸にもこの日に入院することになりました。事情はこうです。

　元日のこの日、私たち家族は姉の家へ年始の挨拶に行きました。帰りには雪が降り、道はぬかるんでいました。夫と娘は私の前を歩き、私は後ろを歩いていました。歩いているうちに、なんとなくぼんやりした感じがして、そのあとは何も分からなくなりました。当時の状況がどうだったのか、どのように車にぶつかったのか、私はまったく記憶がありません。後で知ったのは、運転手が酒気帯び運転だったということです。夫と娘はすでに家に着き、私がまだ戻らないので、誰かの家に寄っているのだろうと思っていたようです。暗くなってようやく異変に気づきましたが、その頃には私はすでに車にはねられていました。

　この交通事故で、私は全身に怪我を負い、左目の黒目は豆粒ほどの大きさになり、眼球をうまく動かせなくなりました。さらに深刻だったのは神経を傷め、一時は記憶を失い、人も道も分からなくなったことです。私は大きな苦しみの中で4、50日ほど入院しましたが、まったく回復の兆しがありませんでした。医者は「この年齢では、どこへ行っても治らない」と言いました。家に戻った後も、夫はたびたび私を責めました。私は、あのときいっそひかれて死んでしまったほうが楽だったのではないかと思いました。しかし、2人の子どものために生きなければと思い、毎日痛みに耐えながら過ごしていました。

　このとき、姉が『轉法輪』を一冊持ってきてくれて、大法を修煉するよう勧めてくれました。私は当時何もできなかったので、本を毎日読むことにしました。本を読む以外は、師父の説法録音を聞いていました。およそ半年ほどで、まだ功を煉っていなかったのに、身体がだんだん回復していきました。体の怪我がすべて治っただけでなく、以前産後に残った神経衰弱、貧血、めまい、頭痛も跡形もなく消えました。以前は胃が弱くて冷たいものを食べられなかったのに、修煉してからは冷蔵庫から取り出したものをそのまま食べても何ともありませんでした。当時医者は、この年齢ではどこへ行っても治らないと言っていましたが、今では大法の修煉の中で自然に治りました。

　退院して2カ月後に再検査に行ったときのことを覚えています。医者は、私がどんな薬を飲んだのか、どうしてこんなによく回復したのかと驚いて尋ねました。私がサングラスをかけているのを見て、目に何か特別な治療をしたのだと思ったようで、ずっとどんな眼鏡なのかと聞いてきました。大法が私に健康を取り戻し、新たな人生を与えてくださいました。師父の慈悲深い救いに感謝いたします。

　家庭の束縛を突破し、正義の力強い流れに加わる

　数年前、私は外に出て真相を伝え人を救おうとしていたとき、悪人に連行され、15日間不当に拘留されました。中国共産党（以下、中共）の迫害により、夫はとても恐れるようになりました。私が家に戻ると、夫は私を外出させず、7、8月間家に閉じ込め、どこにも行かせず、買い物にも行けず、鍵も渡してくれませんでした。私は家で法を学ぶしかありませんでした。

　学法が増えるにつれて、私にも正念が出てきました。私は思いました。「私は大法弟子であり、どうして毎日家にこもって外出しないでいられるだろうか」。ある日の朝、3時か4時ごろ、私はそっと足音を忍ばせて玄関を軽く開け、外に出てからまた静かにドアを閉め、戻れるように少しすき間を残しておきました。そして同修の家へ走って行きました。数日後、私は合鍵を作ろうと思いました。夫の鍵を持って、夫は家に居てもらい「2人で代わりましょう。今日はあなたが留守番をして、私は外出します」と言いました。合鍵を作って家に戻ると、夫は私を家に入れずに追い出し、離婚すると怒鳴りました。

　夫の言いなりにならなかったため、夫は何度も離婚を言い出しました。私はそのことをとても気にしていました。後になって心の中で「大法弟子が離婚を恐れるだろうか」と思いました。夫がまた離婚を切り出したとき、私は「いいわ、離婚するなら離婚でいい」と言いました。息子も父親に「お母さんは修煉してとても良くなって、健康で、お金にも淡泊で、お父さんみたいにお金に執着していない」と言いました。夫は言い返すことができず、黙ってしまいました。私が離婚を恐れる心を放下すると、夫はそれ以来もう離婚を口にしなくなりました。私は再び堂々と毎日外に出て真相を伝え、人を救うようになりました。

　あるとき、娘が家に来てほしいと言いました。私は新幹線駅に行き、乗車しようとしたところ、保安検査で修煉用のプレイヤーが見つかりました。私は駅の派出所に連行され、違法に家宅捜索を受けました。警察は私が貼っていた「真・善・忍」の文字を剥がし「これは誰がくれたのか」と尋ねました。私は同修を裏切ることができず「集会で買った」と答えました。

　派出所では、善良な若い警官に出会い、私は彼に真相を伝えました。彼は穏やかに「『天地蒼生』の動画はとても面白い」と言い、最終的に三退に同意しました。その後、私は管轄の派出所に移されました。管轄派出所の警官は皆、私を知っていて、大勢で待ち構えていました。彼らは順番に私に話しかけ「大法の信仰を放棄し転向するように」と迫り、署名させようとしました。私は心を動かさず、署名もしませんでした。最後には彼らもどうすることもできず、私を家に帰らせました。

　家に戻ると、また夫は私を外出させませんでした。夫が外出するときは、必ず私を連れて行こうとしました。前回の経験があったので、今回は私ははっきりと気づきました。私は心の中で「私は大法弟子なのに、どうして常人に縛られていられるだろうか」と思いました。

　私は夫ときちんと話をしました。「これからは私に干渉しないで、あなたがどこへ行くにも私はついて行かない、私がどこへ行くにもあなたが心配する必要はない。あなたについて回れば、それは常人の道に進むことになり、あの虚弱で病気がちだった私に戻ることになる。そうなれば将来あなたが私の面倒を見なければならない。私は自分の道を歩きます。修煉の道を歩めば私は健康で軽やかで、将来は私があなたの世話だってできる」

　私の正念が、夫の不理智を抑えました。夫はそれ以来、もう私に干渉しなくなりました。ときには、私がまだ真相を伝えに出かけていないと、夫のほうから「どうしてまだ市場に行かないの？」と声をかけるほどです。

　師父の手助けで家庭の束縛を突破し、法を正す力強い流れに戻る

　師父が私に最善の按排をしてくださったことに感謝いたします。私は毎日外に出て真相を伝え人を救い、午後と夜は法を学び、夜中の12時に正念を発してから寝て、3時に起きて煉功をしています。私がこのような良い環境を持てているのは、すべて師父が与えてくださった最良の按排です。私には息子と娘がいて、それぞれ2人の子どもがいますが、私に心配や苦労をかけることはありません。息子は個人事業をしており、娘は公務員です。2人とも外地にいましたが、２年前に息子が地元に戻り時々私たちを訪ねてくれます。息子の妻と子どもは依然外地におり、私が世話をする必要もありません。私がこんなに良い環境を持てているのは、師父が私のために開いてくださった人を救う修煉の環境です。私はただひたすら多く法を学び、早く多くの人を救おうと思うだけです。師父がこんなに良い按排をしてくださったことに感謝いたします。