日本明慧
江沢民グループの悪行の見聞
【明慧ネット】ある10数年も連絡しあったことのないクラスメートが突然大陸から電話をかけてきた。私はびっくりしたが、挨拶してから、彼は別の一人のクラスメートから私の台湾の電話番号を教えてもらったとわかった。そして、将来連絡できるようにお互いに住所を教えあった。このことがあまりにも突然のことだったので、私は何か疑わしく感じた。10何年も私を探さなかったのに、なぜ江沢民グループが法輪功を迫害する手段がますます酷くなった時に、私と連絡をとったのだろうか? 何か他の理由があるのだろうか。全てのことは偶然ではない。どんな了見であっても、とにかく、チャンスをつかみ、真相を説明しようと思った。そこで、すぐに手紙を5枚書き、真相説明の資料と一緒に彼に送った。

 しばらくして彼から返事をもらった。彼はそれが全て真実であるとは信じがたく、さらに権力者がそれほどの酷いことをしたのを信じたくないと記していた。それらの事実は大陸のマスコミの報道とあまりにもかけ離れているとは言え、この証拠はまさに動かぬ証拠であり、否定できない。クラスメートの気持ちはよく分かる。実は私もそうだった。法輪功が迫害を受けて2年間、私はこういう事実を信じたくなくて、誤った報道であることを願っていた。しかし、江沢民など権力者の邪悪さと汚さは私の想像を遥かに超えていた。

 お正月に故郷に帰り、親戚を訪れた時に見たこと聞いたことのすべてが人の心を痛めるものであった。天地をひっくり返すようにやってきた邪悪の勢力とマスコミがデマをでっちあげ、公園では警察があちこちにおり、陰でこそこそして、民衆の一挙一動を覗いていた。無実な人々は芝生に座り、目を閉じ、静かに休んでいるだけで、酷い目に遭った。公安はちょっとした法輪功らしい振る舞いを見つけるとすぐ殴り始め、酷い拷問にかけた。テレビは24時間法輪功を誹謗する嘘の報道を流し、さらに歌や歌劇にして陰険悪辣に中傷し、このようにして毎日全国の人々に詰め込み、強制的に全国民を洗脳した。また、法輪功を誹謗する署名活動が行われ、お年寄りから子供までひとり残らず署名を強制された。従わない人には進級拒否、失業、退学、あるいは退職金の不払いなどが待っていた。江沢民犯罪グループは、もし上司ならば職員に対して、もし教師ならば学生に対して、もし保護者であれば子供に対して、それぞれ“責任”を持たなければならないという明文規定を作り出した。このあからさまな人権剥奪と人間性に違反する「連座制」が新世紀の今日にできたのである。なんと悲しいことであろうか。私は昔の国家主席のことを思い出した。かつての国家主席は労働者階級の裏切り者とか、反逆者とか、反革命分子などいろいろなレッテルを貼られ、最後には死から逃げられなかったが、あのとき誰が彼の無実を信じたであろうか? 国家主席でさえこんな酷い目をあうのだから、ましていかなる政治権力の傘も政治目的もない法輪功学習者ならなおさらである。

 大陸では正確な情報は得難い。すべてのメディアは江澤民という犯罪グループによって代弁者として操られているからである。幸運なことに、父の一台のラジオで海外からもっぱら中国に向けて放送されている30分間の電話で参加できる番組を聞くことができた。一度ある男の子が幼い声で司会に言った。「学校の中で私はサインをしたくなかったけど、しかしずっと先生に監禁され、わたしはサインをするまで授業を受けられなかった。ここでわたしは厳粛に声明します、わたしのサインは無効であると。」またもうひとりの人がこう言った。「わたしは法輪功をやらないけど、でも‘政府’はあんまりやり過ぎで、まるで“草木皆兵”のようである。」さらにこう言う人がいた。「また文化大革命のように内部の対立の向きを変えて、大衆の争いを起こしているのではないだろうか。」司会者はけっこう正義感がある方で、彼の話は常に人の心をはればれとさせるので、一部の人が疑問を呈した。「どうして法輪功の肩をもつの?」。司会者はきっぱりと答えた。「わたしはどなたもをえこひいきをしたことがありません。私はただ正義の肩をもつだけです。」この一段の話でわたしは目に涙を浮べた。現在大法が迫害されているとき、多くの正義感がある方の援助の手を必要としている。もっとたくさんの人が、“人民の公僕”と自称している江澤民など政権をもつ小人(取るに足らない人)が彼らの主人、すなわち大勢の善良な民衆の虐殺を止めさせに来てくれることを希望している。みんながいっしょにこの地球にいて、どうしてこのような暴行が中国の大地で広がることが許されるであろうか?ある人権会議のとき首謀者の江澤民が意外にも彼の「傑作」を持って醜態をだした。一枚何百丈の長さの白い布上にいわゆるサインが書かれている。このサインはどこから得たのか?人権を顧みず、うそ、恐喝、どんな手段をも選ばずに得たものではないだろうか?今年の2月までに中国で24名の記者が法輪功の真実を報道したために仕事を辞めさせられた。さらにひどいのは逮捕されてしまった。これは中国で真実を話すために支払わなければならない代償だろうか?

 ある番組の中で、ひとりの庶民が電話で司会者にこう言った。「天安門の自殺事件の中で、自殺者のひとりはわたしの近所の人ですが、彼は仕事をなくしたため、靴磨きをして生活を維持しなければなりません。収入が極めて少なく食べるにもこと欠き、非常に貧乏ですけど、法輪功をやっていたということは聞いたことがありません。」これは中国共産党が一手に作り上げた焼身自殺の真相のひとつである。人と物の証拠がすべてそろっている。紙は火を包むことができない。真相は結局すっかり判明している。師父が早くから「シドニー講法」の中で私たちに「自殺は犯罪です」と教えてくださった。もし本当の修煉者であるならばどうして先生の言うことを聞かなかったのだろうか?

最近よく小学校の入学のときはじめて学んだ歌を思い出す。中国では皆が歌える「社会主義がいい、社会主義がいい、社会主義国家の人民の社会的地位は高い…」、いまこの歌を聞くと本当に極めて痛烈な皮肉と感じる。江澤民の独裁統治によって、人民はもう人間の基本的権利をなくし、まさに家の主人でないことは言うまでもない。憲法も権力者が世の中のひとを欺くための一粒の飴玉に過ぎない。最近江澤民の犯罪グループが法輪功学員に与える残酷な迫害は理知を無くす程度になっている。酷刑、強暴、輪姦、暴力を振るう、精神病院に送り、薬物を注射する…。まさに筆紙に尽くし難く、邪悪至極である。江澤民本人もアムネスティ・インターナショナルに“人権の悪棒”と評された。江澤民のこのような後を省みず我意を張って自滅への道を行くその手段の残忍さは、人々に日本の軍隊が中国を侵略した戦争の時を思い起こさせずにはいられない。50年後の今日に歴史の悲劇が再演されることを誰が知っていただろうか。違うところといえば、わが国の権力者という小人が、手に武器を持たず「真、善、忍」を心に持った善良な同胞を残虐に迫害しているということであり、日本軍の邪悪ですら、これには遥かに及ばない。何たる悲しいこと! この天地が明るく輝き、太陽がまぶしい時に、この繁栄の裏でまだこのような邪悪なことが存在しているとは! 昔の人はこう言った。「善悪には必ずそれに見合った報いが来る」このような状態が続き、人が治められないなら、天が治めるようになる。

注:本文の作者は大陸で生まれ、教育を受け、法を得た。現在は台湾に住んでいる。