日本明慧

私たち日本の学習者は、胡国平さんのことを忘れません

2002年2月7日 文/日本の学員

【明慧ネット】

二年という時が経った。わたしは、尊敬する師父の慈悲なる導きと指導の下で、一歩々今日まで歩いて来ることができた。正法の偉大な意義を知り、その中で無比の幸福と喜びを味わうこともできた。わたしにとって、この二年間は一瞬のように過ぎ去っていった。

しかし、あの邪悪に満ちた牢獄という環境で過ごしている貴方にとって、この二年はどんなにか長く、そして耐えがたいものであったろうか。

中国で邪悪勢力が大法への迫害を始めた後、1999年12月貴方は正義のために、帰国し護法の道を歩んだ。そして行方不明となった。貴方とは深い付き合いではなかったが、温厚実直な性格であり、赤くてツヤツヤしている笑顔は親しみを感じさせた。思い起こせば、あの日の道すがら、貴方は法を得たばかりで、まだ何も見えないと話してくれた。

貴方が勤めていた北里大学は貴方を待っており、むろん煉功場の仲間も待ち望んでいる。最後に聞いた貴方のことは、2000年の大晦日の日、天安門派出所で不法に拘禁された一人の学員から、その夜、天安門広場で貴方に会ったということだった。

貴方はどこにいるのであろうか?写真の中の貴方は何も語ってくれなかった。

この沈黙は10ヶ月間続いたが、2000年10月やっと明慧ネットから確実なことを知ることが出来た。自国の政府に対して、たった一言本当の話をしただけで、三年の刑を言い渡されたのだ。

わたしは自分で自分を攻めざるを得ない。同じく大法を学び、同じように真理を証明している中で、貴方が真理を守るために自由を奪われ、行方不明になった時に、わたしが沈黙したとしても、貴方の名前が人の中から、かつて暮らしていたこの自由の国から、消し去られることなどあるだろうか?この勇気ある行為を人に伝えることができなかった…この乱れた社会で、すべてを捨て、誤解と冷淡を恐れずに、真理を直言した一人の人間がいたということを。

地球の向うから正義を支持する声と人を励ますニュースが次々と飛び込んでくる昨今、英国外務大臣や多くの人の努力で、貴方と同じ境遇にいた趙明氏が3月に釈放されると声明が発表され、カナダ国民の努力で林慎立氏が釈放され…海外の学習者達のたゆまない努力を見るに付け、己の冷淡と怠惰を恥じ入らなくてはならない。

国内で殺害された学員の数が毎日更新され、想像もできないような拷問の記事を読むとき、貴方の過ごしている日々を思い浮かべ、とても落ち着いてはいられない。

不法に収容された海外の学員が釈放され戻ってくる今日、茫々たる人並みに向かって尋ねる「胡さん、貴方は今どこにいるのですか?」

胡国平(29歳)96年来日。中国瀋陽薬科大学有機化学研究室助教授。

関連の報道は、明慧ネット2000年11月10日大陸総合ニュース
http://www.minghui.ca/mh/articles/2000/11/10/255.html

(10月12日西城法院非法判決9名弟子の詳しい状況)をご参照ください。