日本明慧

アメリカに長期滞在している記者との会話

旧正月の休暇中、幸いにも私は大法の一粒子として深抗の春節学法活動に参加する事ができました。大法の本をもう一度復習出来たうえ、20年余りアメリカに滞在しており、大法に対して誤解を持っていたある老記者に対して、他の2名の同修と一緒に真相を説明できたことが最大の収穫でした。

記者は、見た目にはとても若いのですが実は68歳で、自分の主見を強く持っており、見聞が広く、独自の人生観を持っていました。
真相を伝えている時、彼は中国の文化大革命の際、共産党は親子間の矛盾を利用して階級闘争を行い、子供に両親を吊し上げるように奮起させた事について述べました。これらは言うまでも無く、明らかに間違っている事実です。共産党がどうして目的を達成することが出来たのでしょうか?これは、中国人の長い間の厳しい子育て方法が子どもの心に傷跡を付けたためです。(この時、彼は興奮し語気が粗くなっていました)。つまり、共産党はそれを掻き立てて、騒がせることができたということです。

私は修煉の観点から、彼に「人には佛性の面が有り、魔性の面も有ります。魔性の面が下心を持っている人に利用された時は、恐らく子供が両親と闘争するといった惨事をもたらす事になるのです。私達は修煉を積んで絶えず自身の魔性の面を無くしていくと共に、自分の佛性を高めています。」と言いました。無神論者を自称しているこの記者は、この言葉を聞いて驚きを示し、「修煉」に対して正しい概念が形成できたようでした。

彼はまた婚姻の関係について、男女は恋愛している時は仲が良いですが、結婚後には、感情が日に日に薄くなって、絶えず争い、絶えず喧嘩していると述べました。しかし、修煉者の結婚生活は普通の人とは明らかに異なり、修煉の次元が高まるに連れてますます和やかになるはずだという私の解釈に対しては、何だか理解し難い表情を見せていました。
私は彼に、「天上の星はあんなに多く、宇宙は広大なのです。あなたと私の存在を含めて、その全ての発生には原因があります。花も草も木も、万事万物の全てが、神や佛と関係がないとは言えません。」と洪法を始めました。老記者はそれを聞いて、「これらは皆自然現象で、当然な存在である。私は神や佛の存在を信じていない」と言いました。

私は別の立場から彼に洪法を始めました:「人の脳は容量のたった30%しか利用されておらず、100%の利用を望むなら、もっと多くの潜在能力を開発できるような課程を設けなければなりません。しかし、それは当然不可能です。それが出来るのは修煉しかありません。」彼は、不思議そうな表情を示しました。

記者は、現在の宗教界に対してたくさんの不満を持っていました。出家した人は何の苦労もせず、信者のお供えに頼り、乗用車も持ち悠々とした暮らしをし、誰よりもお金持ちであることに対して強く反感を示しました。私は彼に、「法輪功は佛家の修煉方法であり、現在の仏教ではありません。私達は出家人が何の苦労もしないということを認めません。李先生は説法の中で『出家人は行脚して、苦しみに耐え、業を消すべきで、食べ物を乞うことしかできず、金を乞うことは許されない』とおっしゃいました。」と言いました。彼はこの認識に対して随分と賛同し、法輪功に対して正しい評価を持つようになりました。記者は又「あなた達は常に先生が何を、先生が何をと口癖のように言っていますが、偶像崇拝の現象のように見えます。」と言いました。私は「それは私達弟子の先生に対する敬意です。先生からは『法を師とする』ように教わっています。」と言いました。記者は「人」を師とせず、「法」を師とすることに対して、非常に賛成していました。この事を通して、私は先生が「法を師とする」という教戒は、常人が法を得る時の障害を排除することも含んでいることを悟ることが出来ました。先生は本当に慈悲です!

同修の羅さんは、中性白血球と、松果体ホルモンが法輪功修煉者達の身体に起きているいくつかの科学的なデータを用いて、奇妙な現象について述べました。その時、記者の態度は180度変わり、羅さんに次のような質問をしました。「煉功することでどうしてこのような変化が起きるのでしょうか?」羅さんは「煉功することによって私達の肉体が高エネルギー物質に転化されるからです。」と答えました。私は記者に「これが、何故僧侶が火葬される時に舎利が残るかの答えです。」と言いました。(羅さんの説明は、記者の高エネルギー物質に対する理解を高めたようで)彼はとてもすっきりして、今までは受け取らなかった真相のCD−ROMと小冊子を受け取り「帰ってこれらの資料をよく検討してみます。」と言いました。

羅さんは、記者の態度が変わってから、今まで取り囲んでいた壁が氷解するかのように崩れたような気がすると言いました。一つの生命、いや、もう一群の衆生が救われたのです。