ロイター:国外へ追放された人達の受けた待遇についてアメリカが中国に抗議
2002年2月21日
【明慧ネット】〔ロイター 2002年2月20日 ワシントン〕先週、アメリカの法輪功学習者たちが中国で法輪功の待遇に対する抗議を行ない、中国政府が国外追放を下した問題で、アメリカの法輪功学習者たちが北京で受けた粗暴な待遇について、今週の水曜日、アメリカは中国を譴責した。これはブッシュ大統領の中国訪問に暗い影を投げかけた。
ブッシュ大統領が北京に到着する一日前、アメリカ国務院のスポークスマンであるボルンス氏は記者会見で次のように述べた。「我々は既に中国役人に正式に抗議を声明している。内容は、中国警察や領事との面会を早い段階で実現させなかったこと、及びアメリカ国民が中国の警察から受けた虐待について私達が関心を持っていることである。」
また、ボルンス氏は、「国外追放された約37人のアメリカの法輪功学習者と火曜日に国務院の官員等と面会し、そのときの心境を語ってもらった。」と述べた。あるアメリカ官員の話では、この37人のうち1人が拘留されていた間にアメリカの領事官員と面会ができたという。
ボルンス氏は、中国のアメリカ大使館は水曜日に既に北京でこのことについて抗議をしたと述べた。ちょうど北京ではブッシュ大統領訪問の準備をしているところだったそうである。ちょうど30年前のこの日、ニクソン前大統領は画期的な理念を掲げる北京を訪問していた。
今回のアメリカの法輪功学習者が虐待を受けた状況についての記者からの質問に、ボルンス氏は「彼らが受けた虐待の真相について、あえて私の口から述べる必要があるだろうか。あなた方もご存知のように、すでに彼らは虐待を受けたことを公に非難して訴えている。我々も中国政府に抗議をした。」
その他のアメリカ官員の話によると、このアメリカの法輪功学習者たちが2月11日から14日間逮捕されていたが、アメリカの法輪功学習者を含め53人の法輪功学習者であったとのこと。なお、中国政府は1999年以降、法輪功を“XX”としている。
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