日本明慧

弟への一通の返信


2002年3月15日

[明慧ネット]

弟へ:

 お元気ですか。

 実は常人の一生はとても苦しいものです。一生あくせくしても、失ったり得したりするすべてはまたたく間に消え去るものに過ぎないので、現実の利益をあまり大事と見なさないでください。人間として最も大事なのは善悪をはっきり見分けることで、人間に一番価値があるのは永遠に嵩高な人徳と精神です。自分の現実生活の安逸に影響があるかないかを正誤の判断基準とするのは正しくありません、人間は自分のことばかり考えれば考えるほど良い生活になりません。残念ながら現在の人々はほとんどこの道理を理解できなくなりました。実はこの考えが一番危険なのです。真実を知らない人間に、自分の現実利益さえ失いながらも真実を教えることが出来るのであれば、それは本当にあなたのためです。ある人間がすでに真相を知っているにもかかわらず、正義感の欠如を口実に教えることを拒んでいるようであれば、それは真相を知らない人間に悪事をしていると同時に、自分自身にも悪事をしているのです。だから、あなたがこのような人間にならないことを私は希望しています。

 今日の法輪大法が伝えられたことは偶然ではなく、一部分の人だけに関係していることであるものでもなく、それは全世界の人々に関わっており、個々の人生の中でも最も本質的なものに及ぼします。この事に対してどのように認識し、判断するかによってその人の未来に深く影響します。ですから、あなたがこの事を真剣に考えるよう希望します。

 私達の観点に理解できない箇所があれば、手紙をください。私は決して人に強制的に何かを信じさせようとはしません。真理は強制で信じさせるものではありません。しかし、真理を信じることは強制によって退却する事でもありません。私は出来るだけ客観的にあなたが理解できる方法で答えます。

 私が行っている事の中にあなた達が暫く理解できないところがあると思いますが、もし、それが個人の目的を遂げるためにしているように見えたのであれば、私は認めません。私は決して自分の何かの目的のためにやりません。でも、あなた達のためにしていると言うならば、私も全くその通りだと賛成することができません。私は、本当は正義のためです。人々がここでずっと生活できるのは、人類には正義を持っているからです。もし、人類に正義がなければ、こんなに素晴らしい人間社会は成り立たなかっただろうと思います。だからこそ、私は堂々しており、とても幸せです。国外には私達を支持してくれる人達がとても多く、多くの海外の中国人も真相を知っています。このことは皆にとって幸せなことです。中国国内に住んでいる人だけが真相を知らない立場におり、宣伝にずっと洗脳され、実は本当にかわいそうです!少し考えて見てください。新中国の歴史の中で起きた全ての運動はどれも一部の人が政治を利用して個人の利益を貪るために無実な庶民を苦しめた運動だったのではないでしょうか。人間は自分自身に対して責任を持つべきで、自分の頭で判断する機会を放棄しないでください。皆が真相を知っており、心から正義を持つようになったときこそ、邪悪の生存する空間がなくなり、未来は美しくなります。さもなければ良い結果があるのでしょうか?!

では、お元気で!

兄嫁