日本明慧

中国からの友好使節団への洪法の出来事

2002年5月20日 文/日本弟子 

【明慧ネット】中日国交正常化30周年を祝うために、中国から5000人規模の大型“友好使節団”が訪日しました。団員たちは5月7日、8日、順次東京に到着し、5月9日“日中友好旅行交流祝賀式”に参加した後、大阪、名古屋、長崎等の観光地へ移動し、民間交流活動を行いました。早くも今年2、3月にはこの交流活動の情報を知っていました。これはめったにない洪法の機会だと思って、早めに皆さんに連絡し、準備をしておきました。以下に何名かの学習者の洪法経験と感想を記します。

(一)
5月8日、私たち5名の大法弟子は東京成田国際空港に行きました、大法マークが付いた衣装を着、手には真善忍と書いた鮮やかな色の小旗を持って入国口に立ち、同胞の到着を笑顔で迎えました。一部の来訪者は私たちを見て、思わず“真善忍”を唱えました。一部の人は“あっ、法輪功”と言いました。もう一人は微笑みながら同行の人に言いました:“見てごらん、法輪功は貴方たちを歓迎しているよ”同胞たちに私たちは外国で自由に洪法、煉功ができることを見てもらって、とても嬉しく思いました。

空港ロビーで資料を配ってはいけないことを他の学習者から教わっていました。空港の警備員に私たちの存在を見てもらえれば良いなぁと思ったところ、振り返って見ると、警備員がすぐ近くに居ました。今日は先ず感性的な認識を与えて、明日洪法資料を渡そうと思いました。団員たちはガイドさんに着いて順次空港ロビーから出ました。ある省の団員は断続的に出てきて、三台のバスが外で待機していると聴きました。約100人がいるようで、先に出た人は集まって後の人を持っていました。たくさんの人がここに居るのに、自分が何もできないことにとても悔しい気持ちでした。この時、一人の学習者が私に言いました:早く皆さんに資料を配ってください。私がこれを断る“理由”はありませんでした。資料を持って人が集まっているところに向けて歩き出しました。だが何と声を掛けたら良いか、私は躊躇していました。この時、集まっている人は出口へ移動し、乗車の準備をし始めました。何か私を妨げるものの存在をはっきり感じていました。しかし私は無意識に人の後ろに就いていました。暫く歩いてから、私は自分に言いました:もう躊躇してはいけない。そして速やかに大法資料を出して、列の後ろから順番に前へ一人一人に資料を渡し始めました。一部の人は黙って資料を受け取りました。こうして列の最先端までおよそ二、三十部の資料を受け取ってもらいました。振り返ってこの過程を考えると、一層の殻を破ったような感じがします。そうです、一人の大法弟子として必ず障碍を克服し、束縛を破り、あらゆるチャンスを掴んで私たちと縁がある人に真相を伝えなければなりません。

(二)
5月9日には訪日団の正式活動があります。夜の7時から9時まで東京国際会議センター(国際フォーラム)ホールで交流の祝賀式が行われます。中国から3500名の代表、日本からは1500名の代表がこの式に参加するそうです。

午後の5時ごろ、一部の大法弟子がVCD、パンフレット、新聞紙などの真相資料を用意して会場の近くで待っていました。6時頃から中国の使節団を乗せたバスが順次会場に到着しました。私たちは列になって並んで入場を待っている人々に近づいて挨拶し、真相資料を差し上げました。受け取った人も居るが、多くの人は受け取りません、或は受け取ることを怖がっています。ある省からの代表は全員資料を受け取りましたが、数分後、全部道端に捨てられました。これらの捨てられた資料を見た一人の学習者は声が出るほど泣きました。それでも、私たちは相変わらず慈悲の心を持って、笑顔で一人一人に資料を差し上げました。

7時過ぎ、代表たち全てが会場に入りました。各会場の連絡道に分散している大法弟子は一箇所に集まり意見交換をしました。ある大法弟子はこう言いました:人が多いとき、彼らは資料を受け取ることを怖がっているようで、私たちは大法のマークが付いている服装を着て、彼らの前を歩く、この状況を見た彼らは帰国後、人々に伝えるでしょう。

8時ごろ、私たちは各自に適当な場所を探しに行きました。私が行ったところに五台の大型バスが止まっています。私は先ず各バスの運転手さんに大法の新聞紙を配りました。中国の使節団は乗車の時、運転手が大法新聞を読む姿や大法新聞が車の前に並べられている状況を見たら、何か心に感じるでしょう。

9時になり、私は中国語で“法輪大法好”と書いてある横断幕を両手に持ち準備を整えました。第一陣の使節団が来た時、私は彼らに近づいて横断幕を開きました。黄色い生地に赤い字でとても目立っていました。私は大声で彼らに言いました:“覚えてください、法輪大法は素晴らしい!国内では法輪大法に無実の罪を被せ、迫害しています。テレビや新聞の宣伝を信じないでください、それは全部人を騙すものです。” この時、他の学習者も来て、彼たちに資料を配り、真相を説明しました。この様に、最後のバスまで使節団を見送りました。 

(三)
8時半頃、私たち数名の大法弟子は先ほど新聞を配っていたところに戻ったとき、道にたくさんの警察官がいるのを見ました。警察官は私たちがこの道を通ることや停留すること、資料を配ることを許しません。日本語を話せる学習者が彼らに洪法し、交渉しました。警察官は只こう言いました:我々は法輪功を知っています。これは上司からの命令です。あなた達は別の道を通るようにお願いします。ある大法弟子はこう言いました:行きません。資料を配らなくても、大法の服を着て、ここに立って、使節団の人に私たちを見てもらいたい。それで、私と他の数名の大法弟子はそこに残りました。使節団がまだ来てないうちに、私たちは心を澄ませて正念を発し、使節団の人が来たら、私たちは“法輪大法は素晴らしい”と大きな声で言い聞かせ、手を振って挨拶し、“法輪大法は素晴らしい”という歌の録音を流しました。使節団の人は私たちに笑顔を送ったり、手を振ったり、“頑張れ”と声を掛けられたりして、とてもよい雰囲気でした。警察官は私たちに何を話しているのかと聞きました。私たちは“法輪大法は素晴らしい”と答えました。この場面を見た警察官は何か分かったようで、その場を立ち去りました。

この体験から、私たちは世人を救うことが神聖のことであり、心に正念を持てば、師父が私たちに授けた宝の口訣もあり、必ず邪悪な按排を破り、衆生を救う機会を造ることができると思いました。同時に正念の威力をも感じました。今回のことによって、警察官たちも大法に対する理解が深まったことでしょう。