日本明慧

法の勉強と正念を発すること、真相を伝えることをうまく釣り合わせる


【明慧ネット】目下の法を正す仕事について師父は言う、「言っておきますが、個人修煉の次に現在最も重要な事は、真相を伝えることです。」「三つの事についてだけ話しておきます。一つは法の勉強、一つは正念を発すること、もう一つは真相を伝えることが如何に重要かということです。」(米国フロリダにおける説法) 「説法のための北米ツアー」にて師父は又これら三つを強調した。だから我々は法をしっかり理解し、これら三つの事を、そのどれかを強調し過ぎて他を怠ることなく、よく行わなければならない。

法の勉強と正念を発することと、真相を伝えることの関係について、私見を分かち合いたい。法の勉強は最優先である。法を勉強する目的は、修煉を導くことである。法の勉強をよくし、法理を本当に理解することによってのみ、修煉において正と不正、善と悪をはっきりと見分けることができる。そうして初めて真善忍の無辺の内涵を理解することができ、修煉中法の要求に従った言行をし、心性と次元を高め、真善忍に同化し、ついには圓満成就に到る。だから法の勉強は非常に重要であり、修煉の基礎である。

真相を伝えることと正念を発することは、目下のこの時期に法を正すことに参与し、この世で師父を助ける、歴史が我々大法弟子に与えた偉大な使命である。(助法」洪吟) 邪悪を根絶し、衆生に救われる機会を与えることは、我々に与えられた最もすばらしく偉大な特権であり、又それは師父が我々に与えた稀なる機縁である。正念を発することと真相を伝えることは、十分な法の勉強を基礎にしてなされなければならない。法の勉強をよくし、全体的情況を把握しなければ、正念を発することや真相を伝えることを効果的にできない。

正念を発することはとても重要だと言われた時、ある学習者は極端に走り、「今はもう真相を伝える必要はない。やるべきことは家にいて正念を発することだけだ。」とさえ言う。これは正念を発することで、私心と真相を伝える意志や勇気がない恐れとを覆い隠そうとしているのである。これは大きな誤った理解であり、法をよく勉強しないことによる。邪悪の首魁を根絶する目的は、迫害をできるだけ早く終え、より多くの衆生に救われる機会を与えることにある。だから邪悪の首魁が根絶されていない限り、我々は真相を伝える機会を逃すべきでない。「目下の最も重要なことは真相を伝えることです。なぜならば、これは直接衆生を普く済度し、直接未来の人を救っていることであり、同時に大法と大法弟子の偉大さも表わしています。このような厳しい環境下においても皆さんは依然として衆生を救い済度しています。」(米国フロリダ州での説法)

邪悪の首魁を根絶するために定刻に正念を発し続けることは、法を正す時期の今実に重点をおくべきである。しかし人間世界で迫害を始めたのは邪悪の首魁ではあるが、それを維持する邪悪には多くの邪悪の徒と、騙された衆生とがいることに我々は気付くべきである。だから人々がその偽りから逃れるのを助けるために真相を伝えるのは、邪悪の首魁が根絶される前に邪悪を制御し衆生を救うかたちとなる。師父が我々に同時に要求するこの三つのことを実行して初めて、人間世界における邪悪の首魁を、可能な限り早く完全に根絶することができる。

一方極端に走ることは避けるべきである。「ずいぶん長い間正念を発し続けてきたのに、どうして邪悪の首魁はまだ根絶されないのか。」我々は正念を発する力に対し疑いさえし始め、もう続けたくなくなる。これは自分を信用しないことの表われで、それは大法と師父を固く信じていないことから起こる。我々は常に真に正念の威力を信じ、邪悪の徒が完全に根絶されるまで、定められた時刻に忠実に正念を発するべきである。

2002年6月8日