日本明慧

衆生がじりじりと待っている・・

2002年6月2日 トロント大法弟子
【明慧ネット】
私たちの任務は非常に明確で、近距離で正念を発して邪悪を取り除くことだ
 論議中、ある学習者が次ぎのような体得を述べた。ドイツへ行った時のことである。ある学習者は述べた:私たちの任務を明確にするなら、それは近距離で正念を発して邪悪を取り除くことだ。最も邪悪な首魁は「法輪大法がよい」という神聖な宇宙の最強の声を聞く資格がない。しかも、真に邪悪を取り除く力は仏法神通で、大法弟子の正念だ。そして、強大な正念というのは必ず、人の心が動かない時こそ、本当に現れるのだ。
 近距離というのは、目の前で発するしかないことを、意味しているのだろうか。そうでもない。正念を発するには最も堅い、最も純正な正念を強調し、仏法神通を運用することだ。距離は一つの補充に過ぎない。従って、特別な場合、同じ都市でも、同じ地区でも、近距離の効果を果せる。
 衆生がじりじりしながら、待っているから、大法弟子は緊迫感と使命感を持たなければならない。しかし、やっても結果を求めないことも大事だ。人間の心から生じた焦る気持ちは、その人に執着があることの中に原因にあり、このことをよくやり遂げるには益がない。
 肝心な時に、どんな人の心にも動かされないということは、工夫の現れにほかならない。

弟子たちに加持するよう、師父に願う
 もう一つ、大法弟子は正念を発する法理を聞いて以来、もう一年が経った。大法を破壊しているすべての邪悪はすでに、ずっと前に取り除かれたはずだが、私たちは法を正す過程で向上するのが遅れたため、邪悪に生命を保たせている。この中からの教訓は極めて深刻だ。弟子たちがよくやり遂げていず、古い宇宙の理がまだ存在しているために、師父はある何かのことをまだ直接にすることができない。この学習者の体得によると、大法弟子が正念を発するのは新旧宇宙の法理では許されることだ。我々は自分の力では、現在のところ、要求されているところまで、まだ応えられていないが、しかし、弟子達が正念を発する時、純正かつ慈悲な気持ちで師父に加持していただくことを願い、全ての弟子がこのようにすれば、大法が現れる威力は全宇宙を揺り動かすに違いない。