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すべての威力は法の中から来ている

【明慧ネット】
師父は《2002年 ボストン講法》の中で、「このような環境で、このような天地を覆い隠すかのような圧力の中で、わたし達は法をこの世でここまで正し、世の人々にわたし達のことを分からせ、全世界の人々にわたし達がいったいどのようであるかを本当に認識させることができましたが、これはたやすいことではありません。」振りかえってみると、1999年7月20日以来、苦難に満ちた環境の下で、わたし達は「全世界のすべての政府、全世界の圧倒的多数の人々に法輪大法は良い、わたし達は罪がなく、迫害されているということを分かってもらい……”《北米巡回講法》、私達大法弟子は逆境の中でたゆまず頑張って、真相をはっきりと説明するためだけではなく、更に大法の金剛不動、佛法の荘厳さを体現しました。

以前わたしは常に考えていました。このような重大な法を正す任務を国内外の弟子達は、わずかな人力と物資で一体どのようにして、今日まで一歩また一歩と歩んできたのでしょうか?

海外においても、日常生活の中で世間の人々に、真相をはっきりと伝えるために各種の方法を用いました。団体活動で功法を行ったり、写真展を開催したり、メディアや各政府機関に法を広げたり、街頭で資料を配布したりするなど、すべての場所で通りかかった人に、大法が被っている迫害真相を伝えました。しかし、人力と時間が不足している情況の下で、すべての時間を絞り出して行っても、実のところ行ったことは僅かなことです。従って、これらのことが世間の人々を目覚めさせる根本的な要因と言えるのでしょうか? 

師父はおっしゃいました。「あなた達の常人社会での善良、慈悲と大法弟子の正なる現れは、世間の人々の実証を得て、神様の実証を得たから、今日の環境があるのです。」《ワシントンDC国際法会での説法》本当に全世界の人々に目覚めさせることができる原因は、わたし達が大法と同化する中で体現した純粋な慈悲が、普く正神の実証を得たからだと私は認識しました。わたし達の思ったこと、行ったことが法に基づいている時、大法の尽きることのない威力は滞りなく体現できますが、わたし達が常人の中の方式、方法に固執して、自分の成果に固執して、更に修煉の原則を軽視した時、表面上でいくら苦労をしても、わたし達は大法を実証し、衆生を救う目的を達成することはできないでしょう。すべての威力は大法の中から来ていると思います。 

最近のアイスランドで起こった一件では、アイスランド政府は江沢民政権の圧力の下、民主的な国家としては、きわめて理不尽な決定を下しました。法輪功学習者に対し、査証を発給せず、入国を許さず、航空機に搭乗することを許さず、平和的な請願活動を制限し、空港では不法に法輪功学習者を拘禁した上、各種のいわゆる“保証書”(“江沢民政権への抗議活動に参加しない”など)に署名させることを要求しました。これらのことは、アイスランド国民の前途を危険の深淵へと推し進めたかもしれません。 

一方、アイスランドの民衆及びメディアは次々と立ち上がり、政府の決定を反故にしようと、自発的に法輪功を支持するデモ行進、請願を組織したりし、更に一部の人たちは、最大規模の全国紙を通じて、連名で政府の行為に関して、法輪功に対し謝罪しました。彼らが表した大法と大法の学習者に対する支持は、学習者達を歓喜させました。このような短期間の内に、一つの国の中で大きな反響を引き起こし、邪悪を防ぎ止めることができるということは、正に大法に不可能はなく、巨大な威力の体現ではないかと思います。すべての現象の背後には法があり、法こそ本当の所為ではないかと思います。 

法を正す中で、私達に知られていない深層の要素が多くあって、それらの変化は人の中での現象変化の根本的な原因になっていることなのでしょう。実際には、世界のすべての人は未来に法を得ることを期待しており、その目覚めた一面は、法が世の中を正す時に、自分の位置がよく配置されるように望んでいることと思います。それによって法が世の中を正す時に、そのまま残ることができ、法を得て修煉した上、自らの世界へと円満に帰られることを望んでいることでしょう。民主国家において、その政府は国民が選出したもので、政府の決定は国民の意志を代表しており、その政府がこのような決定を下した際、アイスランド国民の覚めた一面は、直面する危険な立場を見据え、壊滅の深淵へと引き込まれていくことを拒否し、それに立ち向かい、政府の決定に反し、それにより自らの位置を置いたことになると思います。これが世の中の現象に映し出されると、アイスランドの国民は“一晩の内”に立ち上がり、次々と各種の方法で法輪功への支持を表明したこととなったのでしょう。 

世の中で真相を伝え、衆生を救う事は、大法弟子が必ず行わなければならないことと思います。師父はおっしゃいました。「皆さんは大法に対して、責任を持っており、大法弟子の深くて重大な要素が含まれています。その目的は今後法を正す中でさらに良く行うよう期待しているところにあります。必ず努力しなければならず、良く行わなければなりません。なぜなら、あなたがしようとしているのは全てを圓満成就させることであり、あなたに責任があり、あなたは衆生を救い済度するという使命と責任を持ってきたからです。」《北米巡回説法》アイスランドの一件の過程において、はじめに到着した学習者は、真相を伝える中で多くの仕事をこなしました。たとえばメディア、政府機関、人権団体を訪問し、あるいは民衆に直接法を広げる等、民衆の支持を呼び覚ますのに大きな作用を働きましたが、わたし達がはらった努力と相応する効果に対して、理知的な認識を持たなければならないでしょう。終始はっきりとした意識を持ち、自分と大法と師父との関係をよく置かなければなりません。 

師父の経文から一部を抜粋致します。どうぞ皆さんもお読みになってお互いに励まし合いましょう。「責任者が常人の中でどんなに多くの仕事をやったにしても、全て自ら進んで大法のために仕事をしていますが、仕事の成功は常人の中での現れ方に過ぎず、人に法を得させることと大法の広まりは、大法そのものの威力と法身の具体的な按配によるものです。わたしの法身がこれらのことをやらなければ、大法を広めるどころか、責任者自身を守ることも保障され難いので、自分がいかに偉いかと思わないでください。大法には、名も利も官もなく、ただ修煉だけです。」《猛撃一掌》

現在アイスランドの民衆は、法輪功に対して大きな支持を表していますが、このような支持は決して十分に法輪功の真相を理解したうえではなく、多くの人は自身の自由と人権を守るためのものであったのではないかと思います。一方政府は、今なお及ぼしている極めて悪い影響に対して、具体的な是正措置や補足を施していないため、アイスランド国民の未来における歴史の中での前途は懸案となり、未だ解決されていないことではないかと思います。大法の弟子として、遂行した具体的な仕事は、法を正し世の人を救うという全体の中で、どのような作用を果たし、歴史的な任務を果たすことができたのかを、明白に把握するだけではなく、機縁を結び、深くかつ細部に渡り、政府や民衆に向かい明確に真相を伝え続けなくてはならないと思います。世の人の未来における位置が良きものであるよう最大限に助けていきましょう。