金子容子さん救出・新潟ウォーク リレーについての報道
『産経新聞』平成14年7月23日 火曜日
法輪功 中国当局に身柄拘束の金子さん
労働矯正処分に 支援の会「早期救出したい」
五月下旬に北京市内で気功集団「法輪功」への弾圧に抗議するビラを配布中、身柄拘束された中国籍で羽茂町の主婦、金子容子さん(37)が、中国当局から一年六ヶ月の労働矯正処分の決定を受けていたことが、二十二日までに分かった。
決定書によると、金子さんは五月二十四日、北京市の住宅地などで法輪功の宣伝物を配布し、社会秩序を妨害。国務院の規定により、来年十一月二十三日まで労働矯正を受けるという。
決定文は六月二十四日付になっているが、金子さんの姉が以前勤めていた同国黒龍江省の学校に郵送されたあと、実家に転送されたため、夫の篤志さん(46)がこれを知ったのは今月十日だった。この間、外部省を通して中国当局へ出した面会要請に返答がなかった。
「金子容子さん支援の会」の北島満世話人によると、労働矯正は決められた収容期間に関係なく、「思想矯正」がなされるまで釈放が難しいとされる厳しい処分。北島氏はこの決定について、「弁護士もつかない中での理不尽な決定で、最悪の結果。しかし、決定に屈するつもりはなく、早期救出したい」としている。
『産経新聞』平成14年7月23日 火曜日 社会
気功集団の在日女性に判決
中国で非合法化とされている気功集団・法輪功の日本在住メンバーで、今年五月に北京で法輪功の宣伝ビラなどを配布して中国当局に連行された金子容子さん(38)が、このほど矯正労働一年六か月の判決を受けた。法輪功の海外拠点が明らかにした。金子さんは中国籍だが日本人の金子篤志さんと結婚、新潟県羽茂町に移住していた。篤志さんや日本の法輪功メンバーらが早期解放を求めて署名運動などを行っている。金子さんと一緒にビラを配った日本人女性らも当局に拘束されたが、日本籍だったため、国外退去命令を受け日本に戻った。
『新潟日報』平成14年7月23日 火曜日 社会
法輪功女性拘束
救出支援団体が新潟市役所訪問
中国・北京で気功集団「法輪功」の弾圧に抗議した中国籍の左渡羽茂町上山田、主婦金子容子さん(37)が中国当局に不当に拘束されたとして、金子さんの救出を支援する団体が二十二日、新潟市役所を訪れ、支援活動への支援を求めた。
支援団体は、県民に金子救出を訴えて回る「ウォークリレー」の一環として各自治体を訪れる。この日、県庁や新津市役所も訪れたほか、二十八日までに長岡市、三条など十市町村を回る予定だ。
同団体に参加する大阪市の大学院生牛彬さん(34)は「金子さんは拷問されているかもしれない。真相を市民の皆さんに知ってほしい」と訴えた。対応した新潟市秘書課は「市長に伝えます」と答えた。
『読売新聞』14年7月23日 火曜日 地域ニュース
帰国支援団体が県などに理解求める
中国で拘束の女性問題
中国・北京市公安局に実柄を拘束され、日本人の夫のもとに帰れない中国国籍の羅容(ロアロン)=通名・金子容子=さん(37)を日本に帰そうと活動している「金子容子さん救出支援の会」のメンバーが二十二日、県や新潟市に理解を求めた。
容子さんはいとこら二人とともに、五月二十四日に北京市で気功集団「法輪功」の宣伝ビラを配ったところ、同公安局に身柄を拘束されたままになっている。
同会のメンバーは、二十日から県内の主要都市を歩いて署名活動を行っており、二十二日も加茂市から栃尾市まで歩いて容子さんの帰国実現を訴えた。
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