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全世界が香港当局の法輪功学習者誣告政治裁判に重大な関心


【明慧ネット8月5日】現在までの、具体的な問題の論議において当事者双方の是と非に明確な判断を下せる法廷対決はほとんど見られなかった。しかも、道徳価値において双方の正と邪に明白な結論を出せる法廷対決もほとんどなかった。しかし、香港当局の16名の法輪功学習者への政治裁判において、双方の是と非、正と邪は一目瞭然であった。

今回の事件において、当事者の法輪功学習者だけではなく、あらゆる香港居住者、香港でビジネスに携わる者、人類道徳の前途に関心を寄せる人々は今回の政治裁判に注目すべきである。

今年3月に、16名の法輪功学習者は“交通妨害”と“警察襲撃”の廉で訴えられたが、証人の証言と現場で撮影したビデオから、“交通妨害”と“法輪功学習者襲撃”はまさに香港警察であることがわかった。今回の誣告はすでに当事者の12名の香港住民と4人のスイス公民及び彼らの親族、友人の日常生活に大きな困難を来たしており、しかも、彼らに大きな経済負担をもたらしている。理性のある人は誰でもこの点からだけでも結論を出せる:この16名の法輪功学習者への起訴はとっくに取り消されてしかるべきである。

アナリストは皆、今回の裁判は単なる警察の誣告事件だけでなく、 “一国両制”の試金石であることに気付いている。この制度は名目上、香港であと45年施行されるはずである。一方、江沢民当局からの圧力は香港の自由の雰囲気と司法の公正を侵食しており、しかも、政治的な圧力は“一国両制”の瓦解を速めており、専制が法制に取って代わりつつある。

これは、どのような結果をもたらすだろうか?もし、あなたに後ろ盾がなければ、法律に保護されなくなり、あなたのビジネスは恣意的に罰金取立ての対象にされ、財産は勝手に剥奪され、個人の自由も侵害されることになる。このような社会において、たとえあなたが今日自分はまだ安全だと思っても、明日になれば、専制の被害者となりかねない。

独裁者に屈服し、媚を売ることは決して長い繁栄を保てる公式ではない。今回の政治的な裁判を通して江沢民の迫害運動を香港に取り入れることは必ずや香港の歴史の卑しい一頁となり、同時に香港の国際像も損害を受ける。法制の喪失は必然的に社会の不安定、投資の移転、繁栄の消失をもたらす。もし、我々が江沢民当局の法輪功学習者迫害で香港の自由と公正を壊す行為に沈黙していれば、結局被害者はほかでもなく香港社会そのものである。

また、今回の裁判は香港の“一国両制”への挑戦だけでなく、普遍的な世の原則である真善忍への挑戦である。当事者の16名法輪功学習者は中国大陸で迫害を受けている法輪功学習者のために無償で請願活動を行った、彼らの行動は彼らの良知から来た行為であり、あらゆる法輪功の学習者と同様に、真善忍の原則で自分を律するように努力している。彼らの行為はこの原則に導かれたものだ。しかし、この原則はほかでもなく江沢民が最も恐れ、しかも極力反対しているものである。
この三年間、江沢民の法輪功への鬼気迫る迫害を見てみると、彼の悪辣さに驚愕する。中国で真善忍の三文字を布に書いて皆の前で持ち上げると、外国人ならば、暴力的に強制送還される。中国人であるならば、彼は殴打され、監禁され、酷刑で苦しめられ、ついには虐殺される。世界に真善忍の三文字を危険のスローガンと見なす政権があるだろうか?世界に真善忍の三文字を聞いた途端に身震いしたり、気が狂ったりする独裁者がいるだろうか?13億人口を有する国において、独裁者が「真善忍を信仰する人を殺したら、責任を問わず、自殺とする」と警察に命じたのは世界すべての人の道徳と良知への蔑視と侮辱ではないのか?

この16名の法輪功学習者が大陸独裁者の無辜の民衆に対する虐殺、真善忍の原則を踏み躙ったことに抗議した際に、香港の警察——納税者に養われるいわゆる法律執行者は独裁者の圧力の下でこの16名の平和的、無私の法輪功学習者を誣告した、彼らの行いは悪人を助け悪事を働くことではないのか?無辜の民衆の虐殺を助けているではないか?香港の法廷がこの16名の罪のない法輪功学習者に政治的な裁判を行ない、公然と誣告者に擦り寄ったことは独裁者と共に真善忍の原則を侵害しているではないか?独裁者と共に文明世界の道徳良知を嘲っているではないか?

歴史に政治強権が罪のない民衆を迫害した前例が多くあり、しかし、どの例においても、その迫害は当該地域或は全体的な世界に巨大な代償を払わせた。今回の香港をこのような例にならないようにして頂きたいと願う。

香港の裁判結果は巨大でかつ深遠な反響をもたらすだろう。全ての良知や理性のある人にとって、今回の裁判の是非、正邪は自明である。香港公民にとって、今回の政治的迫害から法輪功学習者を保護することは香港のすべての人の利益を守ることになる。世界のあらゆる善良な人々にとって、法輪功学習者の真善忍の原則に従ってよい人間となろうとする権利を保護することは人類の未来の福祉を保護することになるのだ。